ホラクラシー、全員経営、クレド経営、、、
いずれも目指すのは、
メンバーが伸び伸びと主体的に、
目を輝かせ、行動することだ。
その実現にむけ、
どうしても外せないことがある。
それは社員が、
①自分の判断に自信をもっている。
ー迷いがないこと
②恐れや不安などを感じていないことだ。
以上の2つの条件を満たすために、
何をすれば良いのか?
まず、
【①自分の判断に自信をもっている】、
これについて考えてみたいと思う。
社員が行動を起こす前に、
迷いや躊躇が起きないようにする。
迷いがあっては、
生き生きとした行動は生まれない。
社員自身が、
「自分の行動に間違いはない」という、
確信をもっていることが大切だ。
間違っているなどとは、
毛ほども思っていない。
行動した後になぜ行動したのか?
そう聞けば、こんな答えが返ってくる、
「考えるより先に行動したわ」
「ついとっさにそうしたの」
「だって相手が喜ぶじゃない」
社員は考えて、何をすべきか?
答えを出した訳ではない。
瞬時に行動が出ている。
このような状態を、
「知行合一」という。
思うのと同時に行動している、
そんな状態のことをいう。
このような状態を導き出すのに、
大事なことは誰もが持つ心の働き、
「良知の働き」をつかうことである。
「良知」とは儒学、
特に陽明学で使われる言葉で、
人間誰もが教えられずとも知っている、
他者に対して優しくしたいという心、
何が善悪かを判断する心、
そんな心の働きである。
この皆が持つ良知の働くような、
指針がクレドやコアバリューの中に、
入っているか?
その辺りがポイントだ。
次へ続く。
(まとめ)
みんな本来的には主体的に
動きたいと思っている。
そうさせないのは、恐怖感、
不安があるから。
その不安感にどう対処するか?
そして、自らの判断に、
いかに自信をもってもらうか?