前回の続きです。


昨年の4月におこなった
1ヵ月間のプチ修行で気づいたことで


1年続けて、なんとなく身に付いたことを
記していきます。

 


気づき第一弾として
「動きを止(と)めると本質が見えてくる(食事編)」についてです。


前回ブログはこちら↓
【動きを止(と)めると本質が見えてくる①(食事編)】
https://ameblo.jp/holst-jsbach/entry-12452778021.html

 


食事をするときに
食べる行為以外の動作をしないようにしたら


いままでの生活がまったく違う世界に感じます。


表現を変えると
余計な動きをしない。


又は、


無駄な動きを止(と)めることです。

 


但し、禅寺で修行している人や
躾が厳しいお家柄の人は


すでに、身に着けていらっしゃるので
見える世界は同じですが、、、(汗)

 


ここで大切なのは
癖など、無意識でしてしまう動きなどの


無駄のない動きや余計な動きを
前もって、自覚しておくことです。

 


そして、食べることに必要な動きや
姿勢をしっかりと自分で決めておくことです。


事前に決めておかないと
無意識に無駄な動きをしたときに気づかないからです。


下に、食べるために私が決めた必要な行動と姿勢を
記しておきます。

 


■ 食べるために必要な行動と姿勢


★目線は、2方向だけ!


箸と食べる食材とその容器を見る。


そして、 噛んでいる間は、まっすぐ前を向く。


そうなると、顔の向きと視線は、

食器や食べ物を見るために顔を下げることと
まっすぐ前を見るために顔を上げることの


上下だけの動きになるはずです。


要するに「わき目も触れない」と、いうことです。

 


口に入れたものを噛んでいる時以外は、


食卓の食べ物と手に持ったり添えたりする食器の
どちらかにしか目線を向けないのがポイントです。

 


★姿勢は、背筋と膝の位置!


①背筋


背筋はまっすぐ伸ばし、
屈むときは、腰から曲げる。


これは、左右に身体が動くことはなく
背もたれにもたれ掛かることもなく


背筋は伸ばした状態で
必要に応じて、ほんの少し前に身体を傾けるだけです。

 


②膝の位置


椅子に座っている場合の脚は
膝が腿より低い位置。


腿より高い位置に膝があると
お腹が圧迫されて苦しくなる。

 

因みに、畳の部屋の座り方も同じで
膝よりも腿が高い位置にないとダメです。

 


正座の良いところは、
普通に正座していると、自然に膝は腿より下になっているところです。


逆に、胡坐で坐る場合は、座布団をお尻に敷いて
膝より腿を高い位置にする。


そうしないと、腿よりも膝が高い位置になる人が多いです。
所謂、膝が立ってしまうイメージでしょうか。


特に男性は、股関節が固いので


膝が床から浮いてしまいます。

 


★手の位置は、3か所しかない!


①膳にある、箸、食器を掴んだり添えたり、
 持ったものを置くときの位置。


②食べ物を口に運ぶときの箸と茶碗などを持つ位置。


簡単に説明すると、顔の位置は動かさないで
箸と茶碗を口の位置まで持ってくる。


③口にいれた食べ物を噛んでいるときは
 箸や食器を膳に置いて「手は膝の上!」


間違っても、テーブルに肘をついたり
頭やお尻をボリボリとかかない!(笑)

 

 


以上の「視線(顔の向き)」「姿勢」「手の動き」を


しっかり守って1ヵ月間、毎食、食べ続けてみました。

 


その姿勢と動きを厳密に守って食事をしたら
今までの食事とは、まったく別の感覚を得られました。

 


どんな感覚なのかは次回に続きますが

 


その前に、是非、試して感じてみてください。

 


但し、この試みは、独りで食事をするときにお勧めします。


誰かと食事をするのは
別の意味で大切なことが沢山ありますから。
≪#1266≫

 


~~お知らせ~~


ブログタイトルの
『高坂勉強会』は


巷で言われている
心身が健康になる方法を


自分の身体を使って
あれや、これや、試すための勉強会です。

 

~~編集後記~~


今日も、ありがとうございます。

 


口に入れた食べ物をよく噛んで
胃に流れ込むことを意識している高坂一彦です。


食べ物を口に入れて噛んでいるときは
次に何を食べるかは、考えないようにしています。

 


目の前のことに集中することや
今を全力で生きる良いトレーニングになっています。

 


その為に、噛んでいるときは、
膳を見ないで、正面を向いております。

 


高坂一彦 拝