SOLID STATE LOGIC SSL2を買ってみた | 音響・映像・電気設備が好き

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「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

SSLがUSBオーディオI/Fを出す・・・そう聞いた時、とりあえず買おうと思いました。

そして、ついに購入!

 

 

SOLID STATE LOGIC SSL2

 

 

背面レイアウト

 

 

メインフェーダノブを外した状態

 

 

全体的に非常にチープな印象を受けました。まるでタカチのケースの様です。天板表面のヘアライン仕上はざらつき、手の油が大変残ります・・・。ですが、卓上に置けるUSBオーディオI/Fで、ニアフィールドモニタとヘッドフォンが個別にレベル変更が可能なものは選択肢が少なく、これは仕事の納品用機材でも選択肢として良いな、と思いました。

ただ、メインアウト、ヘッドフォンアウトは共にアナログフェーダで、ヘッドフォン使用時は、音の無音状態からの立ち上げの際にギャングエラーが起きます。(ニアフィールドモニタ環境では暗騒音の方が大きいので気にならないかと思います)

これは仕方のない事だとは思いますが、個人的には大変残念な点です。ちなみに、ヘッドフォンボリュームを絞っても完全に無音にはなりません・・・

 

参考リンク:

Mackie Onyx Blackjack USB オーディオI/F買ってみた

※現在はディスコンです

 

 

4Kスイッチ。映像の4Kではなく、SL 4000番の事だそうです(筆者はピンときません)

 

 

「SL 4000 シリーズコンソールのサウンドにインスパイアされた、あらゆる入力ソースにアナログの色づけを施す "4K" スイッチをそれぞれのチャンネルに独立して装備」

との事ですので、4Kモードをオンにしたら周波数特性がどう変わるのか調べました。

 

 

ノーマル状態と4Kモードの比較

 

 

4Kモードにすると、1.5dB全体のゲインが上がり、1kHzから上がさらになだらかに持ち上がります。さすがに周波数特性だけの変化とは思いませんが、計測上は位相も特に変わらずです。

 

I/Fのメイン出力のレベルは公称通り、 0dBFS = 12.5dBu、出力インピーダンスは1Ωと大変低いです。

※実測、10kΩ負荷で12.6dBu、600Ω負荷で12.5dBu、単純計算で出力インピーダンスは7Ω付近

 

 

Solid State Logic ASIO Driverという名前、強さを感じます

 

 

さっと使った感じでは、サンプリングレートの変更、アプリの切り替えにもついてくるドライバで、優秀と感じました。ささっと使っただけで音が出なくなるドライバもわりとあるのです。

 

 

RMAAの結果

 

 

値段の割にそこそこ良いUSBオーディオI/Fかと思いました。

仕事で提案するノンリニア編集環境の卓上オーディオI/Fとして選択肢に入れようと思いました。