一人息子・凸凹君の、発達障害や不登校やお勉強のことを書いているブログです。

 

こんにちは、凸凹君のママです。凸凹君を見ていると、その独特のものの捉え方に感心したり不思議に思ったりすることがあります。

 

 

理科で、絵を見て名前を答える問題がありました。

 

【資料の写真】

 

【問題の絵】

 

植物の名前がわからなくても、ぱっと見の形状で右の写真を選べると思うのですが、右の写真との間で、ものすごく悩んでいました。

どうして悩んでいるのか聞いてみると・・・

 

 

 

 

 

 

 

絵には子葉の間に芽があるでしょ?

左の写真には芽があるけれど、右の写真にはないから。

 

全体の形状より、芽の有無に目が行くんですね。

細かいところに気が付くのはいいことです。

確認すると、全体の形状からすれば右の写真に近いということは認識していました。

しかし、これだけ葉の形が違っても、芽の有無の方が彼にとっては重要らしいのです。

 

この芽の有無については、子どもならではの視点なのかもしれませんが、発達障害の特性の一つに、物事の優先順位がわからない(一般的なものと異なる)というのがあるので、それかもしれないと感じました。

 

芽の有無にこだわっていた凸凹君ですが、

右の写真はまだ種の殻がついているし、子葉が出たばかりではないか?

この後芽が出てくると予想できる。

(=この写真と絵では切り取った瞬間が異なっている)

 

なので全体の形状で判断しよう!

(=判断基準の優先度が高い)

という説明で納得しました。

 

こういうのは、多くの子どもはわざわざ説明されなくてもわかることなのでは?と思うのですが、どうでしょうか。

 

きっと発達障害の子(大人も?)には、普段から同様の問題が起きているのだろうなと感じています。

大多数が理解できる説明(もしくは説明なし)では理解できないが、本人に合った説明や伝え方にすれば理解できる。

知的水準の問題ではなく、言語の違いに近いような気がします。

日本語を話しているようで、「凸凹君語」のようなものがある感じです。

 

集団が苦手なのは、こういう理由もありそうです。

 

 

 

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