噛み合わせは歯を削らずに調整できるのか? 体と噛み合わせの関係について | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

病気を改善する、健康を増進する歯科治療

歯科治療でで病気にならないように、歯原病からの回復で健康人生を取り戻そう。リュマチ、線筋痛症、皮膚炎を改善する、認知症を予防する、寝たきりを減らす、健康寿命を延ばす歯科治療

歯を削らずにかみ合わせは調整できるのか?という質問に対してとーます君と対談した。
彼のブログから転載する。


とーます: 大橋先生なんだか不思議な質問です。かみ合わせとは上の歯と下の歯がどのように噛み合うのか?ということでしょう?その噛み合わせの主役を触らずしてどうして噛み合わせ調整ができるか否かが議題になるのでしょう?

大橋: とーます君。噛み合わせも人間全体の一部なのだよ。だから歯のことだけを考えていたら噛み合わせも理解できないよ。体のほかの部分の状態で噛み合わせは多様に変化するのだよ。

とーます: へーそうなんですか!とっても意外な感じがします。目から鱗です。

大橋: わざとらしい驚愕ありがとう。ホリスティックなセラピストである「とーます君」には百も承知なことだろうに。

とーます: えへへへ、一応対談なので、、、、 読者代表ということなのでご容赦を、、

大橋: ま、そういうこと。体の状態で噛み合わせは変わる。逆に噛み合わせの状態でも体が変わるんだ。では実験してみよう。トーマス君、まっすぐ立ってごらん。そして軽く噛んでみてみたまえ。どうだね?今の歯が噛み合った感じを覚えておいてくれ。次に左に首をかしげてごらん。そしてまた再び軽く噛み合わせてごらん。どうだね?違いを感じるかい?

とーます: はい、如実に違いますね。左に首を傾げると私の場合は左の上下の犬歯同士のみが強く当たる感じがします。

大橋: そうだろ、ちょっとした首の角度で噛み合わせは変わるのだよ。では、また直立してごらん。今度は右の腰をくいっと上に持ち上げた状態で軽く噛んでごらん。その時右のかかとが軽く床から浮く感じになる。今度はどうだい?

とーます: おおっ!今度は右の奥歯でしか噛んでません。いや~、不思議だな~、びっくりしたな~!!!

大橋: またしても、わざとらしい驚愕ありがとう。では今度は右の腰を前に、左の腰を後ろに引く感じ、そう腰を反時計回りにクイッとひねるようにしてから、軽く噛み合わせてみたまえ。

とーます: わおっ!今度は左の小臼歯同士があたる感じです。

大橋: では、今度は右の肩を後ろに引いて、左肩を前に出す。背骨の真ん中くらいを中心に捻るようにしてから軽く噛んでごらん。

とーます: ほーっ!今度は左の犬歯から前歯があたって来る!

大橋: では今度は右の耳の穴に小指を入れて。耳の穴の内壁を後ろから前に押してから軽く噛んでごらん。

とーます: おお!今度は左の小臼歯同士が噛んでいる!!

大橋: では今度は少し高度なやつをやってみよう。 左右の手のひらをそれぞれ側頭部にあてる。轟音から耳をふさぐようにするより若干上に位置させる。そして右手の指先を前に倒すように、左手の指先を後ろに倒すような感じにして頭を左右から挟んで捻るようにして噛んでみる。逆に捻るほうもやってごらん。

とーます: 右を前方に左を後方に捻ったときは左の犬歯が、左を後ろに、右を後方に捻ったときは右の大臼歯部があたります。

大橋: ほー左右で違いがあるのだね。まあこの実験はその人の体の状態や歯並びの状態でいろいろ変化するからね。でもどうだい?ちょっと傾けたり、捻ったり、ねじったりするだけでずいぶん変わるものだろう?

とーます:  はい、改めてその違いにびっくりしました。

大橋:  だから歯を削らずに噛み合わせは変えることはできる。というのが答えだ。だから歯だけを見て噛み合わせを論じる、噛み合わせをいじるというのは不十分であるということがいえるんだ。

とーます: そうですね。難しそうですね。具体的にはどうやったらいいのですか?

大橋: うん、それは次回答えよう。