お稲荷さんを参拝すると、ピカピカの新品の前掛けをかけた狛狐を見ることがあります。
中に入っている眷属は、それはもう嬉しそうにニコニコしています。
以前にも書きましたが、意外とお稲荷さんはこの前掛けのプレゼントが嬉しいのです。
こちらの記事ですね。
この記事の最後に書いたように、
喜ぶ理由がわからなくて謎だったのですが……答えがわかりました。
プレゼントされた前掛けには、信仰心が厚い人の、その「信仰」の心が入っているのです。
前掛けを奉納するということは、お稲荷さんがいるということを、心の底から信じています。
正確に言えば、「信じる」よりも、もっと深い気持ちです。
空気があることを疑っていない、
と同じように、お稲荷さんがいることを疑うことなく、普通だと思っているのです。
これは「信じる」よりも強い気持ちです。
その気持ちでお稲荷さんを敬うことは、透き通ったピュアな信仰心を持っている、ということです。
その信仰心が入った前掛けだから、眷属は格別に嬉しいわけです。
ピュアな信仰が入ったものを身につけていると、肌触りがいいというか、心地いいのですね。
それで、ニコニコと上機嫌になります。
お供え物もそうです。
神様に飲んでもらおう♪ と持っていくお酒や、神様に食べてもらおう♪ と持っていくお団子など、そのお供え物には、ピュアで厚い信仰心が入っています。
ですから、お供え物も特別に美味しいわけです。
どちらも本当にものすごく喜んでもらえます。
お供え物も前掛けも、「喜んでくれるかな~♪」と、ワクワクしながら持っていくといいです。
神様のことを思う、その純粋なワクワクした気持ちがたっぷりと入るので、信仰心がいっぱいに詰まった、あたたかい贈り物になります。