なんだかお不動さんシリーズみたいな感じになってしまいましたが、テーマは憑いている霊をどうするか、乗っかられるのをどう防ぐかですので、たくさんの質問をいただいていますが、お不動さんの他の話はちょっと横に置きたいと思います。
ここまで書いてきたのは、仏様に来ていただく、というお話でした。
ご縁をもらっていない、真言も授かっていないという場合、強い仏様のところ(お寺)に行ってお願いをします。
その仏様がお不動さんだったら、スパッと祓ってくれます。
(注:お不動さんにもよります。
お不動さん本体と道が繋がっていなかったり、仏様の稼働システムが壊れていて、お不動さんがその像に来ても動けないことがあります。
ですから、全部のお不動さんが必ず祓えるというわけではありません。
【神様アンテナを磨く方法】という本に、道が繋がることの説明を書いています)
お寺のどこかに真言が書かれていたら、真言を唱えると、より効果的です。
自分の口から出す仏様の言葉、それにより、仏様の波動と自分が同調して、仏様の波動を身にまとえるからです。
私がお不動さん本人に言われたように、9回唱えるとさらに効果が高まると思います。
強烈な悪霊、仏に強い霊(少し前に書いたお坊さんの霊などです)、が乗っかっているかもしれないので、9回唱えたら、一旦休み……それから、もう一度9回唱えれば、大丈夫なのではないかと思います。
強いお不動さんだったら、波動の低いものはその場にいられませんから、何もしなくても離れることがありますし、祈祷や護摩供に参加する、という方法もいいと思います。
ご心配されている方が数名おられましたが、窓口となるお不動さんを変えても全然問題ありません。
その場合、来てくれるお不動さんも微妙に変わります。(窓口の仏像の性質を帯びるからです)
引っ越しをされて、遠く離れたところに住んでも、神仏にとって距離が近い遠いは関係ないので、ご縁を下さったお不動さんは本人がどこにいても来てくれます。
いただいたご縁は一生もの、だからです。
たとえ、その先、1回も参拝できなかったとしても、ご縁が薄くなることはありません。
いろいろな仏様がいるお寺で、お不動さんだけに手を合わせるのは、また、お不動さんだけの真言を唱えるのは、他の仏様に対して失礼でしょうか? というメッセージもいただきましたが、それも気にされなくて大丈夫です。
仏様は嫉妬するとか、ないがしろにされて不愉快だとか、そのような感情を持っていませんし、信仰は本人の自由ということも知っていますから、まったく問題ないのです。
では、お不動さんにお願いすれば、悪意を持って憑いている霊はすべて消滅するのか? というと、団体で憑いているもの、外国の強烈に強いもの、は祓えない可能性もあります。
もしも、家の中に悪霊の住処と繋がっている場所があったら……難しいかもしれません。
介護施設勤務の時に、壁に掛かっていた外国の絵が、暗黒の異次元世界と繋がっている利用者さんがいました。
その絵からたくさんの悪霊たちが出たり入ったりしており、部屋はいつもそういう霊でひしめき合っていました。
私がその部屋にいる時は、お不動さんは戦うよりも私を守ることで精一杯でした。
このような場合、絵を処分すれば、スッキリ解放されるのですが、絵を飾り続けている限り霊障は消えません。
では、お不動さんでダメだったら(道が繋がっていないとか、動けないとか、憑いているものの種類によって、ダメだったという場合)、どうすればいいのか……。
こうなったら、違う方法を試してみるしかありません。
仏様を変えてみるのも、一つの手です。
大阪にある観心寺の、薬師如来様で落ちました、というメッセージをいただいたことがあります。
薬師如来様でも憑いている霊を落として下さるのです。(観心寺のお話は→コチラです)
比叡山延暦寺の釈迦堂では、あの! 最澄さんが私と一緒に、私のためにお釈迦様に頭を下げてくださいました。
すでに仏様である最澄さんが頭を下げられた、ということは、延暦寺釈迦堂のお釈迦様はものすごーく強い力をお持ちの仏様、格がとても高い仏様だということです。
このように特別に強い仏様におすがりするのも効果があります。
違う方法として、神様のほうを頼る、というのもあります。
お寺が苦手なんですけど……という方もいらっしゃいますので、次回は神社のお話を書こうと思います。
※続きます。