フットスイッチ対応CUEランプを製作する | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

フットスイッチ対応CUEランプを製作する話です。

 

CUEランプはスタジオ毎にカスタムメイドを行う事が多いのでしょうね、広く使われる市販品がありません。(そんなにスタジオがあっても驚きますが)

単なるサインにしても、録音中やRECORDINGなどのものはありますが、CUE表記はありません。今回、サイズ指定があったので、すべて一から作る事にしました。

 

CUEランプ仕様

 

受信側
ケース:タカチFCシリーズ・変形
面発光内照
アクリルサイン
XLR 3 ピンレセプタクル


送信側

ケース:タカチLCシリーズ

電池駆動(単三エネループ×2)
TSジャック(フットスイッチ対応)
XLR 3 ソケットレセプタクル

 

 

割愛しますが、図面描いて承認もらって製作する流れです。以下から製作です。

 

 

タカチLCシリーズです。製作数が1ですので手で穴を開けます

 

 

 

スイッチはNKKの手持ちの物を使用しました。なんとこんなスイッチですら2022年5月は手に入りません

 

 

1.2V×2 → 3.7Vへの昇圧回路を組み込み、面発光LEDを仕込みます

 

 

LEDはそこそこ明るく、内照用のパネルの透過率が肝でした。LEDは交換可能な様に3Mのミニ・クランプ ワイヤーマウントプラグを採用しました

 

 

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内照用のパネルだけは専門業者に頼みました。板厚 t = 1.5mm(プラス光拡散シート、カッティングシートで0.1mmほど嵩が増す)ではなかなか受けてくれるところがありませんでした・・・。汎用品の t = 2.0であればどの業者でも対応は可能かと思います。

パネルはIllustratorでデザインし入稿しました。使用フォントはモリサワ ヒラギノ丸ゴW8です。

 

 

 

内照パネルを組み込んだ状態。フットスイッチはオジデン(大阪自動電機) OFL-V-M4を選定しました

 

 

足でスイッチを踏むと、収録ブースにあるCUEランプが発光する仕組みです

 

 

内照式なので内部配線が表に干渉しないように工夫が必要です

 

 

たまにこういうものを作ると楽しいですね。