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今月上旬、4月28日(土)公開されるスウェーデン映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』を手がけたリューベン・オストルンド監督が来日!
「これは気になっている作品!」と、公開前から早くもネッ上で話題となっている『ザ・スクエア 思いやりの聖域』は、人の愚かさや滑稽な部分を皮肉たっぷりに描き、世界に衝撃を与えた『フレンチアルプスで起きたこと』のリューベン・オストルンド監督による最新作。カンヌ映画祭でパルムドールを受賞、本年度のアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされました。
そんな、北欧のみならず世界の映画界で熱い注目を浴びるリューベン・オストルンド監督が、2011年の東京国際映画祭で上映された『プレイ』の授賞式以来2度目の来日。『ザ・スクエア 思いやりの聖域』に込めた思い、伝えたかったことなどをお聞きしてきました。
より映画が楽しみになる!特集記事をぜひご覧になってみてくださいね。(ネタバレはないと思います!)
▼こちらからどうぞ!
【特集】各国の映画祭を席巻!スウェーデン映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』リューベン・オストルンド監督インタビュー
またなんと、惜しげもなく次回作についても、ポロリどころかオープンに話してしまう事態に(笑)
監督、次回作についてどんどん話し出してしまうので、「楽しみにさせてください~!(涙)」と、ストップをかけさせていただいたのですが(笑)、気になっている方に、ここでちょっとだけ触れますね。
舞台は、ファッション業界。実はオストルンド監督の奥様がファッション・カメラマンで、「ものすごく面白い話をしてくれる」そうなんです。確かに数々のドラマがありそうですよね~ファッション業界!
主人公は男性モデル。社会の上層部に駆け上がっていくのですが、あるとき、髪の毛が薄くなってきた。ということは、美しさという“経済的な価値”が減ってきたことになり・・・。(ここまでですでに面白そう)
ストーリーが3つのステージに分かれて展開されていくそうなんですが、父権制社会だったモデル業界から、母権制社会へ移っていったとき、人はどんな風に行動するのか。ところ変われば言動も行動も変わってゆく。オストルンド監督お得意の鋭い人間考察がまた次回作でも見られるかも?!
「(次回作について)これって・・・書いちゃってもいいんですか??」と尋ねると、「もちろん!」と真顔のち笑顔。
「今、映画の見方が変わってきていて、予告動画を見てもわかるように、結末がわかってしまっても、それに至った経緯、なぜそうなったのかが見たい!どうしてそうなるのかが見たい!という気持ちになるんだよね」
だから、話しちゃってもいいのだと(笑)
「昔は映画の本数も多くなかったし、競争も少なかったので結末は伏せておいたほうがいいとされていたけれど、今は上映本数も多く、競争も激しいので、なぜその映画を見たいのか、という理由をほしがる。なのでどんどん書いてください。書いてくださればその分、注目が集まりますので!」
と、現代の映画の楽しみ方について、監督の考えを吐露してくださいました。なるほど、確かにここまで聞いても、プロセスなどが気になって、余計見たくなるかもしれません。次作も公開が楽しみです!
その前に、4月28日よりいよいよ公開!『ザ・スクエア 思いやりの聖域』、こちら要チェック作品ですよ。お近くの劇場へぜひ足を運んでみてくださいね。
▼インタビュー記事
【特集】各国の映画祭を席巻!スウェーデン映画『ザ・スクエア 思いやりの聖域』リューベン・オストルンド監督インタビュー
ザ・スクエア 思いやりの聖域
監督・脚本:リューベン・オストルンド『フレンチアルプスで起きたこと』
出演:クレス・バング、エリザベス・モス、ドミニク・ウェスト、テリー・ノタリー他
2017 年/スウェーデン、ドイツ、フランス、デンマーク合作/英語、スウェーデン語/151分/DCP/カラー/ビスタ/5.1ch/
原題:THE SQUARE/日本語字幕:石田泰子 後援:スウェーデン大使館、デンマーク大使館
配給:トランスフォーマー
http://www.transformer.co.jp/m/thesquare/
ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマ、立川シネマシティ他
4月28日(土)全国順次公開!
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