TX6A RJ45かんたん成端シールドモジュラープラグの紹介 | 音響・映像・電気設備が好き

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TX6A RJ45かんたん成端シールドモジュラープラグ、PANDUIT FPS6X88MTGの紹介です。

これは工具不要でCat.6A端末処理が可能なプラグです。

 

 

TX6A RJ45かんたん成端シールドモジュラープラグ、FPS6X88MTG。成端用工具は10個パックでは付属品


【特長】
・カテゴリ 6A の性能を備えると同時に、カテゴリ 6 および 5e のシールドケーブルにも対応します
・2 パーツ構造のストレート型 TX6A(TM) シールドモジュラープラグは、22-26AWG、100 オーム 4 ペア STP ケーブルを成端します
・TG スタイル一括圧接方式の採用により、導線の撚り戻りを防止して、ケーブルペアの配列を維持することによって、性能の最適化を図ります
・圧着工具は不要
・20回まで再成端が可能
・スリム形状で高密度パッチパネルにも対応
・2ピース構造で施工時間を短縮
【1個入】
・FPS6X88MTG
【10個入】
・FPS6X88MTG-X

 

 

テレガートナー J00026A2003 MFP8 T568 B Cat.6Aの紹介でPANDUIT FPS6X88MTGはどうですか?とのコメントを頂きましたので今回調べる事にしました。コネクタの説明をした後、手順書に従い端末処理を紹介します。

 

 

 

パンチイン方式で挟み込むだけの構造をプラグに適応している

 

 

分かりやすくケーブル成端表示がある

 

 

端末処理

 

使用するケーブルは冨士電線株式会社 TPCC 6A 23AWG × 4P

冨士電線株式会社 TPCC 6A 23AWG × 4P
https://www.tokyo-fuji.co.jp/products/lan/metal/tpcc6a.html

※こちらはツイストペア個別シールドではない為、Cat.6AではUTPに分類されます。

 

 

【PDF】PANDUIT FPS6X88MTG 取扱説明書 PN635-JP

https://www.panduit.co.jp/wp-content/uploads/sekou/PN635-JP_FPS6X88MTG.pdf

 

 

 

シースを50.8mm剥きます。筆者はカッタでシース半分までの深さに刃を入れ、もぎ取る方式を取っています

 

 

こちらがパンドウィット社が開発したAXテープです。このシールドテープを使用しているため、PANDUIT AX Technologyの表記がケーブルにあります

 

 

 

 

 

12.7mm、AXテープを折り返します

 

 

二重押え巻きをカットします

 

 

介在物(セパレータ)をカットし、青青白、茶茶白ツイストペア線を12.7mmカットします

 

 

ケーブル押さえを一番上まで持ち上げます

 

 

手順書に従い差し込みます。この際、内部の線が手順書と異なる交差をしない様に気をつけます

 

 

ケーブル押さえを圧着します

 

 

圧着後の状態。ケーブルはこの部分だけでクランプされています

 

 

撚りの途中をほどき、ガイドに合わせてはめ込みます

 

 

キャップ面に対して擦り切りでカットします

 

 

あとはこの2パーツが合体するだけで作業終了です

 

 

成端工具にパーツをセットします

 

 

成端工具で押し込みます

 

 

完成です!!

 

 

背面写真

 

 

感想としては、カナレの移動用LANケーブルにはケーブルクランプが弱く不向きに感じました。プラグ自体がかなりショートに出来ており、可搬には適さなそうです。

ただ、パンドウィット推奨ケーブルを使用したHDBaseTやVideo Over IPなどの高速伝送を求めるケースでは施工の手間が減り、有効だと思いました。

 

 

本記事がどなたかの参考になれば幸いです。