英文法シリーズ第1回 | 異文化交差点

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私は、3年前に柏市内の大手進学塾で主に高校生を相手に英語を教えていました。66歳で講師になった私には、英語落ちこぼれの生徒が当てられていたために、彼らが何を不得意とするかが良く分かりました。

 

彼らが不得意としていた英文法の項目を以下挙げてみます。

 

1.五文型

ほとんどの学校で、この五文型を熱心に教える先生がいないということが英語落ちこぼれの生徒と話をして見えてきました。その原因の一つに、品詞と文型要素の混同があるということがあったのです。

 

例えば、SVCの文型では、Sが主語、Vが動詞、Cが補語、SVOの文型では、Sが主語、Vが動詞、Oが目的語です。生徒は主語、動詞、補語、目的語がそれぞれ単語の品詞だと勘違いしてしまうのです。なぜこれが分かったかと言うと、生徒に品詞の種類を言わせると、主語、補語、目的語も名詞、形容詞、副詞などと混ぜてしまうことが多々あったからです。

 

主語は主詞、補語は補詞、目的語は目的詞でもないのに、文型要素の一つである動詞があるために、そういった混同が起きるようだ、と推測しました。この五文型については次の連載で詳しく説明します。

 

2.名詞、形容詞、副詞

英語落ちこぼれのほとんどの生徒がこの三品詞の働きを知らないのです。如何に学校の英語教師がその説明を怠っているかが良く見えました。

 

3.不定詞と関連する名詞句、形容詞句、副詞句

 

4.名詞節、形容詞節、副詞節

 

5.不定詞を目的語に取る動詞と動名詞を目的語に取る動詞の種類

 

この3,4,5は、名詞、形容詞、副詞を良く知らないがために理解ができずに、英語が嫌いになって行くんだな、ということが分かりました。

 

それで、進学塾で私は英語落ちこぼれの生徒達に、この5種類の英文法項目を徹底的に教えました。理解が進むと、生徒達に笑顔が見えてきます。そうして英語が好きになってくるのです。

 

このブログで私がどうやってこの英文法5項目を教えてきたか、例題を示しつつ解説して行きます。お楽しみに!