ただ鉈のことを書きたい日記

ただ鉈のことを書きたい日記

鉈や刃物について思ったこと感じたを書いています。
知識はあまりありませんが鉈が好きなんです。
間違った認識や記事にコメントを頂けましたら幸いです。
よろしくお願い申し上げます。

おはようございます。

 

 

毎日毎日どこどこで熊が出たというニュースが放送されていますね。

 

私の住む地域でも、今まで現れたことがない場所でクマが目撃されるようになりました。

 

 

なので私もそろそろ【フクロナガサ】を買おうと思いました。

 

まあフクロナガサを持っていたからといって『熊を撃退できるなど微塵も思っておりません』が、御守り代わりです。

 

今までフクロナガサを買わなかった理由は、

木の柄のナガサの方が安いし使い易いし好みだから、フクロを買うお金があるならそっちを買っていたからです。

 

 

買うと決めたらまず、どこの鍛冶屋さんでフクロナガサを作ってもらうかで悩みます。

 

 

フクロナガサを作ってる鍛冶屋さんは、私が知る限りでは、秋田で3軒、愛知で1軒です。

 

 

森吉の西根さん・男鹿の米田さん・鹿角の山崎さん、そして愛知県足助の広瀬さんです。

 

どこのフクロナガサを買っても素晴らしい出来栄えでしょうが、全部を買うわけには行きません。

そして、作れる鍛冶屋が現役なのにネットオークションなどで買う気なども毛頭ありません。

 

 

そんなこんな考え抜いた結果、山崎さん(やまいつ鍛冶屋)にお願いする事にしました。

 

 

山一刃物のフクロナガサです。

刃長八寸三分(250㎜) 最大刃幅47㎜ 峰厚7㎜ 重さ550g

 

 

山一さんの物を選んだ理由は、大きく2つ、小さく1つあります。

 

まずは大きな2つのひとつは、フクロの形状です。

 

上の画像(工場生産品)のように、どちらのフクロナガサも、刀身の下の部分の鉄板を巻いてパイプを作ってあります。

 

なので刀身とパイプとの間の部分の剛性が一つの課題となっています。

 

しかし山一さんのフクロナガサは全く違います。

 

 

思いっきり溶接してあります(笑)

 

なので刀身下の何センチかは鉄パイプでなく鉄棒になっています。

 

刀身から伸びる鉄棒型の中子、それに別に作った鉄パイプを上手く頑丈に溶接してる感じでしょうか。

 

こっちの方が丈夫そうだからそうする。

山崎さんのこの思い切りの良さが私は大好きです。

 

巻いてフクロを作るとき、

パイプの中心を刀身に合わせるために曲げを作るにしろ、

そのまま刀身とずれたままフクロを作るにしろ、

この山崎さんの物よりも弱いと思います。

 

巻きフクロの方が良いって方は勿論いると思いますが、これも【道具】としての形のひとつだと私は思います。

 

 

そして山一さんの物を選んだもう一つの大きな理由は【刺突力】です。

 

 

ぶっ刺すことしか頭にありません(笑)

刺突は、先端が刺さらず毛皮に弾かれたらこちらの攻撃は終了します。

逆に初撃が刺さればズブっと入って行きます。

 

山崎さんはお客さんの無事を心から願い、その一助になれたらと思いながら山刀を作ってくれています。

 

鹿角が日本屈指のクマ出没地域なこともあり、VSクマの本気度が非常に高いです。

 

 

山一の刻印を見るたび私の少年心は躍りますし、

山崎さんとお話するたび本当に素敵な人だなぁと思います。

 

 

そう山一刃物を選んだ理由の小さな1つは、山崎さんが大変に良い人だって事です。

 

注文・製作、発送・受取り・出来栄えへの感想、山崎さんとの会話はとても嬉しいんです^^

 

 

ちなみに山一刃物をヤマイチと今まで読んでいましたが

どうやら「やまいつ」だったようです。。

 

 

いままでのゆうパックの送り状を見返したら両方とも「やまいつかじや」になっていました。

 

ずっとヤマイチって呼んでいて恥ずかしいですね(^^;)

 

 

 

 

私のように秋田が遠く行きづらい方は、山一さんとこの刃物を買うのは結構たいへんだと思います。

店より鍛冶場・畑・自宅にいるのであまり電話に出ません。

電話やネットでの通販など頭にありませんので仕方ないですね。

山一刃物 電話 0186-23-2955 たまぁに出たりします。

 

 

仕上げは若干妥当になってきましたが、鍛造技術はますます熟達。

もともと山崎さんの頭には鑑賞用刃物という言葉はありませんので、綺麗に仕上げたい方は、ご自分で砥石で整えるお気持ちで。

 

 

山崎さんももうすぐ84歳になりますので、山一の刃物が欲しい方は頑張って早めに購入していただけたらと思います。

 

 

 

 

 

最後まで読んでくれた方、本当にありがとうございます。