今まで何度か学びたいと思っていたカタカムナ。
絶版となっていた『カタカムナへの道~潜象物理入門』(関川二郎著)が
今年再販され、先日手元に届いた時には思わず小躍りしてしまった(*^o^*)
この二日ばかり家にこもって読みふける。
読みたい本を寝食忘れて読んでいられることほど、
私にとって至福の時間はない
“…カタカムナの直観物理の本質はすべてを「球」として認識すること…”
“…美しい風景が見える場は決まって高い電位(大地電気場)にあり…
楢崎先生の「美感電圧=相似象的美学論」には心ときめいたものでした。”
“カタカムナは決して難しいものでも、ややこしいものでもない。
もしも自分の内に潜んでいる天然の響きが少しでも蘇ってくるならば、
それはすべて「あたりまえ」のことなのである。”
“我々カタカムナを学ぶ者の目的は「真の自由人」になることである。”
上記は編者の稲田芳弘氏が書かれた
「はじめに~本書を出版した意図と意義について」
に出てくる文章の一部だが、響く言葉が多く、
私自身がカタカムナに惹かれる理由や
今まで気功を学び続けて来た言葉にならない動機とも繋がり、
一人膝を打ちながら読み進めた。
カタカムナの解読者である楢崎皐月氏は、千島学説の
千島喜久男医学博士とも親交があり、編者である稲田芳弘氏には
『「ガン呪縛」を解く~千島学説的パワー』 という著作もある。
また、操体法の創始者・橋本敬三さんも
晩年はカタカムナ研究をされていたとのこと。
もともと私は古代史の真相、宇宙の理を知る、という観点から
カタカムナに興味を持ったのだが、本の後半に、宇野多美恵女史が
カタカムナを理解する感受性を鍛える鍛錬方法として、古式太極拳を
取り入れていた記述があり、正しい「立ち方」「座り方」「歩き方」
「寝方(寝る時の姿勢)」「呼吸法」「入眠法」などの具体的な記載に
思わず興奮してしまった。
立ち方は峨眉気功の半陰半陽を大事にする立ち方と繋がるものであり、
入眠法に出てくる眼球の位置についても、道教の要素を含む峨眉気功の
師匠から前に習った「早く寝入るため」「大事な時に寝ないようにするため」
の眼の位置の話を思い起こすものだった。
以前、五行の研究家でもある歯科医師の先生とお話した際に、
中医学の五臓六腑は中医学が日本に入ってくる遥か以前、
日本の古代ホツマツタエ文献にすでに別の言葉で出てくる。
おそらく五臓六腑など中医学発祥と言われれる概念も
実は日本発祥で逆輸入されたのでは?などと聞いた言葉も思い返された。
カタカムナから見えてくる世界、生命の本質、健康とは?
病とは?生きるとは?
これからますます楽しみだ(*^^*)
レッスンさえなければ、ずっと引きこもって読み続けられるのに、、、
いやいや、レッスンのおかげで現実にちゃんと還元できるのだ(笑)。
昨夜の代々木ビレッジでのタイチー(太極拳)レッスンは、もちろん上記の
正しい「立ち方」「寝方(寝る時の姿勢)」「呼吸法」をやってみた。
頭で学ぶ場、実践の場があること、私の興奮を一緒になって楽しみながら
検証してくださる仲間がいてくれることに、心から感謝(^^)
そして古代から生涯をかけて研究し、命懸けて伝承してきてくれた故人、
それらの意志を継いで今なお発展させるべく一連の流れを作り続けている
方々に、心からの敬意と感謝を思わずにはいられない。
古代から伝わる普遍の叡智と、それを伝え続けてくれた方々の志に
心からの敬意を払い、残りも大切に大切に、読ませていただこう