こんにちは
先月初から鉈の購入をひかえていましたが、
前々から探していた鉈を発見し購入しましたので、ご紹介したいと思います。
今日までの一ヶ月間に1本しか購入してないので充分に禁鉈しています。
全国には、越前鉈や紀州鉈や伊豆鉈などの地方の名がついた鉈が何種類かあります。
そして信州.長野県には、伊那鉈と諏訪鉈の2種類のご当地鉈があります。
さすがは林業日本一の長野県といったところでしょう。
その信州諏訪鉈、それも茅野市の定正の物を私はずっと探しておりました。
左が伊那鉈 ・ 右が今回きた諏訪鉈です。
どちらも先端に独特な形の石突きが付いていますね。
諏訪鉈が刃から、伊那鉈は峰から伸びています。
この鉈は完全に林業の枝打ちの鉈で、先端の鉤は枝を引っ掛けて枝の状態を判断するのに使うもののようです。
またこの鉤は諏訪鉈と伊那鉈とでは厚みがだいぶ違い、
伊那鉈は峰とほぼ同じ厚みですが、諏訪鉈は峰の約2倍の厚みがあります。
今回手に入れた諏訪鉈、前から持っていた伊那鉈、それに普通の6寸の腰鉈と定正の鉈が3丁ありますが、
どれもそれなりにダメージがあります。
私が所有する3丁の鉈は先代の鍛冶師さんの作ですが、
現在の定正の親方はメンテナンスの腕もお人柄もとても素晴らしいとお聞きします。
そのうちにお電話してお願いできたらいいなと思っています。
わたしは諏訪鉈がとても好きです。
丸みのある形がとてもキュートです(*´∀`*)
小野鍛冶屋の諏訪鉈
鉤が頭の中央から出ている。
白滝鍛冶工場の諏訪鉈
近代的でスタイリッシュな仕上がり
ご当地の鉈の風土によって進化した形って本当に面白いですね^^
最後まで読んでくれた方、誠にありがとうございます。






