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ただ鉈のことを書きたい日記

鉈や刃物について思ったこと感じたを書いています。
知識はあまりありませんが鉈が好きなんです。
間違った認識や記事にコメントを頂けましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

おはようございます。

 

 

 

本日は、先日購入しました佐治打刃物の【梨地の鉈】をご紹介したいと思います。

 

 

佐治打刃物は墨流し(ダマスカス紋様)も有名ですが、

「梨地の鉈」こそ佐治打刃物だけで作られた鉈だと思います。

 

 

梨地とは肌を果物の梨のようにザラザラ作る技法です。

包丁ですと梨地のものは結構ありますが、またそれは工法が違う梨地のようです。

 

 

私この梨地の鉈がとても欲しかったのですが、現在ではなかなか出ないし出てきても結構高い。

 

最近でもヤフオクで出た6.5寸の腰鉈が3万円を超えていました。

 

しかも出来栄えが、梨地?と尋ねたくなるレベルでした。

佐治作とは打ってあるものの、(株)佐治打刃物の子方(弟子)の作品だと思われ。

弟子が増えるとどんな工芸職の工房でも起こってくることなのですが。

「伝統工芸士 佐治武士」と「佐治作」と物によって銘の違いがある理由なのかもしれません。

 

 

 

 

今回、送料込み.9,800円で買った梨地鉈「白鷹」6.5寸

とてもきれいな梨地の鉈です。

 

 

モノクロで撮ったかのように見える梨地の両刃の鉈

『白鷹』の名のとおりの美しさがあると思います。

 

 

箱に入っていたので経年劣化も軽少でした。

 

 

そういえば渓流刀も同じ黒い箱に入っていました。

 

 

半年前に安く買えた「墨流しの剣鉈 」と 「梨地の角鉈」が揃ったので、佐治さんの刃物はこれで満足したいと思います。

 

 

 

ちなみに今回買った鉈は佐治打刃物から卸した先の問屋さんのシールが貼ってありました。

 

屋号●  入り山 ・ 刃 ・ 一 

山に入る一番の刃物。という強気な屋号ですね。

 

越前市余田町の澤数馬商店のもので、読みはタマヤマウシらしいです。

佐治打刃物と同じく大正時代からある老舗の刃物問屋ですので、

佐治鍛冶屋初代から付き合いがあったんだと思います。

 

今では佐治打刃物はよそに卸すこともないし、ほぼ包丁しか作ってませんので遠い昔のことですね。

 

ちなみに佐治武士さんは佐治打刃物の三代目、そして今では佐治武士の二代目を佐治直也さんが継いだようです。

 

二代目佐治武士にも素晴らしい刃物を期待したいですね。

 

 

刃長196㎜ 刃幅41㎜ 刃厚6㎜ 重さ470g 両刃

よく見るとちょいちょいサビ出てます(^^; 箱入り鞘入りでこれってことは思ったより古いのかもしれません。

 

 

 

 

最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます。