【パーソナルWBSの勧め1】 | 元IBMerが語る現代文明論

元IBMerが語る現代文明論

30年のコンピュータ業界で養った知識・科学論・芸術論・役立つ情報を発信していきます。
「千年の未来に万余の命を救いたい」
地球物理学の専門家を増やして、二度と南三陸町防災庁舎の悲劇が起きないように。



学問・科学(全般) ブログランキングへ
訪問された方、ご協力お願いします。
-----------------------
【パーソナルWBSの勧め1】

ワーク・ブレークダウン・ストラクチャ

バーナード城

あまり耳慣れない言葉かもしれま
せんが、ソフトウエア開発の現場
では、特に管理をシッカリ行って
いるプロジェクトでは、当たり前
のように使われています。

やらなければいけないことを一覧
化して管理するのは、基本的な手
法ですが、一覧管理だけではタス
ク(やらなければいけないこと)
同士が従属関係を持っていたり、
ある条件がそろってからでないと
始められなかったりした場合に、
往々にして管理しきれなくなりま
す。

個人で管理する場合、順番にこな
していけばいいとお考えかもしれ
ませんが、待ち時間を有効に使っ
たり、前後関係が発生したりする
ことは、意外に多いものです。


まず、タスクをなにをやるかとい
う行為ではなく、行為の結果の成
果物に注目して管理します。

例えば、「部屋を片付ける」は行
為ですが成果ではありません。

この場合、アウトプット(成果)
に注目するわけですから、「綺麗
に片付いた部屋」が成果物となり
ます。

特に大きなプロジェクトなどで、
WBS(ワーク・ブレークダウ
ン・ストラクチャ)は効果を発揮
します。

引っ越しを例にとって説明します。

まず、やることを羅列してみまし
ょう。

引っ越す先の街(最寄り駅)は決
まっていることを前提とします。

・引っ越し先の家さがし
 ・住む家の広さなどのスペックを決める
 ・不動産屋をさがす
 ・条件を提示して探してもらう
・引っ越し荷物をまとめる
 ・荷物の片づけ(不要品の仕分けと廃棄)
 ・荷物の梱包
・部屋へ置くもののレイアウト決め
 ・新たに購入するものを決める
 ・室内のデザインを決める(カーテンなど)
・家の契約
・引っ越し業者へ依頼
 ・引っ越し業者を探す
 ・複数社から見積もりをもらう
 ・引っ越しの実施日を決める

次回は、この「やること」を成果
物と関連で見てみることにします。

他にもあると思いますが、まずこ
のくらいから始めてみます。

-----------------------
写真:「バーナード城」
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー
イエール大学英国美術センター
-----------------------

学問・科学(全般) ブログランキングへ
読了ありがとうございます。最後にバナーのボタンを押してください。


Facebookへもご訪問ください。
メッセージ付きで、友達申請していただけると助かります。
メルマガも登録お願いします。
-----------------------