興福寺の東金堂の薬師如来さんはごりやくに光線を下さる、というお話を最新刊に書きました。
「その光線は、複数の人数分をお持ち帰りすることができますか?」という質問をいただきました。
たとえば、お父さんもお母さんも体の具合が悪くて何とかしてあげたい、でもペットのワンちゃんも病気なので、こちらも何とかしてあげたい……という場合ですね。
この場合、私だったら3回行くかな~、と思います。
薬師如来さんに「お父さんとお母さんとワンちゃんの、3人分の光線を下さい」とは言いづらいからです。
さらに詳しく言いますと、光線は「なんでもオーケーパワー」ではなくて、お父さんの病気用の光線だったら、お父さんにしか効きません。
一生懸命にお願いをして、本に書いているように光線を浴びやすいよう工夫をし、真言も唱え、お父さん用に光線をたくさんいただいたとします。
それを背負って帰宅してみたら、ワンちゃんの容体が深刻なものになっていた、お父さんよりも先にワンちゃんを助けなければ! と、もらった光線をワンちゃんに……と思っても、種類が違うのですね。
薬師如来さんが与えてくれた光線は、願掛けにそったもので、お父さん専用です。
願掛けで「お父さんの肝臓が悪くて、検査の数値が良くないんです。顔色も悪くて、ああでこうで……」と、具体的なお話をしていると思いますが、それを聞いた薬師如来さんが、その肝臓に効く光線をくれるわけです。
ですので、3人分いただきたいなぁと思われたら、3回通うことをおすすめ致します。
同じような質問(ではないような気もするのですが、思い出したのでついでに書きます)を、ずいぶん前にいただきました。
お寺に行ってそこで真言をもらった男性からです。
「帰宅して、この真言を妻や娘にあげることはできますか? 分かち合うことはできますか?」というものです。
残念ですが真言は、僧侶ではない一般人からは与えられない、伝えられないのですね。
さらに真言は、「本人」が「直接授かるもの」となっています。
ですから、奥さんや娘さんは、それぞれご自分でもらうしか方法がないのです。
「積極的にお寺に行かないんですよ~」という場合は、お坊さんが真言を唱えたCDでもいただけますから、それを利用してもいいと思います。
私が監修したCDは(お伝えしたい不思議話がたくさんあります。また先で詳しく書きますね)、円能院のご住職さんが真言を唱えて下さっています。
いただく質問で、「CDで真言を授かりました。この場合、真言を唱える時に思い浮かべるのは、円能院のお不動様なのでしょうか?」というものがありました。
真言を授かることと、ご縁をいただくことは「別もの」となっています。
真言は「使えるツール」としてとても便利です。
特に不動明王の真言は、持っていると身を守ってくれますから、もらっておいたほうが断然いいです。
お寺に行ったり、CDで手に入れることを強くおすすめします。
ご縁のほうは、自分が実際に会いに行った仏様に、仏様からいただきます。
ご縁をもらえたかどうかわからないという方がいらっしゃいますが、今まで参拝をしたお不動さんで、「大好き!」と思えるお不動さんがいたら、
もしくは何回も通って「親近感ある~」というお不動さんがいたら、ご縁をいただいている可能性は非常に大きいです。
というか、ほぼもらえていると思います。
金縛りなどにあって「助けてほしい!」という時は、一番好きなお不動さんか、足繁く通っているお不動さんを思い浮かべながら、授かった真言を唱えて、「助けて~!」とお呼びすると来てくれます。
「私にはそのようなお不動さんがまだいないんです」
「お不動さんに会いにお寺に行ったことがありません」という方も、大丈夫です。
真言は不思議なもので、真言独自のパワーを持っています。(授かった場合です。ネットで調べて覚えても効力は発揮しません)
授かった真言は唱えるだけで、真言自体が持つ力で守ってくれます。(私の体験談は →こちらです)
ご縁がまだでも、真言だけはいただいておいたほうがいいですよ~、というのが私からのアドバイスです。
質問にお答えできるのは、いつになるかわからない状況です。
誠に申し訳ございません。
メッセージに個人的な返信も差し上げておりません~。
こちらに詳細を書いておりますので →コチラ 何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
※著書はすべてアマゾンにリンクしています。