音響・映像・電気設備が好き

音響・映像・電気設備が好き

「ヒゲドライバー」「suguruka」というピコピコ・ミュージシャンが好きです。

SmallRigからライト販売始めます・・・とDMが来て、即座に発注しました。それがこれ!SmallRig サバイバルミニEDC懐中電灯です。

 

この手の回転ライト・・・小学校5年くらいの頃に手に入れて、ものすごく気に入っていたのを覚えています。ネットで探しても出てきませんのでまぁ、安価なものだったのでしょう。

※後述しますが、こちら、WUBEN G5のコラボモデルで、SmallRigの製品ではありません。WUBENは中国の携帯用ライトメーカ。

 

OEMだとしても、SmallRigの名前であるこのライト、とにかく出来が良いです。

とにかく買ってよかった。久しぶりに標準装備ライト(バックアップ用途)の更新を行いました。

 

 

SmallRigのモデルのみ、デュフェーザが付属している

 

 

デザイナの意図が明確に出ている形状。この形、何かルーツがあるのか・・・Amazonではパチものが出品されているので注意

 

 

本体の電源オンオフとUSB充電ポートは一緒になっている。通常オンにするだけであればUSBポートは隠れている

 

 

 

背面。

 

 

主な発光モードは白色とRGBモードの2種でこの2つはLEDチップが異なる。RGBモードの時は光量が調整できない

 

 

LED部分。RGB LEDは左、白色LEDは右

 

 

クリップは180°回転するようにできている

 

 

SmallRigモデルは背面に1/4-20 UNCの穴があいている

 

 

LEDの背面はヒートシンクとなっている

 

 

白色LEDの場合は光量、RGB LEDの場合はカラーが変更できるダイヤル。回してみても高級感がある。白色LEDの光量調整は無段階と宣伝されているが、実測6段階である

 

 

総評、非常によくできており・・・・・これはWUBEN G5も買うしかない!と購入し比べてみました。

 

 

 

SmallRig サバイバルミニEDC懐中電灯とWUBEN G5

 

 

WUBEN G5は底面に1/4-20 UNCネジ穴が無い。G5が本来の意匠ということで、若干薄い

 

 

筆者は近年は注意書きは多い方が好きなのでWUBEN G5は物足りなく感じる

 

 

底面の比較

 

 

SmallRig サバイバルミニEDC懐中電灯とWUBEN G5の付属品の比較

 

 

で、なんでこのライトなの?ですが、作業着の胸ポケットに入れっぱなしにしておいて、夜間や天井裏で、ライトの準備をしていないときにさっと使えるからです。事前に分かっていれば長時間使えるライトを持って行きますが、そうではないケースも多々あります。

バックアップ用ライトは単三電池の小型のものを使っていましたが、今回これに入れ替えました。メインライトはP5で変わっていません。

 

 

作業着に常備しておく

 

 

こんにちは。このように使用できる。両手が空くため利便性が高い

 

 

まさに自分が欲しかったライトであり、今後活躍することでしょう。

ネットワークディスクレコーダ iPro WJ-NU101にネットワークカメラAXIS F9111-R Mk IIをONVIFで設定する話です。

 

今回、iProのレコーダにAXISのカメラで記録したいと相談を受けたので、検証の結果判明した設定の仕方を時系列に手順として残します。

 

ONVIF・・・オンビフ、Open Network Video Interface Forum、ネットワークカメラのプロトコルの共通規格

 

ONVIF対応製品は日本でも増えてきているのですが、筆者は今回が初めてONVIFの設定と向き合った形となります。異なるメーカ同士でONVIF設定を行うのは大変なんだなぁと伝われば幸いです・・・


あらかじめ書いておきますが、RTSPではこの機器の組み合わせはうまく行きませんでした。設定時は問題ないのですが、機器の再起動時にiProのレコーダがカメラに対しRTSPをプルしないためか、ブラックアウトします。ネットワークの疎通後にカメラ側を再起動する事で復活するのですが、自動で復旧しないためRTSPでの運用を諦めました。

 

 

AXISのカメラ側でのRTSP H.265ストリーム設定例

パスなし(iProレコーダはこちらを使用)

rtsp://<IP_Address>/axis-media/media.amp?streamprofile=<ProfileName>

 

パスあり(VLC直接再生)

rtsp://<User_Name>:<Pass>@<IP_Address>/axis-media/media.amp?streamprofile=<ProfileName>

でプルすることが出来る

 

デフォルトRTSPストリームは

rtsp://<IP_Address>/axis-media/media.amp

※H.265非対応

 

 

iProのレコーダ側でのRTSPでの設定例。これでは電源遮断後に自動復旧しなかった。各設定が済み、とりあえずこれで行くか!と決めた後に再起動テストでNGとなりONVIFで記録する手段を探す事となった

 

 

映像の消失ではなく黒い映像を取得し続ける為、どうやらストリームの欠損扱いにならず、画は来ていると誤認しているような動作です。どんな設備であれ、法定点検で半年に一度は電源遮断が起きますのでこれではNG・・・。(電源立ち上げディレイでカメラ側を5分遅らせてもNG、レコーダ側を5分遅らせてもNGとの結果)

AXISのRTSP設定については以下に詳しく書いてあります。

 

 

Blog内参考リンク:

 

 

 

上記のリンクで扱っている説明とは異なり、AXIS F9111-R Mk IIはさらにプロファイル名を任意に設定が可能です。デフォルト設定ではRTSPでH.265をプル出来ない為、確実に欲しいストリームがある場合は要プロファイル作成です。


RTSPが使えなかったので、残る手段はONVIFでの設定です。

 

 

1.AXIS IP UtilityでカメラのIPアドレスを探し、目的の固定IPアドレスを振る

設定を行うPCのNIC(ネットワーク)の設定でIPアドレスを自動取得にしAPIPA(リンクローカルアドレス)で目的のカメラのIP設定を行います。AXIS IP Utilityを立ち上げると自動で同一ネットワーク内のカメラが検出されます。

AXIS IP Utility上でIPアドレスを変更することもできますが、リンクローカルアドレスを叩いてWebブラウザからIPアドレス変更を掛けた方が早いのでこちらの手順がお勧めです。

 

 

AXIS IP Utilityでカメラが検出される

 

 

AXIS IP Utility上でもIPアドレスの変更は可能だが、1台につき10分かかるので直接ブラウザからの変更をお勧めする

 

 

ネットワークカメラ周辺機器は必ずユーザ名とパスワードを最初に設定する

 

 

Webブラウザ上でのIP設定画面。今回はIPv6は不要なのでチェックボックスは外した

 

 

2.WS-Discovery(port 3702)機能を有効にし、ONVIF検出を有効にする。ONVIFアカウントを管理者権限で作成する

AXIS F9111-Rは初期状態ではWS-Discoveryが有効になっていない為、iProのレコーダで検出が行えませんので最初に設定を変更します。

 

 

AXIS F9111-Rは初期状態ではWS-Discoveryが有効になっていない為、iProのレコーダでONVIF機器として検出することが出来ない

 

 

AXISのカメラ側でWS-Discoveryを有効にする。かつてはこれは有効だったがセキュリティの都合なのか今後デフォルトオフが当たり前になるのかもしれない・・・(手持ちの旧モデルは表のメニューからは触れなかった)

 

 

AXIS F9111-RはデフォルトでONVIFアカウントが無い為、管理者権限でアカウントを作成する。※オペレータ権限ではプロファイルの作成がうまく行かなった。WS-Discoveryの案内もこの項目にある

 

 

ONVIFアカウントの管理者権限

 

 

WS-Discoveryが有効になるとiProレコーダでカメラが検出される。が、これだけでは設定はできないのであった・・・

 

3.iProのレコーダとAXISのカメラの時刻を同期させるか、AXIS側のIEEE 802.1X EAP-TLS認証をオフにする

iProのレコーダをセットアップして新規カメラを検出しIPアドレス、ユーザ名、パスワードを入力して設定・・・と行きたいところですが、AXIS F9111-RはデフォルトでIEEE 802.1X EAP-TLS認証が有効になっている為、iProのレコーダとAXISのカメラの内部時計(RTC)が完全一致していないと設定が出来ません。NTPサーバのある環境下、かつオンラインなどセキュリティが問題になる場合はこのままでもOKですがローカル環境の場合は機器の時刻同期はかなり厳しい条件となりますのでIEEE 802.1X EAP-TLS認証を無効にしましょう。
尚、iPro WJ-NU101はNTPのサーバ(リレー)機能を有する為、AXISのカメラをNTPクライアントとし配下に置く事も可能ですが、iProのレコーダはiPro製品であれば自動的に独自プロトコルで時刻が合うため、普段iProのレコーダを触っている方はNTPサーバの設定には不慣れかもしれませんので本記事では扱いません。システムの時刻同期の全体像が分からない場合は不用意にローカルNTPサーバを立てるべきではありません。
※本来、NTPとはローカル運用を行うものではありません。ですが、筆者はローカル環境運用設定を主としているのでシステム内での時刻同期は基本的に設定します。
※もしかしたら、ONVIFのサーバ・クライアント間で時刻同期を行うかもしれませんが、今回はそこまでの調査はしていません。調査している最中も時刻の微々たる誤差で通信遮断が起き、原因の特定に時間を要しました。(手癖で行うNTPサーバ・クライアント設定が切り分けの際に枷になったパターン。iProのレコーダ、NTPサーバとしてちゃんと機能した記憶が無い・・・)
 
Blog内参考リンク:
 
 
iProのレコーダの設定画面。このままでは設定が完了しない。(カメラ側がレコーダの要求プロファイルに答えない)
 
 

iProのレコーダとAXISのカメラの内部時計(RTC)が完全一致していないとiProのレコーダ側で設定が取得できない。※WS-Username tokenに答えない

 

 

iProレコーダで「カメラ」→「高度な設定」→「ONVIF設定」へ進む

 

 

iProのレコーダのONVIF詳細設定のNetwork Informationで赤枠のIPアドレスが取得出来る = WS-Username tokenに返答している、と捉えて構わないようだ。返答が無い場合はここが表示されない。試しにカメラの時刻を1分ずらすと疎通は遮断された。要求は秒単位での合致であると推測する

 

 

取得できなかった場合の表記

 

 

AXIS F9111-R Mk IIはデフォルトでIEEE 802.1X EAP-TLS認証がオンになっている

 

 

NTPサーバがいないローカル環境であれば認証は無しにしておく方が無難

 

 

設定を行っているPCの時間に合わせて設定を行うことも可能だが、機器同士の時間がずれると再び認証が通らなくなるのでローカル環境下では注意すること

 

 

iProのレコーダで映像が取得できれば設定はOK

 

4.iProのレコーダ側からAXISのカメラにONVIFプロファイルを作成要求をし反映を確認し完了

以上の設定がうまくいけば、AXISのカメラ内にiProのレコーダから要求のあったONVIFプロファイルが追加されます。但し、H.264からH.265への変更や、音声ありからなし、などの変更は反映されませんでした。プロファイルの変更を行う場合はAXISのカメラ内に作成されたONVIFプロファイルを一度削除してから再度作り直す方が間違いがありません。

 

 

iProのレコーダから要求されたONVIFプロファイルがAXISのカメラに追加されている

 

 

iProのレコーダはファームウェアバージョンのよってはONVIF 2ストリーム対応をしている。参考:iPro WJ-NU101 ファームウェアリリースノート

 

 

iProのレコーダからONVIF-Dualを設定する

 

 

AXISのカメラにONVIFのプロファイルが2つ作成される。要求プロファイルと合致しているか必ず確認を行う事

 

 

単画面・録画用のONVIFプロファイル1

 

 

分割表示用のONVIFプロファイル2

 

 

音声を追加する場合はiProレコーダの「録画設定」で録音をOnにし、G.711を選択する

 

 

iProのレコーダでG.711を設定するとAXIS側でPCMU(= G.711)が選択される。今時であればもう少し音質の良いフォーマットに設定したい

 

 

 

ストリームの要求はあくまでも要求ですので、実際に単画面表示をしている・音声が復調できる、分割表示をしている・音声が復調できる、各ストリームの記録・再生に問題がない事を確認し、以上で終了です。調査にだいぶ時間が掛かりましたが、なんとか設定を行うことができました。電源遮断復旧後も自動でカメラ映像が復旧することも確認済みです。ONVIFという共通点はあるものの、iProもAXISも異なるメーカの製品に対して設定の責任を持つことはしませんので、このような設定に関しては腕の見せ所といった感じでしょうか・・・。(筆者はこのような設定に長けています)

それにしても、ONVIFの設定は難易度が高い話だなぁと思います。

 

同じ事で悩む方むけに本記事を残します。

 

 

おまけ

 

ONVIF Device Test Toolがあると基本的なONVIFの機能の試験が可能です。可能なんですが、これはONVIFの協賛企業にだけ配布されているツールの様で一般には手に入りません・・・。今回の記事を書くにあたり、大変参考になりました。

ONVIF対応の認証を得るために使用するツールの為、全機能が試せます。

 

 

ONVIF Device Test Tool

 

 

IEEE 802.1X EAP-TLS認証がオンの場合、機器間の時刻同期が必要になる。ONVIF Device Test Tool上でカメラの時刻をPC時刻と同期する「Sync Time」機能があり、この同期を行わないとWS-Username tokenに答えてくれない。今回の設定を探る上で大変参考になった

 

 

時刻同期が不一致の為、WS-Username tokenが通らないエラー。HTTP/1.1 400 Bad Request。これが手がかりになり、原因を探れた

 

 

 

超低価格で必要最低限のHDMIの信号路のチェックが行える・・・との触れ込みで2025年末に発売が発表されたMURIDEO STIX MU-STIX-AF、MU-STIX-GFを購入してみました。

 

従来、HDMIのジェネレータ・アナライザは非常に高価で・・・といった常識を覆す値段設定です。

 

この両者で行えること

 

・HDMI伝送路の信号確認

(HDBaseTなどの変換器の動作確認)

最大8K/60Hz(48Gbps FRL)およびレガシーHDMI 2.0(18Gbps TMDS)対応

 

 

ジェネレータで行えること

 

・HDCPなし・あり、バージョン別での伝送路試験

・色信号のタイプ切り替えなど伝送周波数を変更しての試験

・8ch リニアPCM送出

※EDIDを無視した強制出力

 

 

アナライザで行えること

 

・HDCPなし・あり、バージョン別での伝送路試験

・色信号のタイプ切り替えなど伝送周波数を変更しての試験

・超小型モニタで低フレームレート画面表示(映像確認が可能)

・受信解像度やフォーマットの確認

・オーディオはチャンネルフォーマット確認のみ(検聴不可、現ファームでは2ch時に1ch表示。ビットストリーム非対応)

※EDID情報書き換え不可、送出側がEDIDに準ずる場合は上記の試験内容のすべてを網羅ができない。従ってシンク機器の試験を行う場合はEDIDによる変更が行われるため注意が必要。(試験内容によっては要EDIDエミュレータ)

 

 

パッケージ状態。かなり凝っている

 

 

ケースは蝶番が付いている缶仕様

 

 

筐体は同じ大きさでジェネレータとアナライザは色で区別される

 

 

操作部分とUSB Type-C。バッテリィを持たない為、必ずUSBからの給電を必要とする

 

 

中身。FPGAはICE5LP1K。裏面にHDMIドライバがあるがディスプレイを外さないと到達できない為未確認

 

 

基板上のシルクの「C」の背面にHDMIドライバがある

 

 

OLEDディスプレイ。かなり小さい為、視認性は悪い

 

 

 

実際の表示

 

 

お互いにつないだ状態

 

 

アナライザのOLEDに入力画面が表示される。低フレームレートかつ超低解像度ではあるが何かの画が出ていることは確認できる

 

 

EDIDのプロセスが省かれてることが吉と出るか凶と出るか・・・これは使う人の技量を求められますね。(測定器ですので当たり前の話ですが)

音響映像設備業として一番使うケースはHDMIの伝送経路の確認でしょう。最終的にはEDIDの設定確認はするとした上で、アナライザで簡易的にHDMIの信号をシステムに入れ、HDMIレセプタクルや伝送器に不具合が無いか確認を行うことが出来ます。

 

より高性能なHDMIジェネレータやアナライザはありますが、問題となるのは導入できる数ですので今回安価な製品が出たことは音響映像設備業全体の品質向上につながるかと思います。

NTi Audio M2010 FX100専用測定マイクロホンの紹介です。

 

eBayでとにかく沢山出品されている1/2インチマイクロホンであるNTi M2010を1本購入しました。このマイクは格安で出ており、下記のサイトを参考にすると・・・

 

 

 

Toronto Surplus & Scientific has a large inventory (245pcs) of used NTI M2010 microphones for sale, with the current exchange rate they are $255 USD + shipping on eBay. This microphone is currently $1395 direct from NTI. I have no affiliation with Toronto Surplus, I just thought other speaker hobbyists might want to know about this. 

 

 

Toronto Surplus & Scientific M2010販売ページ

 

 

当時で245本の在庫があるとのこと!!!

2025年9月でも194本の在庫が確認できます。

 

 

NTi Audio M2010。1/2インチマイクロホンでセパレートXLRは珍しい。上記のサイトにも報告事例があるように、プリアンプ部に不具合があるものがありこれも該当した為、@magicarchtecさんに修理を依頼した。直せるのだから凄い!!感謝

 

 

先端部

 

 

実は初めて目にする、ノイトリックのnanoCONシリーズ。これが使われている製品を他に知らない

 

 

公式サイト:ノイトリック nanoCON NSC3F

 

 

 

nanoCON専用設計ケーブルのContrik ZNK 2/3。ノイトリックはグループ会社にケーブルを作るコントリックがある。NTiとノイトリックの時代を経ても協力しあっている様子は好感が持てる

 

 

こちらがソケット側。このコネクタも、表面仕上げがノイトリックの既製品と変わらない為、特注品であると思われる

 

 

注目すべきマイクロホンカプセルはAcoPacific 7052。@magicarchtecさんからの情報で、NTi  M2211と同じマイクロホンカプセルとのこと

 

 

 

 

スペック引用

 

7052E - 1/2 Inch Electret Free Field Microphone IEC61094-4 Compliant
Frequency Response: <3 Hz to > 25 kHz typ.
Sensitivity: 35 mV/Pa (-29 dBV/Pa)
Dynamic Range (capsule) 1%THD:<20dBA-150dBSPL
Diaphragm Material: Titanium
TempCo: 0.01 dB/C typ.
Mounting Thread: 12.7 mm 60UNS2
WS1 3 Inch Windscreen
Mounting: 1/2 Inch Hole Porosity: 20 ppi
4052 ACOtrontm 1/2 Inch/IEPE* Preamp
Frequency Resp.@ 22 pF : 5 Hz to 200 kHz (-2 dB) 

 

 

チタンダイヤフラム

 

 

通常の部屋でM2230とM2010を比較測定を行った。ほぼ特性は一緒

 

 

1/2インチなのでキャリブレータが使用できる

 

 

M2010はFX100専用マイクロホンの為、ASDが使用できません。※組み込まれていない

こんな時に使えるのがNTi XLR Adapter ASDです。一体これを誰が買うんだ・・・

 

 

 

NTi XLR Adapter ASD

 

 

どう見てもノイトリックが作っているとしか思えない・・・変換と同じく圧入タイプ

 

 

M2010はシェルグランドと1番ピンの導通があるため、シェルと1番を絶縁しなければASDは使えない為、いったんシェルグランド未結線のXLRケーブルを挟む必要がある

 

 

ASDが使えた!!!!やった!!そしてスペック通りの35.0mV/Pa

 

 

しかし、本題は中身である。殻割りをするためにノイトリックの変換コネクタで練習を行い、本番に挑んだ。もう開けられます

 

 

Blog内参考リンク:

 

 

 

 

Dallas Semiconductor DS2431 EEPROMがあるだけ!!!これはTEDS用EEPROM

 

 

NTi Audioが採用しているASDは元々、計測用マイクロホンに採用しているTEDS(IEEE 1451.4)と同じです。

従って、NTi XLR Adapter ASDに使用されているEEPROMもTEDSで使われているものと同じ、Dallas Semiconductor DS2431です。

 

外部参考リンク:丸文 TEDS技術情報

https://www.marubun.co.jp/wp-content/uploads/2025/01/05.pdf

 

 

1/2インチマイクロホンの実機確認、ASDの仕組みの調査まで行えたので成果は上々です。

さて、この記事が誰の役に立つのでしょうか・・・・・

ebayのNTi Audio製品を眺めていると、MR-PROやXL2のショックプロテクションジャケットが無い個体を目にします。なぜ無いのだろうと疑問に思っていましたが、 @magicarchtec さんの所有のXL2のショックプロテクションジャケットが加水分解をしベトベトになっている話を聞きました。そう、外したくて外しているわけではなく加水分解が原因で装着していられなくなってしまったのです・・・

※XL2のショックプロテクションジャケットはパーツ販売対象外でトモカなどでは取り扱いがなく苦労された様です。(Inter BEE 2025で発注は可能と確認)

 

しかし、個人で所有しているMR-PROとXL2はいたって平気です。これは環境要因ではなく、素材要因であるかも?と社内のMR-PROを調べてみました。まず、ジャケットを買ったのを見越したように、裂けた個体がひとつありました。先日も現場で使ったのに・・・今!?

 

 

恐らく2015年ごろの購入品・・・だったような・・・加水分解はしていない。最終使用から一週間経ってないのに・・・観測をしたから裂けたのでは

 

 

参考までにBlog内リンク:2010年に個人で購入したのが始まりである。

 

 

 

 

こちらが交換パーツのMR2/MR-PRO Shock Protection Jacket No.600 000 304

 

 

あれ!?結構青い!

 

 

退色してしまったのかもはや分からないが新品のジャケットは発色の良い青

 

 

交換実施!!いいですね

 

 

 

続いて探します・・・あった!!!ベトベトになっている個体が!!2022年購入品が加水分解の症状になっていました。

 

 

全体的に表面全てが溶けてベトベト。これは暴露試験対象とすることにした

 

 

数回洗ったものの、表面のベトベトが一時的に除去できるだけで内部含めてすぐに溶け出す

 

 

光沢が異なる部分が加水分解している個所。とにかく溶けて溶けて溶けまくる

 

 

2010年の個人のものは全く問題ないことから、これはやはり素材の変更が影響しているのでしょうね。下記に比較画像を載せます。

 

 

左が2010年製の個人のMR-PRO、右が新品のジャケット、やはり青い・・・

 

 

 

左が2010年製の個人のMR-PROから取り外したジャケット、右が加水分解してしまっているジャケット

 

 

2010年購入品はデートマークから、2008年3月製造品である。材料表示からTPU「熱可塑性ポリウレタンエラストマー(Thermoplastic Polyurethane elastomer)であることがうかがえる

 

 

加水分解しているものは2020年11月製造

 

 

現在、会社では9台が運用されています。個人の物を合わせて合計10台ですね。2~3年で加水分解してしまうのは正直困ったものなので対策をお願いしたいところです・・・本来、TPUは経年変化に強い素材の様です。※本件はNTiジャパンに報告済です。