朝、目が覚めると、Twitterのアカウント宛てに@takasan_sueさんからYAMAHA Amp Editorの設定アプリケーションが簡易DHCPサーバになるっぽいので調査せよとメンションが来ていました。
記憶にあるかもしれませんが、DHCPサーバがないとIPアドレスが任意で振れない音響機器でpfSenseを勧めた張本人です。※身の上話をすると、元々、客先の大学の生徒さんです。
YAMAHA Amp Editor
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/peripherals/applications/ampeditor/
http://www.yamahaproaudio.com/japan/ja/products/peripherals/applications/ampeditor/
とりあえずダウンロード・・・調査せよ、という事はここでまとめておけよ、という事なので書き残すことにします。
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/8d/27/p/o0407039614425627742.png?caw=800)
YAMAHA Amp Editorの起動画面
YAMAHA Amp Editorを起動すると、まずNetwork Setupが表示されます。
NICを指定して・・・あれ?Auto IP Address Assignmentってもしかしてこれの事かな?と思いましたが、Auto IP(APIPA)といえばリンクローカルアドレスの事です。DHCPサーバとは関係ないはずです。DanteのIP割り当てにも使用されている原始的な仕組みです。何かIPアドレス範囲指定がありますが気にしない事にします。
NICを指定して・・・あれ?Auto IP Address Assignmentってもしかしてこれの事かな?と思いましたが、Auto IP(APIPA)といえばリンクローカルアドレスの事です。DHCPサーバとは関係ないはずです。DanteのIP割り当てにも使用されている原始的な仕組みです。何かIPアドレス範囲指定がありますが気にしない事にします。
パソコンを2台、イーサネットケーブルでつなぎ、YAMAHA Amp Editorを片側で起動し、反対側でIP設定をオートにし、コマンドプロンプトを立ち上げipconfig /allします。該当NICは何も起きません。先ほどのAuto IP Address Assignmentにチェックを入れRunningにしてみましょう。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/b4/cb/p/o0407013914425627757.png?caw=800)
Auto IP Address Assignmentにチェックを入れRunningにしてみる
(DHCPサーバが存在する社内ネットワークで試したところ、イーサネットケーブルを一度引き抜かないと有効にできませんでした。※有効にした状態でイーサネットケーブルを接続することによりネットワークに参加させることは可能です。その場合、ネットワーク上にDHCPサーバが2つ存在することになります。)
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/7c/cb/p/o0659048414425627779.png?caw=800)
すぐにリンクローカルアドレスが振られました。あ、やっぱりねと思った瞬間・・・
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/92/b1/p/o0659048414425627806.png?caw=800)
YAMAHA Amp EditorのNetwork Setupで指定したIP範囲に割り当てられました。
これは、DHCPサーバだろう!!!!!しかもなんだ、IPのリース期限が137年後って・・・・
アプリケーションのリリースノートを読むと、「Amp Editor V1.3.0 for Win Auto IP Address Assignment機能をオフにできるようになりました。」と書いてあり、あ、今まで出来なかったんですね~・・・・・・・DHCPサーバの機能がOFFに出来ない?????事故の元でしかないぞ・・・と、思いました。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20190604/16/holycater/a1/f5/p/o0768043314425627825.png?caw=800)
YAMAHA Amp Editor 取扱説明書より
以下コピペ
Auto IP Address Assignmentを有効にしていると、同じネットワーク内に存在するアンプ以外のネットワーク機器のIPアドレスに影響を与える可能性があります。たとえば、同じネットワーク内にXMV4140-D/XMV4280-D/XMV8140-D/XMV8280-Dを含むDante機器が接続されている場合、Auto IP Address Assignmentを有効にしたままAmp Editorを起動すると、一時的にDanteネットワーク経由の音声が途切れるなどのトラブルを引き起こす可能性があります。そのため、一旦アンプにIPアドレスを割り当てたあとは、Auto IP Address Assignmentをオフにしておくことをお勧めします。「DHCPサーバよりIPアドレスを取得にしているDante機器」が存在している「DHCPサーバが不在のネットワーク(通常のAutoIPによるIPアドレス付与※Bonjour)」に、Auto IP Address Assignmentを有効にしたままのAmp Editorを参加させると各機器のIPアドレスが振り直され、再アサインされるまでは音声が途切れるという事ですね・・・
なかなか事故の元になる機能ですが、冒頭にリンクした様にDHCPサーバがないとIPアドレスが任意で振れない音響機器と言うものが存在する以上、使い方を誤らなければこれは有効なIPアドレス設定の手段のひとつであると思います。