以前に、V5-3Cケーブルの修理(加工)という記事の中で、V5・V3系の「シースの薄さによるBNC本体とスリーブの隙間」が精神衛生上ものすごく不安、と書きましたが、その隙間を圧着コネクタのスリーブで解消できる製品がCANARE BCP-VC3です。※5C用はBCP-VC5
左がBCP-VC3で右がBCP-C3Bです。
ダイカストの寸法は刻印が違うだけで同じですが…
スリーブは形状と大きさが違います。
BCP-C3Bが内径Φ6.9mmなのに対してBCP-VC3はダイカスト側が内径Φ6.7mm、ケーブル側が内径4.7mmです。ダイカスト側も径が小さいですが、これはV5-3C・V3-3CはL-3C2Vに比べて編組が薄いためです。
ケーブルにスリーブをはめるとBCP-VC3は非常にタイトな作りになっているのが分かると思います。
圧着した状態を比べてみました。
※形状からも分かるとおり、BCP-VC3はBCP-C3Bに比べるとスリーブの圧着に力が必要です。
スリーブの段差は強度の向上と、ブーツの抜け防止の機能を併せ持っています。
※適合ブーツは3C用のCB03よりひとつ小さいCB02です。
V5・V3系の端末上げに是非使用してみてください。
※スリーブ(CANARE BN7052A)だけ100個購入の方が効率的かもしれませんね。
※スリーブ(CANARE BN7052A)だけ100個購入の方が効率的かもしれませんね。