２０２２．１１．３④
今回、以前コルカタで撮らせてもらった人たちの写真をプリントして持ってきた。
一番古いのは２００７年、一番新しいのが２０１２年。
もっと前のフィルムの時代には翌年にプリントして持って行ったり、
デジタルになってからは「プリントして欲しい！」って催促された人には、滞在中に渡したりしていたけど、
あげていない人もまだいっぱい。
大体撮った場所を覚えているものだけプリントして持って来た。
何人に渡せるかな～～～～？再会が楽しみ！！
裏に撮った日付を何も考えずに日本式で書いてしまった
分かりにくいかな。
分かりにくいかな。
サダルのすぐ側にあるニューマーケットへ。
ここは野菜、肉、衣料品、文房具、日用雑貨、宝石類まで何でも売ってる。
まずは【スパイス屋のおじさん】を探しに行ってみようっと
＜２００９/７/１１撮影＞
いつの頃からか、帰国前にはいつもこのおじさんのお店でスパイスやチャイを買うようになった。
私が「いつも上手くカレーが作れないんだよね。」って言うと、レシピも教えてくれたりしてね。
以前は頻繁に来ていたニューマーケット。
スパイス屋さんの場所なんて簡単に見つけられると思っていたけど、意外と記憶が薄れていて全然わからない。
ウロウロ、ウロウロ。
ウザい客引きを追い払いながら歩いていると、やっとスパイスの通りに出た！
ある人に「すみません、この人を知ってますか？」って写真を見せながら聞くと、
「知ってるよ。◯◯だ。でも・・・・亡くなったよ。」
「えっ？？？？亡くなった？？？？」
「彼のお兄さんのお店を知ってるから連れて行ってあげるよ。」
お兄さんに「いつも彼のお店でスパイスを買っていて、久し振りにコルカタに来たから昔の写真を持って来たんです。」
と言って写真を見せると、
「弟は二年前にコロナで亡くなったよ。強くて健康な男だったんだけど突然ね・・・」と言って、
おじさんの奥さんに写真を渡すと約束してくれた。
行けば普通に元気なおじさんにまた会えると思っていたのに。
まだ若かったし、まさかコロナで亡くなっているとは
こういう事もあるんだな。
次は【卵屋さん】を探しに行ってみよう
＜２００９/７/１８撮影＞
卵屋さんが集まっているところは何となく覚えてる。
あった！！簡単に見つかった。確か一番端の方のお店だったような・・・・
見つけた！！！
「あ～ボクだ！Thank you～！！」ってすっごく喜んでくれた。
周りの卵屋さんたちも集まって来てワイワイ盛り上がってくれたよ
さて、次は【路上床屋のおじさん】
＜２０１１/１２/２５撮影＞
これは何とな～くしか通りも場所も覚えてないんだよねぇ・・・
でも面白い写真だし（禿げ頭のおじさんには悪いけど
）是非見つけたいなぁ。
）是非見つけたいなぁ。その辺りの通りをグルグル、グルグル、何度も何度も通ってみたけどそれらしいお店は見つからない。
う〜ん、記憶が曖昧すぎる
もう諦めて帰ろうかなと思っていたんだけど、通りすがりの人に
「すみません、このお店知ってますか？」って写真を見せてみると、
「知ってるよ！COME！！！」と言って連れて行ってくれた。
ご本人は今田舎に帰っていて（コルカタにはビハール州などから出稼ぎに来ている人が多い）不在だったけど、
代わりにお店をやっていたお兄さんに渡すことが出来たよ。
ちょっと疲れちゃったから一旦宿に帰ろうかな。なんせ昨日は一時間しか眠れていないのだ
素敵な紅茶やさん。
そうだ、明日以降の宿を探さなくてはいけなかったんだ
予めネットで調べて来たサダル周辺のきれい目の宿を何軒か回ってみたけど、予算オーバーの所ばかり。
古い宿は、古いから安いと言うわけでもなく、
設備はもうボロッボロなのに値段だけつり上がっていて、かなりコスパの悪い印象。
昔からずっと『横になれればそれでいい』と言う考えで汚い安宿に泊まって旅をして来たから、
４６歳になった今も、宿にラグジュアリーさは求めていないし、宿に極力お金を掛けたくないのは変わっていない。
かと言ってあまり汚な過ぎる宿ももう嫌だしな。
ちょうどいい宿はないかなぁ～～～？
そうだ、サンジャイにも顔を見せに行かなくちゃ！
彼とは２２年前からの友達で、今はサダルでお土産物屋さんをやっている。
WhatsAppで時々連絡を取っていたから、彼は今回私が来ることも知っていた。
元気そうで良かった！
サンジャイに「サダルも宿代が高くなったよね〜。昔の宿はもう泊まれないほど古いし、明日の宿どうしよう・・・」
って相談すると、
「友達が数ヶ月前にホテルをオープンしたばかりですごくきれいだよ！連絡してあげるから見に行ってみたら？」
と、即連絡してくれたから、そのまま見に行ってみることにした。
オーナーさんはとっても感じがいいし、部屋もめっちゃきれい。
１０００RSを９００RSにまけてくれると言うから、明日からお世話になることにした。
持つべきものは友達だね！サンジャイ、助かったよ
そうだ！【靴修理のおじさん】はまだいるかな？
＜２００７/９/２１撮影＞
このおじさんがいつも座っていたスポットには誰も居ない。
１５年前の写真だもんねぇ・・・
近くに座っていた同じ靴修理のおじさんに「あなたじゃあ・・・ないよねぇ？」って言いながら見せると、
「ありがとう、ボクだボクだ
」ってニッコニコになって言うんだけど、
」ってニッコニコになって言うんだけど、どうみても１５年前より今の方が髪がフサフサなんですけど！！！
植毛でもしてない限り別人だわ！！
そこへやって来た人が、「これは○○じゃないか？彼はもうビハールの田舎に帰っちゃったよ。」
って教えてくれた。
ほらやっぱりおじさんじゃなかったじゃん
よく目が見えてないのかもね。
よく目が見えてないのかもね。へっとへとで宿に帰って、２時間程昼寝
お昼ご飯を食べ過ぎて、夕食の時間になってもお腹が空かない。ラッシーでも飲みに行こうかな。
行きつけだったラッシーのお店、ミルクセンターにはムスリム街を通って行く。
私大好きなんだよね、夜のこのエリア
お肉屋さんの前で何かグツグツしてた。
覗いてみると、肉の脂やらなんやらでカオスな感じだった。
ラッシーの前に【キラナの兄弟】に会いに行ってみよう
キラナとは食品や雑貨を扱う小さな個人商店の事。
＜２０１２/１/４撮影＞
２０年近く前に一度塩を買ったくらいなのに、
ラッシーを飲みに行く時にお店の前を通る度に挨拶するようになって、
コルカタに行くと必ず顔を見せに行っていた。
そしていつも「オ～～～～！！！ソニア～～～！」って喜んでくれる。
ソニアではないんだけどね(笑)
でも、１０年振りだしな・・・・もうさすがに覚えてないかなぁ・・・
覚えててくれたら嬉しいけど・・・・
ドキドキしながら兄弟のお店に到着して、「ハロー・・・」と恐る恐る顔を覗かせた瞬間、
「オ～～～～～！！Long time no see～～～！！
」
」って最高の笑顔で迎えてくれた。
覚えててくれた～～～～！！嬉しい～～～～～
１０年前の写真を渡すと、弟（左）が
「何と・・・こんな前の写真を持って来てくれて・・・おぉ・・・」
と言って涙を流して喜んでくれた。
えっ？泣いてる！！写真一枚で泣くほど喜んでくれるなんて、私も嬉しくなっちゃうよ。
持って来て良かったなぁ
こっちは割とドライなお兄さんの方(笑)
今も仲良くお店をやっていて嬉しい
ナッツとレーズン、お水までくれた。
さぁ、数軒先の【野菜屋さん】にも行ってみよう。
＜２００９/７/２４撮影＞この写真好きなんだよね
ここに座っていたおじさんに写真を見せると、うん、うん、と頷いてニコニコニコ
「息子たちだよ。」
興味をもって寄って来た周りの人たちに「こんな小さい頃の写真だよ。」と説明して、
ずっと嬉しそうに眺めてた。
おじさん、子どもたちのためにこれからもお仕事頑張ってね！
そしてこの太陽みたいな笑顔の男の子。
＜２０１２/１/４撮影＞
この通りのどこかで撮ったはずなんだけど、どこのお店か全く覚えてなくてあちこちで聞いてみたけどわからず。
兄弟のお店に戻って見せてみたら、
「◯◯じゃないか！！！田舎から出て来てここで働いていた子だよ。」
「何だ、ここのお店で撮った写真だったのね！で、この子は今どこに居るの？」
って聞くと、
「彼のお母さんから電話があって、事故で亡くなったって。まだ１２歳だったのに。
彼はすごくよく喋る明るい子でね・・・」
何と・・・・
貧しい家庭に生まれて、学校にもろくに行けず親元を離れて出稼ぎに行って、たった１２歳で死んじゃうなんて。
この写真、お母さんにあげたら喜んでくれるだろうか？
兄弟の親戚みたいだったから、いつか渡して貰えるように頼んでおいた。
はぁ・・・人の命ははかないなぁ
兄弟にバイバイして、ミルクセンターへ。
大きな鍋をグルグル掻きまわしていたおじさん。
＜２０１２/１/４撮影＞
カウンターの人に見せてみたら「あー◯◯だ。田舎に帰ったよ。」だって。
初日にいきなりラッシーは危ないかな？と思いながらもゴクゴク。
４０RS（約７２円）１０年前の３倍の値段になってた。
シンプルだけどやっぱり美味しいわ～
ラッシーを作ってくれたおじさん。
お客さん。
さぁ、またムスリム街を通って帰ろうか。
ネットの中に居るのはニワトリ。
ムスリム街では普通に牛肉のケバブが売られているよ。
ジュージュー。
そんなにお腹は空いてないけど、エッグロールだけ作って貰おうかな。
サクサクのパラタを卵と焼いて、玉ねぎを入れてクルクルクル。
宿まで持ち帰って共同スペースで食べたよ。２０RS（約３６円）
ヘットヘトだったんだけど、昨日コルカタINしていた友達がサダルのお店で飲んでるよ、と連絡をくれた。
『府中インドの会』でこう言うイベントなどを企画している友達で、今回は３人の日本人を連れて来ているそう。
HOTEL WALSONの中にあるお店へ。へ～こんな所があるんだね。
私は顔だけ見せるつもりで飲み物も頼まず、「ほんっとうにヘットヘトだから５分で帰るね。」って言ってたのに、
結局ベラベラベラベラ喋って、楽しくなって元気になって帰って来たのでした
そんな盛りだくさんのインド初日でした
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いつもありがとうございます！
＜本日の出費＞
シャンプー５２
コンディショナー６９
洗剤２×２＝４
チャイ ５０
プリペイドタクシー ３４０
SIM ７９９
物乞いのおじさん １０
ランチ ３００
ラッシー ４０
宿 ７８４
エッグロール ２０
計 ２４６８RS＝約４４４２円
両替１００USD→８１００RS
