本日、未明に発生しました最大震度7を観測する北海道の地震により、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

 

テレビのニュースを見て、大きな被害状況に胸がふさがれる思いがしました。

 

被災者の皆様のショック・ご心痛はいかばかりかとお察し申し上げます。

 

現在もまだ停電中である地域にお住まいの方は、余震の恐怖もあって、暗闇で過ごされる夜はとても不安なことと思います。

 

安心して暮らせる日が一日も早く来ますことを、また、一日も早い日常生活が取り戻されますことを、心よりお祈り申し上げます。

 

*~*~*~*~*~*~*~*~

 

おとといの夜、宿泊したホテルでのことでした。

 

ぐっすり熟睡していたのに、私は濃い夢を見ていました。

 

その夢の主人公は私ではないのですが、なぜか気持ちが実感としてわかるという、そんな夢でした。

 

主人公の女性は川の手前にいます。

 

渡りたいのに、渡れません。

 

「だって、靴や服が濡れてしまう」と思っています。

 

舟が来れば、乗れるのに……舟は来てくれないのです。

 

「私がお金を持っていないから……」と悲しい気持ちでいっぱいです。

 

「浅瀬で渡るしかないのかな」と思い、「一番いいのはここから?」「いや、こっちのほうが浅そう、あ、でも、真ん中あたりは深そうだし、どうしよう……」と女性はウロウロしています。

 

お金がないから舟が来てくれない! と強く思ったところで……目が覚めました。

 

チラ、と時計を見たら、午前3時です。

 

丑三つ時ですね。

 

もっとも霊に遭遇しやすい時間、午前2時~4時のど真ん中です。

 

目覚めたら……部屋にはラップ音が響いていました。

 

しかし、猛烈に眠かった私は、お不動さんの真言を3~4回唱えて、「真言の力」で追い払って寝ました。

 

すると、10分もしないうちに、またしてもラップ音が響きます。

 

「わかってくれる人が来たから、この人になんとかしてもらおう!」と、思ったみたいです。

 

その音は、普通のピシッ! とか、パシッ! という音ではなく……。

 

なんと! 2つ折りの携帯(かつて大流行したものです)の閉じる音、なのです。

 

パシャン! というあの音が、大音量で、しかも私のすぐ耳元で、しつこいほど繰り返し鳴るのです。

 

無視していても、パシャン! パシャン! と、超うるさいです。

 

「あー! モー! うるさーーーーーーーっ!」

 

腹が立って、完全に目が覚めました。

 

目が覚めると、胸と背中の同じ高さのところに激痛を感じます。

 

交通事故か、どこかから落ちたのか、大ケガ(骨折)をして亡くなったことを知りました。

 

痛みが半端なく、イテテテテ、と言いながらも、2つ折り携帯の閉じる音がうるさくて、その女性がどういう状況なのか見てみました。

 

女性は三途の川を渡りたいのに渡れないみたいです。

 

そこに強くあるのは、「お金持っていないから、舟が来てくれない!」という念です。

 

歩いて渡るには深過ぎる、服も濡れるし、お気に入りの靴がダメになる、それが絶対にイヤ、という念も強烈にあります。

 

ああ、なるほど、そういうことか……と思っている間も、パシャン! パシャン! としつこいです。

 

( ̄ー ̄;   …………。

 

「あの、それ、マジでうるさいからあせる あなたのことはわかったから、その携帯を閉じるのやめて~」

 

そう言うと、シーンとなりました。

 

そこで、声に出してこう言いました、

 

「川は、あなたが自力で渡るしか方法はないよ」と。

 

「向こう岸はこちらとは全然別の世界だから、たとえ川の中で濡れても、岸に渡ると乾いてるよ。お洋服も靴も濡れないから」

 

「…………」

 

「大丈夫だから。向こう岸まで行けば何も心配することはないよ。大好きな人が待っているから行ってみて」

 

「…………」

 

「このままだと、ずっとこの状態から抜けられないよ? 思い切って渡るしか道はないのよ。本当に、本当に大丈夫だから」

 

そう言うと、女性は決意したのか、気配はスッと消えました。

 

このように、何か強いこだわりがある、自分自身を縛るような念がある、となると、それが引っ張ってしまうため、成仏が遅れます。

 

この女性なら、服や靴が(お気に入りを着ていると思われます)、濡れるのがものすごーくイヤ、という念です。

 

このような事態になった、そもそものきっかけは「舟が来ない」です。

 

「私がお金を持っていないから?」と、そこも引っかかっていますから、お棺の中にお金を入れてもらっていないと思われます。

 

ずいぶん前に、お棺に千円札を入れてあげましょう、というお話を書きました。(そのお話は →コチラ

 

その後、いくつか質問が届き、葬儀屋さんが入れる「紙の六文銭」でも大丈夫でしょうか? というものがありました。

 

紙の六文銭は、おもちゃのお札である子ども銀行券と同じです。

 

使えません。

 

役に立たないのです。

 

この女性の感覚では、「舟はタクシーのようなもの」と、とらえています。

 

ですから、たとえ千円を持たせてあげても、もしかしたら、「足りない!」と思うかもしれません。

 

千円では、タクシーで遠くまで行けないわ、と。

 

この金額は祖母が亡くなった時のアドバイスでしたから、40年以上前のお話になります。

 

その頃は千円で結構長い距離を乗れたのかもしれません。

 

今回のこの体験で、今後両親や親戚が亡くなったら、1万円札を持たせてあげるべきなのだ、と私は学習しました。

 

タクシー感覚だったら、千円は「足りない……」と思い込んでしまうかもしれません。

 

それが、成仏を遅らせてしまう念になったら困ります。

 

そして、今回新たにわかったのは……。

 

現代の若い人(たぶん、30代後半)は、幽霊になっても携帯を持ってるのですね~。

 

興味深いです。

 

現代版幽霊だなぁ、と思いました。

 

「へ~」とか「ほ~」と1人で考えつつ、それからまた、ウトウトとしていたら……。

 

ポロリン! という、私のショートメール受信音と同じような音が、大きく部屋に響き渡りました。

 

「え? なに? なに? 今度はなに?」

 

ぼんやりと目覚めると目の前に、絵文字の「ハートマーク」が見えて……スーッと消えていきました。

 

ああ、彼女は無事に川を渡ったのだな、成仏したんだな、と思いました。

 

私にお礼を伝えてきたのです。

 

絵文字で。 照れ

 

時計を見たら、すでに朝の清浄な時間になっていました。

 

時間からも成仏したことがわかります。

 

お礼が絵文字メールというのも、ラップ音が携帯を閉じる音というのも、なんだかあまり怖くないな〜、という幽霊でした。

 

現代版幽霊ですね。

 

今回の体験は新しい気づきをもらえて、私にとっても勉強になりました。

 

「幽霊さん、ありがとう!」と、私のほうからも彼女にお礼を言ったという、そのような出来事でした。

 

 

【追記】

幽霊が全員、彼女のように、ただ成仏したいだけとは限りません。

タチの悪いものもいますし、「魔」もいます。

ですので、ハッキリわかるという方以外は、気軽に声をかけるのはやめておかれたほうがいいと思います。

 

 

 

 

大変申し訳ございませんが、質問が非常に多く届いておりまして、お答えするのは、いつになるかわからない状態です。

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