「健康」に振りまわされない生き方 | いのちまるごと美しく!『ホリスティック美人塾』

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こんにちは。
ホリスティック美人塾主宰のMichikoです☆

昨日は、東京療術学院で帯津良一先生の 『統合医学』 の授業でした。
大学さんが創立記念日でお休みだったので、運よく参加してきました☆

授業の始めに、今年の1月に青春出版社から出版された、
ご著書の『「健康」に振りまわされない生き方』 という本について
質問させていただきました。

 


帯には、【 病気にならないことよりも 
上手な「いのちの使い方」を知って欲しい― 】
とあり、それを読んだ時、ふと、私自身が
病気かそうでないか、という二元論的な考え方に
陥っていたことに気付かされ、おっとっと!となったのです。

私は良く、病気になってから慌てるのではなく
病気にならない生活習慣、心とからだ創りをしましょう、
というコンセプトでレッスンをしていました。

でもそれは、「病気=ならない方がいいもの、悪 」
といった考えを前提にすることになってしまいますね。
そもそも病気とは忌むべき対象でしょうか?

病気とは、文字通り、気が病むこと。
そこには当然、からだ・いのちからのメッセージがあります。
それも、私たちがより気持ちよく生きていくためのメッセージが。
病気は、それを知るために生命が提供してくれた貴重な機会、
と考えることもできますよね。

最近、私がよく感じるのは、病気は(も)、ギフトということ。
そしてそのギフトは、本人のみならず、周りの人々も
その恩恵に預かるということ。
一人が病気になることで、周りの家族や友人達もまた、
沢山の学びをいただいているのです。

そんなことからも、人と人、人と地球、生命体はすべてお互いに
役割を分担しながら支え合って生きる共同体であることを、感じます。


一方で、「健康」という言葉の定義も、確認したいところです。
何をもって「健康」でしょうか?
内臓の病気などをお持ちの方でも、上手に付き合い、毎日楽しく
生きていらっしゃる方もいれば、内臓の不調や特定疾患はなくても
毎日が楽しくありません。。。という人がいらっしゃったとしたら
何が「健康」となるでしょうか。


ちなみに、帯津先生は、健康の定義は何か?なんて話すら
されませんよ(笑)。
病気になるならないではなく、病気があろうとなかろうと、
日々自分の生命場を高め続けていくことだよ、と。

最近、帯津先生が研究されているものの一つが、素敵に年齢を重ねて
いらっしゃる方々(あるキーワードがあるのですが、それはいずれ本にして
出版されたいそうなので、ここでは伏せておきます(笑)!)の観察、
だそうですが、共通項は、顔つきが良く、歩き方がリズミカルで音もなく、
新しい世界への
そこはかとない予感を感じていのちが躍動している・・・
そんなお姿だそうです


昨日は、他にも色々と興奮するお話をしていただいたのですが、
長くなるのでまた次回に


授業に参加できなかった仲間へのお知らせも兼ねて、帯津先生が
図を書いてまで内容紹介してくださった本を紹介しておきます。

『思想としての「医学概論」 - いま「いのち」とどう向き合うか』





厚く大きな本で読み応えたっぷりですが、
ベルクソンを学び、哲学と医学を結びつけ、独自の学問領域を開拓した
と言われる澤瀉久敬氏の『医学概論』を軸に、本書をめくると
ハイデガーの文字も見え、わくわくします


それではまた次回!

みなさまもよい週末をお迎えください