カナレのオーディオケーブルMR202-2ATストリップについて
canare MR202-2ATは業務用で最小の2chマルチオーディオケーブルです。
※MR202シリーズは、2、4、8、12、16、24、32chとラインナップがあります。
※内部のケーブルカラーはカラーコードに準じています。
※MR202シリーズは、2、4、8、12、16、24、32chとラインナップがあります。
※内部のケーブルカラーはカラーコードに準じています。
外径がφ6.5mmと非常にスリムです。
※私自身は秋葉原の店頭などで切り売りしているのを見たことがなく、ホールなどのラック裏でしか見たことがありませんでしたが、このケーブルって一般的なんですかね?
内部の線はL-2B2ATの類似ケーブルが使用されており、そのマルチチャンネル版なのでメーカでは通線や過度なストレスがかかる引き回しへの使用は推奨していません。ご注意ください。
用意する工具はカッタナイフ、ニッパ(HOZAN N-9推奨)、ケーブルストリッパの代わりに今回はハサミ(HOZAN N-839)を使用します。
各部名称ですが、いちばん外側にあるゴム被覆、内部被覆を「シース」、ケーブル内部を包み込む金属箔を「アルミラップ」、むき出しのヨリ線を「ドレン線」、中にある茶・赤・透明の線を「心線」と呼びます。ドレン線はシールド線(グランド線)として使用します。
はじめに
MR202-2ATは非常に沢山の用途に使用されるため、ストリップ寸法がバラバラであるのが普通です。
今回は、何に使用するかを特に定めず紹介するのでご了承ください。
とは言いますが、2ch仕様ですと100~150mmくらいでストリップするのが普通です。この寸法ですと、後でコネクタを付け替えする際に外側のシースに手を加えずに内線の再ストリップが可能です。
各部名称ですが、いちばん外側にあるゴム被覆、内部被覆を「シース」、ケーブル内部を包み込む金属箔を「アルミラップ」、むき出しのヨリ線を「ドレン線」、中にある茶・赤・透明の線を「心線」と呼びます。ドレン線はシールド線(グランド線)として使用します。
外側シースのストリップ方法
はじめに
MR202-2ATは非常に沢山の用途に使用されるため、ストリップ寸法がバラバラであるのが普通です。
今回は、何に使用するかを特に定めず紹介するのでご了承ください。
とは言いますが、2ch仕様ですと100~150mmくらいでストリップするのが普通です。この寸法ですと、後でコネクタを付け替えする際に外側のシースに手を加えずに内線の再ストリップが可能です。
1.写真のようにストリップしたい位置に、ケーブルを一周するようにカッタの刃を入れます。
その後、一周した位置から40mmくらいカッタの刃を滑らせます。
他のケーブルストリップの紹介では先端まで刃を入れていましたが、MR202-2ATでは必要ありません。
※刃はシース厚の半分くらいまで入るようにします。シールド線が無いので気をつけないと内線に傷が付くので慎重に作業しましょう。
2.写真の位置をニッパでつまんでシースを剥ぎとります。
ストリップの際に紙を巻き込むかもしれませんが、大した問題ではありませんので気にしなくて良いと思います。
※写真を見ていただけると、シース厚の半分しか刃が入っていないのがお分かり頂けると思います。
3.シースが切り離されたら、写真の方向に引き抜きます。
MR202-2ATや4S6はシールド線が外周に使用されていなく、紙のため摩擦係数が低いのでこのような方法が可能です。
4.シースを剥いだら、内部線と補強用のヒモと紙を分け、切り離します。
5.シースを剥いだ根元にはφ7mmの熱収縮チューブを取りつけます。
MR202-2AT内線シースのストライプ配色は「茶」と「赤」です。ステレオ伝送の場合はカラーコード上「1」の「茶」を「L」に、「2」の「赤」を「R」に振り分けます。
参考:左右の色別
外側シースのストリップはこれで終了です。
使用するハサミはHOZANのN-839マルチスニップです。以前に東京大学の生協で購入したものです(笑)
買ってからしばらく使っていませんでしたが、ハサミでストリップする方法を習ってからこればっかり使っています。
1.写真の様にハサミでシースを挟み、シース半分くらいまで刃が入るように力を加減しながら半周させてシースを剥ぎます。
※力加減が正解なのかどうかはアルミラップシールドに傷がついているかいないかで判断できます。
といってもアルプラップシールドにほんの少し傷がついたくらいで、内線のシースに傷がついていなければ全く問題ありません(笑)
2.アルミラップシールドの根元に切り込みを入れて、剥ぎ取ります。
3.外側のシースと同じようにドレン線・外線ともに熱収縮チューブをかけます。
外線用にはφ3.0mm、ドレン線には一番細い径で良いと思います。
色はテキトーで良いですが青は微妙ですね(笑)※自宅にはこれしかなかった
※アンバランス接続の場合は、透明の方のシースを根元から全部剥ぎ、ドレン線とヨリ合わせます。
4.内線の芯線もシース同様にハサミで挟んでストリップします。
※ハサミを使用したストリップで一番難しいのがこの部分だと思います。ヨリ線を一本も傷つけずに剥くに至るまでは時間がかかると思います。って仕事ではそんなに気にする部分ではないですが……。
完全には剥がず、写真の様な寸止めにして、シースを回転させながら剥ぐとキレイにまとめることが可能です。
これで完成です!
写真はバランス接続用途なのでこの先にキャノンやTRSフォンやユーロブロック等を取り付けます。