昨日は、つい先日79歳になられたばかりの帯津良一先生の授業でした。
79歳の所感をお聞きしたところ、鈴木大拙さんの「八十の風光やいかに」という言葉を、自分も今年一年味わいながらいく、とおっしゃっていました。
授業は基本的なホメオパシー10種類についてだったのですが、参加者からも実用的な質問が多く、例えば同じ高血圧でも内臓由来なのか、精神的なことが原因なのかで、降圧剤を処方するのか漢方薬の方が合うのか、あるいはところどころでホメオパシーを併用するのがいいのか等々、色々な療法・治療を全体的にみてコーディネートする人がこれからは必要ですね、という話にもなりました。
そういったコーディネーター養成講座なども将来的には出来るかもしれませんが、いずれにしても西洋医学側も代替療法側も両方からの歩み寄りがなければチーム医療としては進まないですね。
これからは、確実に一人の専門家やカリスマがいればいいわけではなく、それぞれの専門家が協力体制を作ってこそ、足し算以上のものを生み出せる時代です。
医療の形が変わりつつあるとはいえ、一気にとはなかなかいきませんが、それでも今の一歩の先にしかない。
改めて自分はどの立ち位置で医療や気功、ヨガ、太極拳といったものと関わっていきたいのか、考えさせられました。
ちなみに高血圧のホメオパシーレメディーは、Nux Vomica, Natrum Muriaticum (塩)などが一般的ですが、怒りやすいなど気性の激しい人にはLachesis,Crot.h (蛇)などがよりお勧め。
そして内臓由来ではなく、気持ちからくる高血圧の方は、Aurum(金)。
Natrum Muriaticum から始めてみるのもいい、ということでした。
授業の後は、明治神宮へ。
大きな空に雄大な雲、沈みゆく途中ながら惜しみなく注がれる太陽の光
これら自然の溢れるエネルギーが、今も日々治療を頑張っている友人たちに届きますように。