ホリスティックって何ですか?問答 ③ | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

病気を改善する、健康を増進する歯科治療

歯科治療でで病気にならないように、歯原病からの回復で健康人生を取り戻そう。リュマチ、線筋痛症、皮膚炎を改善する、認知症を予防する、寝たきりを減らす、健康寿命を延ばす歯科治療

Kr:じゃあ腰痛が本当は心理的問題から起きていているとして、例えば手術とか徒手療法でとりあえず対症療法的に処置したらどうなるのですか?

 

Me:はい。ストレスなどが本質的な原因である腰痛は経験上とても多いと感じられます。Dr.サーノの「腰痛は怒りである」という本があるくらいですからね。Dr.サーノはアメリカで腰痛患者のストレスマネジメントをすることで多くの患者を腰痛から救っています。

 

では、その腰痛が心の問題から来るものであった場合、その「心」の分野を不問にして手術などをして治療した場合は、もちろん治らないこともしばしばあるのですが、一時的に症状が無くなることもあります。しかし大抵は再発します。よしんば腰痛が再発しなかったとしても他の症状として再現されてしまいます。

 

この「他の症状として再現される」場合は腰痛は治癒したものと思われてしまうのです。例えばその患者の心の問題が「恐怖」であるなら、腰痛は「恐怖」の一つの表現であるかもしれないし、「恐怖」を感じている自分を認めたくないための「身代わり」あるいは「カモフラージュ」かもしれません。その場合「腰痛」は患者自身の自己表現であり、その「自己表現」の「動機」なり「理由」が『恐怖』あるいは『恐怖からの逃避』だった訳なのです。

 

Kr:なるほど、、、、 先生がさきほどから「理由」とおっしゃっていたのはそういう事だったのですね。まさに腰痛に内面の動機があることもあるということですね。

 

Me:はいそうです。怖いのは対症療法で腰痛が治ってしまう場合です。患者が他の症状にどんどん「表現」を変えてゆく場合、例えば腰痛⇒五十肩⇒胃潰瘍⇒喘息というように、、、、

そしてその都度、対症療法で乗り切って行けば行くほど「心」の問題は深化し深刻さを増してゆくのです。そしていつか逃げきれなくなる時が来るでしょう。逃げきれなくなった時にうつ病や統合失調症、バーンアウト、あるいは事故を起こして怪我をする、などとして表現されてしまうのです。ですから早いうちに本質に気付いて、本質的なところを解消するべきでしょう。

 

Kr:う~ん、、、、 なかなか深い話ですね、、、、ちょっとこれが歯科医の先生との会話とは思えなくなってきました。全人的・ホリスティックとはそこまで網羅する必要があるのですね、、、、

 

Me:はい、心理学的な知識だけでは無く、カウンセリングのスキルとか心理療法のスキルなども必要になってきます。また栄養学や薬草などの知識、徒手療法の知識とスキル、ホメオパシー、フラワーエッセンス、エネルギーワーク、経絡、、、などなどかなり膨大です。私は全人的・ホリスティックな歯科医を養成したいという希望があります。伝えるものがあまりにも膨大であり、かなりの経験を積む必要があるのでどうしたら伝えられるのかな、といろいろ思案している次第です。

 

つづく?