祈祷をお願いすると、神社によっては、祈祷後にその場でお神酒(おみき)を授けてくれます。
巫女さんがお神酒を盃についでくれて、拝殿内で飲ませてくれるのです。
そうではなく、授与品として小さなビンや容器に入ったお酒をくれる神社もあります。
もちろん新品未開封のお酒です。
でも、ただのお酒ではなく、神前にお供えされていたものです。
このお神酒を自宅の神棚に、「〇〇神社でいただきました」「お土産です」とお供えするのは間違っているのでしょうか? それとも喜んでもらえるのでしょうか?
という質問をいただきました。
祈祷をして神社からいただくものは、おふだ以外に、お守りや絵馬、盃、お塩、お神酒、お米、昆布などいろんなものがあります。
かつおぶしをもらったこともあります。
いただけるものは神社によって違うので、ある意味、楽しいです。
祈祷でもらったこれらの食品は、神様の「お下がり」です。
神様にお供えしたものを、「どうぞ」と分けて下さっているのです。
ですから、そこの神様の波動入りです。
食べて体内に入れると良い効果があります。
神様からのお下がりは人間にとって、ありがたいものなのです。
しかし、神棚の神様にとっては……他の神様の「お下がり」ですから、喜んでもらえることはありません。
たぶん、お供えしても、口にはされないと思います。
他の神様が飲んだあとの……お下がりだからです。
でも、知らずに今までお供えしていたとしても、神棚の神様はその家の人が可愛くてたまりませんから、怒ったりすることはありません。
機嫌も悪くなりません。
「違うんだがな~」と思われているだけです。
ですから、お酒をお供えする時は、他の神様のお下がりではない、買ってきたものを神棚に上げます。
1日と15日に毎回ワンカップを買ったほうがいいのでしょうか……という質問が来ましたので、この部分をもうちょっと丁寧に書いておきますね。
まず、お店で新品の日本酒を買います。
ワンカップではない、ビンや紙パックに入ったものです。
これを「神様専用」として、人間がここから1滴も飲まなければ、毎回、この容器からお供えをしてかまいません。
ビンを開けて1日にお供えをして、残りを置いておきます。
15日にまたそのビンからお酒をお供えして、残りを置いて……と、なくなるまでそれを使っていいのです。
お塩もそうです。
袋入りでもパック入りでも、大きめのものを買います。
「神様専用」として、人間がこのお塩を使わなければ、毎回、ここからお供えをしても問題ありません。
けれど、ある日、「あら? お塩が切れたわ~」と、神様専用のお塩をちょっと使うと……そのお塩は人間が使った、使用後のもの、となります。
それはつまり、人間の「お下がり」のお塩になるわけです。
人間のお下がりを神様にお供えすることは、大変失礼になります。
まったく人間が使わなければ、神様専用として成立しますから、繰り返しそこからお供えしても問題ないのです。
ちなみに、1日と15日ではなく、お仕事がお休みの17日とか23日とかになっても、神様はお供えすることを喜ばれていますから、しないよりは、して差し上げたほうがいいです。
メッセージに個人的な返信は差し上げておりません~。
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