注意再投稿です。

 

2010年1月の話です。

 

 

父が無事退院して落ち着いた頃、

私は再びバンコクに向かった。

 

 

シリアで別れて以来遠距離を続けて来た

ヒデと会うためだった。

 

 

うちの両親(特に母)には、

 

 

「そんな男と結婚したら苦労する。

絶対不幸になる。別れた方がいい!」

 

 

って猛反対されていたし、そのことで彼と

の関係も既にギクシャクしてしまっていたけど、

 

 

バンコクでは彼のお母さんにも紹介して

貰える予定だし、まだ頑張れば何とかなる

と思っていた。

 


東京のアパートも決めちゃったし、

仕事も決めちゃったし、

もう後戻りは出来ないのだ。

 

 

いざ、バンコクへ!!

今回は13日間の短い旅行。

 

 

カオサンではCH2ゲストハウスの

シングルにチェックイン。

150B=約420円。

 

 

バンコクに着いたらとにかく食べる!

食べる!食べまくる!!

 

 

屋台では一食大体30~40B

(80~110円くらい)で最高に美味し

いご飯が食べられる。

 

 

ひき肉入りオムレツとご飯。

 

空芯菜炒め

 

甘めのあんかけが美味しいパリパリの揚げそば。

 

ワッタナーさんの10Bラーメン。

 

生春巻き 

 

タイスキスープ 

 

 

 

そして、いよいよ彼のお母さんに会う時がやってきた。

 

 

どんな人だろう。いい人だといいな。

嫌われたらどうしよう。

と緊張しながら彼とお母さんの泊まる

ナライホテルに向かった。

 

 

バスを降りてナライホテルを探して

ウロウロしていたその時・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビチョッアセアセアセアセアセアセ

 

 

えっ??

 

 

ええええっっ??

 

 

またもや頭と上半身に鳥の糞を大量に

落とされてしまったぁぁぁぁ~~!!ゲッソリ

 

 

世界一周中にも5回も糞を落とされた私。

どうしてこんなに命中率高いの~笑い泣き

 

 

慌ててナライホテルのトイレに駆け込み、

急いで髪と服を水で洗った。

 

 

すぐに約束の時間になり

ヒデがお母さんと降りて来て、

私はビチョビチョの頭のまま挨拶をする

羽目になった。初対面なのに!

 

 

お母さんは若々しくてきれいで、とっても

感じのいい喋りやすい人だった。

 

 

一緒にご飯を食べ、色んな話をした。

 

 

翌日は、バックパッカーの雰囲気を味わっ

て貰おうと、二人にカオサンに来てもらった。

 

 

まずは私の泊まっている安宿を見せて、

タイマッサージ屋さんで3人並んで

マッサージをして、イスラエル料理屋さんへ。

 

 

シャクシュカ

 

ファラフェル

 

それからトゥクトゥクに乗り込む。

インドのオートリキシャには慣れている

けど、トゥクトゥクはスピードが出るし、

座席の前の空間が怖いアセアセ

 

ワットポーへ。

 

バンコクで観光地に来たの久し振りだな。

久し振りのタイのお寺、きれいだった。

 

 

お母さんは本当に喋りやすいし、

絶対に嫁いじめとかしなさそうだ。

素敵なお母さんチューリップオレンジお会いできて良かった。

 

 

翌日はヒデと一緒にインドのコルカタに

向かう予定になっていた。

彼はインドに行くのは初めてだから、

私の愛するコルカタを色々案内するのが

楽しみ音譜音譜音譜

 

 

ところが、待ち合せていたカオサンに

現れたヒデは、

涙を流し大笑いしながら歩いてきた。

 

 

えっ???何あれ???怖っアセアセ

 

 

その姿は気が触れちゃったんじゃないかっ

言うくらい奇妙で、周りの人たちもびっく

りしてジロジロ見てたくらい。

 

 

「オレ嬉しくって。全てがわかった。

オレがずっと悩んで苦しんでたこと全て

わかったんだよ!!」

 

 

どういうこと??

と聞くと、『不幸な国の幸福論』って言う

本を読んで目から鱗が落ちたらしい。

 

 

私はチラッとしか読んでないけど、

幸福は身分や収入でなく、自分の考え方次第、

自分と他者との比較をしていたら、幸せや

満足感は感じられない、

と言うような内容なのかな?

 

 

「オレもう旅なんか止めて帰った方がいい。

インドなんか行かなくてもいい。

幸せになるのにお金なんて一切いらねー

ーーんだよ。」

 

 

とか極端なことを言い始めた。

何かヤバい方向に向かってるかも・・・と

私はひどく不安になった。

 

 

空港に向かうバスの中でも彼は興奮して

喋り続けた。

 

 

「今まで親とか世間の望むように生きて

来て、やっと今自由になれて、

これからどう自分の生きる道を見つけて

いくかと言う時に、結婚の事、仕事の事、

子供の事どうすんのって言われて、

 

今すぐそのちゃんやご両親の望むように

安定した職に就くと言うことは、また元の

レールに戻ってしまうことと同じ。

 

自分は二度とそこには戻りたくない。

まずオレ自身が幸せにならないと

他人を幸せになんて出来ないんだ。

 

農業も宿もやってみたいし、

先生になるのも一つの選択肢としてある。

とにかく色んなことを試してみたいから

少し時間が欲しい。」

 

 

私は既に33歳。

子供も欲しいし、少しでも早く結婚したい

と焦っていた。

そのせいで彼を追い詰めていたのは事実。

 

 

「わかった。」

 

 

とは答えたものの、モヤモヤが消えない。

 

 

「待てない。」

 

 

が私の本心だった。

 

 

もう無理かもしれないな・・・

と思いながらコルカタへ向かった。

 

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