※内戦前のブログです。
2009.9.9
<本日の移動>アレッポ15:50→
→ラタキア19:30
シリア5日目
ラタキア1日目
9:30起床。
パッキングをして11:00にチェックアウト。
一年前に南アで会って、イスタンでもまた
バッタリ会った大学生のケンくんにまた再会した。
コルカタでマザーハウスの登録の時に一緒
だった子にもバッタリ。
長旅をしているとまぁよくあることだけど、
「おぉ~~~!!!」ってなるよね。
アレッポで毎日通っていた安食堂で最後に
グルチキを食べて、ネット屋さんに一時間
行ってから駅に向かった。
市バスに乗って行けると思ってバス停で人
に尋ねていると、通り掛かったおじさんが、
「バスはないよ。ついておいで!!」
って一緒に歩いてくれて、駅の近くまで来たら、
「駅はこっちだよ。バーーーーーイ!!」
って爽やかに去って行った。
インドみたいに見返りを求められるんじゃ
ないか、ってつい構えちゃうけど、
シリアではそんな心配は無用。
列車は15:50出発~~!!
二等だったけど、想像していたような汚く
てごちゃごちゃした二等とは全然違って、
フカフカのシートで超快適
折角シリアの列車に乗ったのに、
駅の写真も列車の写真も一枚も無かった
車窓から撮った写真が二枚だけ。
19:00頃、断食の終了時刻になると、
おじさんたちが一斉に立ち上がって煙草を
吸いに出て行った。
ヒデも向かいに座ってたおじさんに誘われ
て一緒に吸いに行っていて、
帰ってくるとそのおじさんがキュウリを
くれて、私達はお水を分けてあげたりして
仲良くなった
19:30ラタキアに到着。
ラタキアはアサド政権の強力な地盤。
住民の三分の二が、アサド大統領と同じ
アラウィー派だそう。
スンニ派が70%を占めるシリアを、
12%と少数派のアラウィー派が支配して
いるらしいけど、
アラウィー派は輪廻転生説を取り入れる
などイスラム教の中では異端的な教義を
持つ特殊な宗派で、
アラブ社会では伝統的に差別を受けて来た
んだって。
キリスト教からも大きな影響を受けていて、
同じような宗教儀式があったり、
クリスマスやイースターなどキリスト教と
共通の祭日を祝ったりするし、
イスラムの五行のうち、断食・喜捨・巡礼
を行わないしモスクも使わない、
飲酒もOKらしい。へ~
女性に関してはムスリムの女性のように
アバヤやスカーフなどで体を覆うことは
ないんだって。
そのせいなのか、この街ではノースリーブ
にスカーフなしの超メイクの濃いシリア
女性がいっぱいいてビックリ!!
自由で開放的な空気が流れてる~~~。
駅から宿まで迷いながら歩いていると
若い男の人が「YOU NEED HELP?」
って声を掛けて来てくれたから聞くと、
サッと教えてまたバーーーーイ!!
って去って行った。
この全く恩着せがましくない親切が
すっごく気持ちがいい。
ラタキアホテルのおじさんとの交渉は難航
したけど、最終的にはテレビ付きの部屋を
400シリポン=約840円にしてくれた。
今日の夕食はファラフェルを二本ずつ。
一つ15シリポン=約31円。
食べ掛けですいません手黒っ!
シリアのマネキン。
ブラブラ街を歩いてると、みんなすっごい
声を掛けて来てくれて楽しい
前回の女一人旅の時は、
遠慮して声を掛けてこなかったり、
若い男の子たちにはからかいの声を掛けら
れたりすることも多かったけど、
ヒデと一緒に居ると、みんなヒデの方に
どんどん声を掛けて来て絡んでくる。
いや~~~この街も楽しそうだ!!!
そうだ、先日これ何かわかる人いますか?
って書いたら、SOLさんがジョージアの
“チュルチヘラ”と同じ物じゃないかって
コメントをくれたよ。
ナッツと小麦粉をブドウジュースで固めた
ういろうみたいな食感の食べ物だそう。
そう言えばシリアに留学してた友達が
居た!って思い出して聞いてみたら、
「クルミなどのナッツ類が入ってるグミ
みたいな食感のお菓子。」
だそうで、多分同じだね!
チュルチヘラはジョージア発祥で、
ロシア、ギリシャ、キプロス、トルコ、
その周辺国で食されるんだって。
このまんま土の中に生えてる気持ち悪い
植物かと思ってた
最近は日本でもファラフェルを置いている
ケバブ屋さんが増えてきて嬉しい!
食べたくなった〜!!
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シュクラン!
<本日の出費>
宿 200
昼食 150
ステッカー×2 20
ネット 35
ジュース 12.5
パン 15
夕食 30
ジュース 10
計 472.5シリポン=約992円