占いが当たる原理はこれだ! | 病気を改善する、健康を増進する歯科治療

病気を改善する、健康を増進する歯科治療

歯科治療でで病気にならないように、歯原病からの回復で健康人生を取り戻そう。リュマチ、線筋痛症、皮膚炎を改善する、認知症を予防する、寝たきりを減らす、健康寿命を延ばす歯科治療

当医院には様々な治療を受けて来院される方が多い。病院も個人開業医から大学病院、診療科も様々な手を替え品を替え、病院がダメなら様々なセラピーを受け、歯科関係の問題があればもちろん様々な歯科医院を訪れてあれやこれやの治療を受けて結局かえってバランスを崩して来院される。

まあそれは治らないからうちに来られるのだから当然なのだが受けてきた治療は的外れな治療であったということなのだ。何故的外れな治療になるのかというと、それぞれの治療家は自分の得意で専門の分野でしか診断しないし治療しないからだ。患者の本当の姿をつぶさに見るのでなく。自分の得意な治療に当てはめるにはどうしたら良いのかという見方をする。

カイロの先生は体の歪みや可動性が失われている部分という観点から物事を観るし治療もそういう観点から見る。

東洋医学の先生はもっぱら陰陽虚実という観点から人と病気を見てそういう観点から治療する

噛み合わせ治療の歯科医は殆ど全ての不調を噛み合わせや顎の位置の問題に無理やり当てはめて治療してしまう。

たまたまその患者さんが噛み合わせの問題から来る不調を抱えているか、よっぽどドクターとの間に強烈なラポールが出来ていて何をやっても治るという関係が築けていたら症状は改善してゆくことだろう。

しかしそうで無いならば反対に身体を壊してゆくだけになる。しかもそのようにされた人たちは噛み合わせ神経症に陥る。時間とお金と歯科治療を受けるという労力を払って噛み合わせという問題にこれでもかと意識を刻み付ける事になる。するとどうしようもなく噛み合わせが気になってしょうがなくなるのだ。

それらの人々は一日中噛み合わせの事を気にし続け違和感を感じ続ける事になる。それは噛み合わせ歯科医に噛み合わせ!噛み合わせ!と言われ続けたのが大きな原因と言える。それに加えて患者が持っている何らかの問題を噛み合わせという事柄に投影している場合が多い。

ご存知の通り歯科治療は侵襲性が高い。いわゆる切った張った削ったという世界である。だから間違った処置の代償は大きい。元に戻らないからだ。侵襲性の低い処置ならば的を外していてもそれ程問題にならない。しかし歯科治療で体を壊されてしまうとリカバリーがかなり大変な作業にならざるを得ない。

だからこそ病気を見たら全てを噛み合わせで診ようとする歯科医は破壊者になりかねない面があるので注意を要する。


噛み合わせのアンバランスが体のバイオメカニックなアンバランスをもたらすのは間違いでは無い。

しかしだからと言って噛み合わせが全ての問題の原因にはなり得ない。まず言える事はバイオメカニックな構造的な体の歪みが有るからと言って、必ずしも今患者が抱えている愁訴の原因であるとは言えないのだ。

歪んでいても何も問題が無い場合も結構多いのだ。構造的に歪んでいたらマズイですよというのはかなり浸透している強烈な信念である。基本的には人間は曲がっていることは好きではないからね。絵が飾ってあってその額が傾いていたら誰しもがそれをまっすぐに直したいという衝動に駆られるであろう。間違っても犬猫はそういう感覚は無いが人間にはそういう性があるのである。しかしそれは必ずしも正しいとは限らない(正しい場合ももちろんある)。それは腰痛と椎間板ヘルニアとの関係を見ても明らかである。

実は椎間板ヘルニアと腰痛は関係が無い事の方が多いということが分かっている。人は目に見える病変、例えばレントゲン写真に写った椎間板のヘルニアがそこにあると現在ある症状と結びつけてしまうものだ。

Aという症状がありBという何らかの変異が同時に見えるとその二つの点を結びつけたくなるのが人情、、、といか人間の認知なのだ。

しかしその二つの点と点を結びつける線は実は検証されない事が多い。

人間の認知は決められた枠の中で当てはまるようにしか認知しない。

例えば血液型性格判断であなたはAB型でAB型はカクガクシカジカなんですよと言われたら人は数ある自分の日常の情動や言動からAB型にそった部分を都合よく取捨選択して意識に上らせるのだ。その他のA型的B型的O型的気質は認識のフィルターによって排除されて無いかの如く振る舞ってしまうのが人間の性なのだ。だからあたかも自分はAB型気質であると認識しその人が住む宇宙は血液型で気質が決まるという宇宙に住まうことになる。

それは占いでも同じである。
あなたはてんびん座だから、「かくがくシカジカ」で太陽と月がどこそこの位置に入っているから「ほにゃららほにゃらら」な運気の傾向があるでしょう。といわれれば人間の認知はそれに当てはまる事柄は意識に上らせる(ロックオン)が、それに当てはまらない事柄は都合よく無視(ロックアウト)してしまうものなのだ。占いが当たっているかの如く感じるのは実は簡単な原理でロックオン・ロックアウトの原理でしか無い

そのようなロックオンによる思い込みはただの頭の中の「認知」にしか過ぎない。その枠にとらわれない広い視野の人からみたら「何考えているんでしょうね?」という事になる。

だから何かを観る時はなるべく大きな枠を設定してそこから見ないと膨大な盲点を抱えることなってしまうのだ。