昨日、北名古屋市のお客様から、サーティンティード(CertainTeed)社の
ニューキャッスルXTという窓のコイルバランサーが切れたとの相談を
頂きました。
14年程前新築された際に取り付けたシングルハングサッシだそうですが、
交換してくれる住宅メーカーも分からず、NETでホームメイドを見付けた
とのことでした。
写真にあるようにサッシのサイドジャムにあるレール溝の中に、丸まった
コイル・スプリングがご覧頂けます。
正常な状態では、こういう形でステンレスのコイルが見えることは
ありませんが、コイルが断裂してしまうと丸まって露出します。
狭い溝の中に入っている部品ですから、特別な工具がないと窓枠を切断
する以外に部品を交換することは出来ません。
また、可動する建具の大きさや重さが分からないと、コイルバランサーの
長さや強度を算定出来ませんから、リフォーム業者やサッシ屋さんでは
手も足も出ないはずです。
このサッシは湯気や水が充満した浴室にありますから、いくらステンレス製
と言えども劣化してしまうのは避けられません。
日頃からサッシに付いた水分を拭き取ったり、窓を開けて乾燥させたり
していれば少しは寿命が延びるのですが、なかなか細かな処までやれない
のが現実です。
やはり、15年くらいでコイルバランサーも交換して頂いた方がいいかも
知れませんね。でないと、窓を開けられず余計に湿気が浴室に溜まって
しまいますから・・・。
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