労わりのサービス | ホーリードッグのブログ

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懐古趣味オヤジのホーリーホック
と散歩にて (Holly Dog)

さあてそろそろ入ろう、今日はJX金属さんご好意のOVER PASSでメインサイド自由席だから、メインゲートからだ。

入場口で荷物チェックのあと、昨年までのバックゲートでのと同じようにサポーターズクラブの会員証を差し出した、入場記録をやってもらうためだ。

 

すると対応の女性スタッフが戸惑ったような様子を見せて、「入場券は?」と訊いてきた。「ポケットの中」と答える。「じゃあ見せてください」と彼女。

荷物をテーブルに置かせてもらって、ポケットからチケットを取り出し半券を千切ってもらう。それから入場記録を読み取ってもらうために会員証をまた差し出すと、逡巡ののち「えーと、これは2023年の……」と言う。

じゃあ裏側を読み取るのかと思い、郵便で送られてきた2024年のシールが貼ってある裏側の面を見せる。

すると、「それは上でやってください」と言う。

 

昨年バックゲートのときは、入場口の係りのスタッフがスムーズに会員証の表の面をパスポート入れの透明ビニールの外から読み取り、そのまま進んでさらに席種チェックをしてすんなりスタンドへと入った。

 

「あれ、去年はバックスタンドだけど、ここで(入場口で)やってもらったよ」と問うが、いや階段をあがった上で(コンコースで)自分でやってください、との姿勢は変わらない。

なぜどこが違うんだ?その場でやり取りしていても後ろに入場客の列が溜まってしまうので、体をよけ後ろの客を先に行かし、間隙ができたところで改めて違いを問うてみた。

 

再度昨年バックスタンドでの入場時の流れの経験を説明し、今回上で自分で、と言われることとの違いの理由を訊ねてみた。

するとそのスタッフは、「それはサービスでやっていたのでしょう」とのこと。いやいやそもそもそんなご自分でやるべきもの、なんて話はいっさいないままに、あたりまえにそういうシステムのように、まずはスタッフが入場記録を読み取り、次に入場席種のチェックだったのだ。

「サービスねー……」、腑には落ちないままに私が一応納得した様子を見せると、彼女は今回は特別にサービスとばかりにそこで入場記録の読み取りをしてくれた。

 

実際のところ、入場記録付けたからといって、何かがどうかなるかなんてことはないし、記録を付ける意味は全く感じられない。

これ以上この件で詮索する必要もないであろうから階段を上がり、ホーム側端っこの方に席を占めた。

 

──時代に付いていけない老人と労わられながら、つづく。