こんにちは、凸凹君のママです。
ママの役目は通訳なんだと再認識したお話です。
この時期に小学校で体力テストがあるんですね。
参加できなかった凸凹君のために、担任の先生が放課後に個別で行ってくださいました。感謝。
放課後の体育館は、学童の子どもたちが使用していました。
その一角を借りての体力テストでした。
普通に小学生が室内で遊んでいるレベルの音量ですが、学童の子どもたちの人数が多く、凸凹君にとってはかなりうるさく気が散る環境でした。
正直ちょっと心配になりました。
それでも先生と一対一のやり取りなので、凸凹君は一生懸命指示を聞いて行動しようとしていました。
多分先生には普通のことに見えたでしょうが、私からするとその頑張る姿勢を見せているだけで「えらい!」と思ってしまうわけですが(笑)
でも、残念ながら先生の指示がちゃんと伝わらない
勿論全てではなく伝わっているものもありましたが、半々くらいでしょうか。
先生の指示の仕方は、小学3年生に対するごく普通の対応だったと思います。
だから、凸凹君には伝わらなかったんでしょうね・・・。
いくらうるさい環境下とはいえ一対一でこれですから、集団では厳しいですよね。
私は、最初は少し離れたところから見ていましたが、結局適宜通訳に入りました。
メジャーの端を押さえて計測の手伝いもしました(笑)
ここで言う「通訳」とは言葉そのものだけでなく、声のかけ方や表現の仕方、確認方法なども含めた伝え方全体のサポートです。
ほぼ週1登校で、しかも特別支援教室(通級)の時間しか行っていない凸凹君は、教室で過ごす時間がほとんどありません。
3年生になってからの担任の先生とのコミュニケーションは、挨拶と提出物のやり取り程度しかありません。
その中では
- しっかり受け答えができている
- 特に困りごとはなさそうに見える
と評価されていました。
そうなんですよ。
一見、そうなんですよ!
だから困っていることに気付いてもらえなくて、困ってるんですよ!!
それを就学相談時からず~っと言い続けてるのですが、やはりなかなか普通学級の先生には理解してもらえません。
そして学年が変わるとその訴えは引き継がれず、「大して困っていなさそう」という前担任の先生の認識が引き継がれてしまうようです。
特別支援教室やSC、療育等の支援関係者には、理解してもらえるのですけれどね。
どうも凸凹君の小学校では、横の情報共有があまりされていないように感じます。
特別支援コーディネーターなる人が上手く機能していないようです。
私、会ったこともないですし!
(普通は面談等があるらしいですね)
さて、体力テストで再認識させられた要通訳問題ですが、学習面でも起こります。
凸凹君は、問題を読んだり動画を見てすんなりと理解できないととなります。
「泣くほど難しい」というわけではなく、「すんなり理解できないこと」に対してのプチパニックです。
人はわからないからこそ勉強するわけで、一度で理解できなければもう一度見直す、質問する、それでいいと思いませんか?
なんですかね、常に自分は一発で理解できるとでも思っているのでしょうかね(笑)
だからその想定と異なる結果にプチ☆パニック!
自分の仮想ハードルをもっと下げてほしいものです。
そのハードルが幻影だと、いつか気づくでしょうか(笑)
実際大して難しいものではないことが多いので、私が説明してあげるとすんなり理解できて、その先はサクサク進められることが多いです。
ここでも私の役目は凸凹君語への通訳なんでしょうね。
ちなみに学校で同様のことがあったときは、泣くことは我慢していたようですが、その代わりに石のように固まって耐えていたようです。
学校には通訳さんがいませんからね・・・。
凸凹君は理解力は割とある方だと思うので、通訳付きならばちゃんと自分のものにできます。
そして凸凹君の認識では「これが本当のボク!」なのかもしれません。
間違ってはいないし自分に自信を持てないよりはいいんですが、あくまで通訳付きでの話。
最近は通訳するだけでなく、通訳なしでも凸凹君が理解できるようになればと、少しずつですが色々と教えています。
中々明確に言語化できないことも多いですから、結局はいかに経験でパターンを蓄積していけるかになりそうですが、失敗しても許される子供のうちにしっかり経験を積んでいってほしいと思います。