初体験 | ホーリードッグのブログ

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懐古趣味オヤジのホーリーホック
と散歩にて (Holly Dog)

今まで避けていたが、ちょっと確認してみたいことがあり、キックオフ前の時間にスタ外に姿を現している社長に初めて声をかけてみることにした。

 

いつものごとく、社長シンパと想われる人間と親し気なようすで談笑している姿があった。それが終わるのを待っているとその間にまた別の、社長と馴染みの人間が来てしまうと思い、自分の確認してみたいことはちょっとしたことなので、話しかけている人物に断わって横から割り込んでみようと思った。

 

「すいません、ちょっとだけなので、いいですか」と双方に声をかけると、話していた人物は愛想よく話を中断した。社長も迷惑がる様子でもなかったので、話していた彼に指でちょっとの仕種をして中に入った。

すると社長は、にこやかな表情で「では」と言い、談笑していた相手と握手し、彼との会話を終わりにさせた。

 

私が訊いてみたことに、社長はあっさりと肯定した。それでそれ以上確認することもないので、その場を下がろうとし、ついでに「今日はどうなの?」と訊いてみた。もちろん試合の勝利のことである。

社長は愛想のいい様子で、「いい練習できてるんで!」と言った。私は「練習でできてたって、本番で結果出さないと」と言った。社長は「分かってます!結果出します!」と相変わらず愛想よく言い、私が去ろうとすると、重ねて「今日もよろしく!」と言ってきた。

 

ふーん、そうなんだ、社長は初対面の相手にこういう態度で接する人なのか、いわゆる人たらしの様態である。

これで彼と直に接した人は社長擁護派に育っていくものかもしれない。しかし本質はその外面の取っつきやすさではない、彼がどんな指向をしているか、経営をどんな情態に持っていこうとしているのか、それがクラブにとって良い方向なのか首をかしげる方向なのか、それについて水戸を応援する立場で、各自の思うところに照らし合わせてそれぞれに判断しなければならない。

 

──さしでがましく、つづく。