「婚約指輪は給料3か月分」の真実!? (07/12/13) | OHANAのホロホロブログ

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平日は仕事に追われながらも楽しい毎日☆

週末は大好きな海にいったり仲間と遊んだり・・・。つれづれ日記です!

今日は、来週月~火泊まりで、うちの会社の広告担当者を集めて行うマーケティング研修の詰めをやってきたのだけど、

あんまり詰め込みの勉強会みたいになると、

どうしても参加意識がなくなるのが研修汗


内容を実務におとしたものにしてみたり、途中ワークショップを入れたり・・・ただのお勉強に終わらせずに、研修から帰った翌日から現場で生かして欲しい。。


そんな思いを込めて、そのPJ担当の先輩が中心となってみんなで練った内容音譜


その中に、かなり私は衝撃の事実があったので、ご紹介ひらめき電球


実際に過去のCFを見て学ぶコーナー。

使うCFは、ダイヤモンドで有名なDE BEERS宝石白のもの。


『婚約指輪は給料3ヶ月分』

これが、デビアスのCMキャッチコピーと知っているでしょうかはてなマーク


私は今30歳なのだけど、このフレーズは普通に聞くけど、

広告コピーとは知らなかった目


ちょうどひとまわりくらい上の人たちは良く知っているみたい。

というのも、1970年代後半、特に映画館で流れたCFのコピーらしいです。


実際のそのCFを見たのだけど、

デートで動物園に出かけたカップルがベンチに腰掛け、

男性がやっとの思いでプロポーズの言葉を口にする・・

そんな内容なのだけど、最後に、

「婚約指輪は給料3ヵ月が目安です」

と、ばっちりナレーション付きスーパーで終わる。


だけど、この広告コピーが作られた背景を聞いて、驚愕ショック!する人は多いはず!!


日本では西洋文化の流入に伴って、1950年代頃から徐々に、

婚約指輪指輪を贈ることが習慣になっていったそう。


だけどこのCMが流れるまでの日本での婚約指輪は、

パールや女性の誕生石のものを贈るのが主流で、

ダイヤの婚約指輪を贈る人なんて皆無だった。


デビアス グループは、南アフリカに本社を置く、ダイヤの採鉱・流通・加工・卸売り会社で、資源メジャーの一つに数えられるのだけど、当時、

白人には小さくてボリュームのないダイヤは人気がなく、売れなかった。

そこで販路開拓として目をつけたのがアジア市場。


そして日本に乗り込むに当たって、当時の市場調査をしたところ、

婚約指輪の価格相場は、実際には2か月分程度だったというドンッ


だけど、デビアス社としてはもうちょっと高いものを売りたい¥

ちょうど3ヵ月分くらい出してダイヤ0.5ctくらいの試算だったみたい。

そこで作ったのが、あのコピー。。。


ひぇ~!!ショック!


そして、カップルが集まる映画館でガンガンCM流したわけ。。。


婚約指輪がダイヤである必要も、

給料3ヵ月分である必要も、

本当はなかったってこと~!!!???

と頭を抱える男性、結構いるんじゃないかとガーン


正しく、作られた実ですよね。

そのCMを見たことのない私たち世代でも、すっかり浸透したフレーズですから。


当時まったくなかった日本におけるダイヤマーケットが、

いまや世界第二位のダイヤモンド小売市場だもん。

市場創造です。

・・・ちょっと背筋が寒くなるけど汗



さらに、『ダイヤモンドは永遠の輝き』

これは私の記憶にもある広告コピー。

これにも深~い意味が。。目


このコピーによって、女性に受け取ったダイヤを転売させない説得をして、中古品による市場価格の下落を防ぐ狙いがあったらしいひらめき電球


このキャンペーンの結果、アメリカでもダイヤモンド市場が復活し、

さらにダイヤモンド市場からは競争が排除されて、

小売業者は高値でダイヤモンドを売れるようになった。


つまり・・・・

そのモトジメともいえるデビアスの大規模な流通が確保されたってことです。。。叫び


ちなみに、この『ダイヤモンドは永遠の輝き』は、

マーケティング史上、最も成功したスローガンとされています得意げ


愕然とした男性陣、

結果オーライの女性陣・・・まあ、いろいろと思いはあると思いますが、

こんな視点で見てみると、

他にも実は作られた大きな潮流の中に、

漂流しているような気持ちにさせられるもの・・意外に多くありますね。。


エンゲージリング

ともあれ、婚約指輪は初心を忘れない大切な宝物ニコニコ


いつまでもドキドキダイヤ宝石白

ように、永遠に輝いていたいですキラキラ青