前回ブログの続きです。

【確執を前向きに考える①】
https://ameblo.jp/holst-jsbach/entry-12398417938.html

 


今一度、確執の意味を転記します。


『互いに自分の意見を強く主張して譲らないこと。また、そのために生じる不和。』(デジタル大辞泉、大辞林第三版調べ)

 


人間関係の不和のほとんどが
この確執の意味に隠されています。


そして、生きる上で自分の身に近い人だけに
確執は発生するといっても過言ではないでしょう。

 


時々顔を合わせるくらいなら
意見が違っても主張する必要もなく

 


適当に流せばよいのですが

 


自分の進むべき道(人生)に
深くかかわる人や絡んでくる人には


相手も自分も主張は譲れません。

 


もう一つ特徴があり
確執は上下関係や立場の強弱の関係に発生します。


芸能ニュースを観ていると解るのが
親子の確執、兄弟の確執


そんな話題が多いのは
力の差がある者同士だからでしょうか。

 


しかし!
確執が発生したときがチャンスかもしれません。


それが、今回のテーマです。

 


親子の確執を経験から振り返ると

 


子どもが小学生など年齢的に
本当の意味で子どもの頃は


親の考え方や行動に対して
「何か違うな~」とか


「嫌だな~」と、思いが芽生えるのですが

 


その思いが正しいかどうか確証がないので
半信半疑なとこがあることと、


まだ独りで生きていけない自分を知っているので
親を否定できない状態を本能的に察知しています。

 


ところが、年齢的にも大人になり
独りで取敢えず生きていけるようになると


「何か違うな~」から
「絶対におかしい」「親は間違っている」に
変わっていくのです。

 


何度もいいますが、ここがチャンスです。

 


これ、動物の世界でよくみられる
巣立ちに似ています。

 


特に、肉食動物の雄の子どもに多いですね。


親は、ある程度成長した子どもを追い払います。

 


そこから子どもは、ひとりで狩りをしながら
生きていくのです。(自然界は厳しいです)

 


人間の場合
基本的には群れで生活をする生き物なので


皆仲良く暮らしていくのが良いのでしょうが

 


歴史的に観るとそうでもなさそうです。


それは、本家と分家に見て取れます。

 


長男が本家で残り
それ以外の兄弟は分家として家を出ていくのです。


それは、仲が良い悪いは関係なさそうです。

 

 


猿山のオスの猿が
ボスの座をめぐり争って負けた方は


群れを出ていき
自分の群れを一から作るのと似ていますね。

 


これが、確執の良いところです。
致命傷を負う前に、距離を置くのです。

 


時々、血みどろの戦いに発展する場合がありますが
それは、横に置いておいて

 


確執は自立に向けて最高のチャンスです。


確執が早ければ早いほど良いかもしれません。


この確執から逃れるために
早い段階から自立の方向で思考が働きだすからです。

 


これも自然の摂理かもしれません。


私たち人間も動物と同じで
物理的な距離を置くことで


無用な衝突を回避できます。

 


しかし、どうしても離れることができない場合は
自分の主張を譲る必要が出てきます。

 


その場合、上下関係の「上」や
力関係の「強い」方が主張を譲るのが


最も良い結果になるでしょう。


ここが動物界と人間界の
唯一の違いかもしれません。

 


結論ですが


私自身、そろそろ
若い人や後人を尊重して


主張を譲るだけではなく
若い人の主張をフォローするくらいの


度量が必要だな~。
と、解らせてくれた帰省でした。(<おい!帰省の話か)

 


そう考えると
昔の世襲制度は上手くできていて


まだまだ活躍できる年齢でも
「隠居」という、ポジションが用意されていたのは


そうゆう意味があったのだと
妙に納得しております。
≪#1049≫

 

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~~編集後記~~


今日も、ありがとうございます。


人生において確執は
2度やってくることが解った高坂一彦です。

 


少し前までは
自分より上の人にだけ
確執を感じていましたが

 


最近は、若い人の主張のエネルギーを
感じるようになり


第二のチャンスが来た!と感じています。

 


時々、この若い人の主張エネルギーを
受け付けない人を見かけますが


チャンスを逃しているような
気がしてなりません。

 


高坂一彦 拝