スゴいダンス50に入れてもらいました  

 

 

さまざまな世代で心を躍らせてくれたダンスをプロのダンサーが厳選して、年代別に紹介してくれるこの番組。

 

 

まずは1970年代から。


(1) ピンクレディー

当然、ピンクレディーは必須でしょう。

歌いながらガッツリ踊るというスタイルを初めて体現したふたり。

 

(歌は「UFO」)

 

そりゃあもう、あの頃は子供たちがみ~~んな、踊ってましたからねぇ。

ミーちゃん・ケイちゃんの立ち位置が変わらないのは、振付を覚えやすくする工夫だったらしい。

 

(2) SOUL TRAIN(ソウルトレイン)

 

 

アメリカの伝説的ダンス番組。

ブラックミュージック、ダンスを中心に紹介し、70年代のディスコブームを引っ張った立役者。

私もちょっとだけ、覚えてます。

TRFのSAMさん、モーニング娘。の振付担当の夏まゆみさんもこの番組のダンスをお手本にしていたそう。

 

(3) ジョン・トラボルタ

 

 

世界的に大ヒットした「サタデー・ナイト・フィーバー」。

ビージーズもこの映画のサントラがヒットして、ディスコでも大流行、再び全盛期を迎えましたね。

 

(4) ジンギスカン

日本でも大ヒットした「ジンギスカン」は、メロディーも一度聴いたら忘れられないけれど、映像も衝撃的。

ダンスと歌の完全分業制、ダンサーひとりが踊りまくる衝撃のフォーメーションがすごすぎる。。。

 

 

個人的には「脳ベルSHOW」の「あるなしクイズ」でもおなじみ。

「ジンギスカン」はご存じのとおり、オリジナルはドイツ語なんです。

いつかカラオケで(コロナ明けにね)原語で歌ってやろうともくろんでおるのですが、速すぎて克服できてませんの。

 

(5) 西城秀樹

 

(かわいすぎるぞ)

 

「ジンギスカン」のあとに「ヤングマン」とは、涙があふれるぜ。。。

ポイントはもちろん、「パイオニア」であること。

 

 

紹介してくれたパパイヤ鈴木さんによると「体で文字を表現するはしり」だと。

 

(映像は歌謡大賞のやつ)

 

振付の一の宮はじめ先生が当初考えたのは「A」のあと腕を水平に振り出すやつ。

 

 

水平に振り出すのが「A」の横棒にあたるのだと。

 

 

でも秀樹さんは「わきあいあい」にしてて、一の宮先生は「なかなかちゃんとやってくれないんだよね」って。

 

(ぼくだけちがう???)

 

確かに、バックのスクールメイツは水平振り出しなのよ。

 

 

中居クン、「ノリって大事だねぇ~、秀樹さん、のっちゃったから。」って。

いやいや、「わきあいあい」になったのは、狭いところで周囲に当たらないように、という秀樹さんの気遣いなんだよ~~。

あれ、武田鉄矢さんの番組で言ってたよね。

 

 

ここまで説明してくれたらカンペキ、だったけど、まあ、いいや。。。

 

ここからは1980年代。

 

(6) 少年隊

ジャズダンス仕込みの踊りの美しさは絶品。

 

 

美しいのは軸がブレないから。

ということは体幹が強くしっかりしているのね。

これぞ鍛錬のたまものであります。

 

(7) マイケル・ジャクソン

 

 

キング・オブ・ポップ、まさにレジェンド。

あらゆるダンスもマイケルを通すと、マイケル・ジャクソンという「ジャンル」になる。

中居クンに言わせると、もはや「カレーライス」。。。

 

 

マドンナの専属ダンサー、TAKAHIROさんによると、誰にもマネできないリズム感とシルエットの作り方をうまくマッチングさせたのがマイケルだと。

 

 

そう、どこを切り取っても決まってるのよ。

 

 

 

(8) 風見しんご

実はブレイクダンスのパイオニア、風見さんに影響を受けたダンサーはとても多いそうです。

単身渡米してダンスを覚え、ブレイクダンスとポッピング、ロッキングを合わせて普及させたという。

 

(歌はなつかしい「涙のTake a Chance」)

 

ごめんなさい、そんなこととは知りませんでした。

 

(9) セイントフォー

 

 

エアロビ+アクロバットを歌に導入した、時代を先取りしすぎた(?)アイドル。

 

!!!!!

 

みんな側転してるし。。。

あまりに懐かしいので調べてみたら、プロデュースは加瀬邦彦さん、振り付けは一の宮先生だって。。。

 

(10) マイケル・チェインバース

映画「ブレイクダンス」でみせた神業ダンスには風見しんごさんもぶったまげたそうです。

 

(11) ジャネット・ジャクソン

 

 

バックを従えた群舞が超カッコよかった「リズム・ネイション」。

ちょうどMTVがはやり始めたころで、よく見てましたねぇ。

 

(12) 光GENJI

元祖ローラースケートアイドル。

実は曲の後半は、ローラースケートどころか、衣装まで脱いで踊るところがあり、さまざまなジャンルの動きも取り入れられていたのがポイント。

 

 

(13) ボビー・ブラウン

 

 

EXILEの振付で有名な「ランニングマン」を34年前に初めてやったのがボビー・ブラウンだったそうで。

 

中居クンも、ジャニーズの中でもダンスの実力はよく知られていて、ロックダンスを日本に広めた、とスタジオゲストのプロたちも口々に語るくらいなのですが、ご本人はいたって謙虚。

奥ゆかしいのよね。

 

ここからはまたレジェンド、マイケル・ジャクソン、彼が後世に影響を与えたダンスのおはなし。

マイケルはレジェンドなので、ひとりで4ポイント取ります。

(14) ハットプレイを踊るマイケル

日常生活の動作をカッコよくダンスに取り入れた。

(それって、一の宮はじめ先生の振付もそうじゃなかった???)

 

(15) クリス・ブラウン

マイケルのハットプレイ(帽子をかぶるポーズ)を取り入れている。

 

(16) インディアンウォークを踊るマイケル

細かいリズムを刻んだダンスの代表格。

止めたポーズでキメを作るには、対照的に細かいビートが必須なんだそうです。

だから、カッコいいんだね。

 

 

呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン、でピタッと止まってるって、誰もできないよね。

 

(17) Ne-Yo

マイケルのインディアンウォークを取り入れている。

 

(18) 「スリラー」のマイケル

MVもふくめて大ヒットした「スリラー」、単体で見るとコメディタッチな振付も、音楽と合わせて全体的に見るとバッチリきまる。

いや、あれはマイケルだからだよ。。。

 

(19) Dream 5

「ようかい体操」を振付したラッキー池田さんは「スリラー」をモチーフにしているそうで。

 

1990年代に入ります。

 

(20) MCハマー

 

 

このカニ歩き(?)は覚えておられる方も多いのでは?

DA PUMPの「U.S.A.」のインベーダーゲームみたいなのは、このダンスがモチーフ。

(わたし、、、MCハマーとボビー・ブラウンがごっちゃになっていることに今さら気づく。。。)

 

(21) ZOO

 

 

男女混合ユニットのさきがけ。

「Choo Choo TRAIN」の、あのEXILEがぐるぐる回る「ロールダンス」はこのグループがオリジナル。

 

(22) マドンナ

クイーン・オブ・ポップ、マドンナ。

 

(歌は「VOGUE」)

 

メジャーデビューは1980年代前半で、それもかなり鮮烈なものだったけれど、そこからずっと進化を続けているのはすごいです。

 

(23) TRF

歌、DJとダンスを融合したユニットというだけではなく、ハウスとジャズ、ダンスのジャンルも融合した小室ファミリーの雄。

彼らが出てきた当時はまだ「バックダンサー」と呼ばれるくらい、歌とダンスは別々。

だからSAMさんたちのダンスソロのパートでは、照明を当ててもらえなかったそうです(泣)。

小室さんからスタッフにコンセプトを説明してもらって、やっと照明を当ててもらえるようになったと。

 

(やっと日の目が。。。)

 

いつの時代も、道を切り開いてきたパイオニアたちは苦労してるのよねぇ。

 

(24) MAX

ユーロビートでブレイクしましたが、彼女たちはジャズダンスの基礎がしっかりしている。

 

 

映像は「TORA TORA TORA」。

余談ですが、コアダンスのオンラインレッスンで先生がこの曲を使われていて、タイムリーでちょっとうれしい。

 

(25) V6

トニセンもカミセンも身体能力が高かったのであります。

 

 

やっぱり、ジャニーズはすごい才能集団なのである。。。

 

(26) SPEED

 

 

踊りもキレッキレだし、歌もうまい

当時は、すごいローティーンが出てきたもんだとたまげたものです。

 

(27) バックストリート・ボーイズ

「エヴリバディ」ではダンスのジャンルの切り替えが秀逸。

 

(28) モーニング娘。

「LOVEマシーン」ではつんくさんの「おもろくしたいねん」というオーダーから芸人さんの動きを振付に取り入れたらしい。

 

(しかも坂田師匠。。。)

 

さて、バレエ界から選出されたのが熊川哲也さん。

16歳で英国ロイヤルバレエ団に入団、その後の活躍はご存じのとおり。

すごすぎるので、ひとりで3ポイント。

(29) 難しい超絶技を連続で繰り出せる熊川さん

(30) 重力を感じさせない熊川さん

 

(うわ)

 

(ありゃあ)

 

ひとつひとつの筋肉が美しすぎる。。。

 

(31) 人間の域を超えた連続回転ができる熊川さん

永遠に回れそう、って、それは無理でしょう。。。

これは、筋力があるとか、センスがあるとかだけではなくて、日々の積み重ね、これもまた鍛錬のたまものなのでしょうね。

 

2000年代です。

 

(32) ビヨンセ

 

 

簡単そうに踊っているけれど、10cm以上のヒールをはいているらしい。

 

(33) 藤井隆

歌って踊れる芸人さんの代表。

 

 

スタジオにいるプロの皆さんからの評価も上々。

 

(34) B2K

10代でデビューし、全米1位に。

 

(35) OK Go

4人のおじさんたちがルームランナーを使って定点撮影した「Here It Goes Again」のMVは秀逸。

(見たい人はググってみて)

 

(36) GOGO BROTHERS

ロックダンス世界大会でも優勝した、恐るべき実力を持つ日本人兄弟ユニット。

 

ここからはダンスと切り離しては語れない、K-POPユニット。

(37) 少女時代

みんな美脚なのだよ~。

 

(センターはスヨンちゃん)

 

そうそう、韓国のバラエティ番組でのトークでは、立ち方に気をつけたり、足にもファンデーションでシャドウをつけて少しでも細く見せる涙ぐましい努力をしていた、と彼女たちは言ってました。。。

 

(38) PSY(サイ)

馬ダンスで大ヒットした「江南スタイル」。

 

(オッパ カンナムスタ~イル)

 

馬ダンスは簡単そうに見えて、手と足が合わなかったり、けっこう難しい。

 

(39) BLACK PINK

 

 

全体的には難しい振り付けだけれど、一部キャッチーな振りが入っているのがバスるポイントなのだそう。

 

(40) BTS

 

 

出ましたBTS。

これまでのK-POPユニットはシンクロを意識してきたけれど、リズムのノリは揃えて全員が少しずつ違うのが、最近は流行るらしい。

 

今は、簡単に覚えられるだけではダメで、ちょっとがんばって踊りをマスターできるくらいが、世間には受けるのだそうです。

そのあたりのさじ加減が難しいでしょうね。

 

さあ、2010年代。

 

(41) EXILE

この時代になっても新たなステップを生み出しているのがスゴイらしい。

 

(42) ブルーノ・マーズ

グラミー賞も受賞した超人気アーティスト。

 

 

映像は、スーパーボウルのハーフタイムショー。

上手いのは当然なんだけど、ラク~に楽しそうに踊れるところに余裕が感じられる。

 

(43) 三代目 J SOUL BROTHERS

 

 

「ランニングマン」の振付でおなじみ。

 

(44) Kida The Great

ジャスティン・ビーバーのMVに10代でデビューした若き天才ダンサーなのだそう。

存じ上げなくてごめんなさい、「Kida」というと「キダ・タロー」さんしか思い浮かびません。。。

 

(45) NiziU

 

 

あの「縄跳びダンス」はスマホで撮影しやすいように縦長の動きを中心に振付していて、SNSに投稿しやすい仕組みなんだって。

やるなぁ、JYP。。。

 

(46) なにわ男子

どちらかというと女性アイドルにつける、手が顔に近い振り付けなのだそう。

 

 

アイドルにもジェンダーレスの波が。

だって、みんなかわいらしいもの。

 

ここからはスタジオゲストの三浦大知さん。

歌いながらキレッキレに踊れる、唯一無二の存在。

なんと9歳で「Folder」としてデビュー。

 

 

あの頃からすごいうまかったのだよ。

MAXやDA PUMP、SPEEDも先輩なのだそう。

 

 

三浦さんもひとりで4ポイント。。。

(47) 歌いながら床ででんぐり返しできる三浦大知

(48) 細かい音も逃さず繊細に踊る三浦大知

(49) あらゆるダンスを吸収する三浦大知

(50) 世界の一流ダンサーが終結したMV

 

(50)のMVは、「(RE)PLAY」という曲です。

とにかくすごいので、見たい人はググってみて。

 

中居クンのおっしゃるとおり、歌の上手い人はいっぱいいるし、踊りの上手い人もいっぱいいる。

 

 

どっちも上手い人、となるとグッと減ってくるのよね。

みんなの疑問は、歌と踊りはどうやって高めていくのかということ。

 

三浦さんいわく、歌だけ、踊りだけ、と分けて鍛えられないんですって。

一度、筋トレで身体の方を鍛えてみたら、筋肉が声帯に影響して高い声が出なくなったらしい。

 

 

結局のところ、歌いながら踊ることを地道に訓練していくしかないのだとか。

やっぱり、どんなことにも近道はないのですなぁ。

私たちが見て楽しんだり感動を覚えたりするのは、そんな努力や工夫があるからなのでしょうね。

 

秀樹さん、すごい50人に入れてもらえてよかったです。

 

 

今日も最後まで長文におつきあいいただき、ありがとうございます。