よッ、お待ちしておりやした!ついに始まりやしたね、クドカン&磯山コンビの落語ドラマ「タイガー&ドラゴン」。今クルーの間違いなく期待の星ッス!
ご存知、このドラマは年明け正月にTBSで放送された1時間半のドラマの続編。この作品で人気が出たから4月からドラマ化した…つうのが世の中の噂だろ~けど、俺はそうは思やしねぇぜ。もともと、4月から連続ドラマ化するつもりで、正月のドラマ自体が、いわゆる、落語でいうマクラの働きをしているのではなかろうかと思うわけで。「マクラ」とは古典落語を話し始める前に噺家が話すイントロ部分のこと。落語の世界への第一歩としてマクラ的なドラマ、ドラマの大枠を提示し、視聴者をりらぁっくすさせておく。ひいてはそれが物語により深みを持たせる二重三重の構造を生み出す…。そんなからくりが潜んでいるような気がしなくもない。考えすぎかもしれんが。
そいつぁさておき、今回の古典噺「芝浜」。この古典落語は3代目桂三木助の十八番と言われていやす。落語と言えば「笑い」を連想させやすが、三木助さんはこの古典で観客をわらわらと泣かせたらしいぜ。 ストーリーは、借金まみれの夫婦の人情噺。妻は仕事ができるが酒好きの亭主を立ち直らせようと、つきたくもねぇ嘘をつく…つうもの。もともと三遊亭圓朝の作品で、昭和30年代には萬屋錦之助主演で映画化もされた。
この傑作とクドカンのオリジナルストーリーを混ぜて、またしとつここに素晴らしい笑い噺ができあがった。ヤクザ/虎児(長瀬)がウォークマンで落語を聞く、西田敏行のかみさん役、リサ(蒼井優)が組の2代目・銀次郎(塚本高史)に恋に落ちる瞬間…いやあ、笑えやす。今回も、虎児が落語でオチを言った後に、50パチ(拍手)しちまったよ!あと、素晴らしいなあ、と感心したのは蒼井優の演技力。酒飲みのシーンでは、しときわ輝きを放ってやがった。
あえて苦言を言わせて頂くと、岡田君のちょんまげ頭が似合わなかったことと、エンディングがV6の曲「UTAO-UTAO」だったことは許せねぇ。クレイジーケンバンドの「タイガー&ドラゴン」を貫いて欲しかったぜ~!
★レビュー:タイガー&ドラゴン 三枚記請の回











