映画「PS2大いなる船出」
2023年 インド 165分
<監督>
マニ・ラトラム
<キャスト>
ビクラム、
アイシュワリヤー・ラーイ、
ジェヤム・ラビ、
カールティ
<内容>
1950年代にインドでベストセラーとなった歴史小説「Ponniyin Selvan(ポンニ河の息子)」を原作に、10世紀のインド南部タミル地方に実在したチョーラ王朝の宮廷に渦巻く愛憎と陰謀、国の存亡をかけた戦いの行方を壮大なスケールで描く大河ドラマ2部作の後編。
敵襲を受けて荒波に沈んだアルンモリ王子の訃報が王国全土に広まり、人々は悲しみに包まれた。
しかしアルンモリは、これまで幾度も彼の窮地を救ってきた謎の老婆に助けられ、一命を取り留めていた。
アルンモリのもとに集った長兄アーディタや長女クンダヴァイら王族たちは、密使デーヴァンから王朝転覆の黒幕と計画の全貌について知らされる。
計画を裏で操るナンディニへの愛憎を抱えるアーディタは誘いに乗って彼女のもとへ向かい、アルンモリには刺客が差し向けられる。
前編に続いて「ロボット」のアイシュワリヤー・ラーイがナンディニ、「マッスル 踊る稲妻」のビクラムがアーディタ、「囚人ディリ」のカールティがデーヴァンを演じ、「ボンベイ」のマニ・ラトナムが監督を務めた。
(映画COM)
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6月29日 相鉄ムービルにて鑑賞。
鑑賞後、記事アップまでだいぶ日にちが経過してしまいました。
PS1の続編です。
前作を5/18に観て良いところで終わっていたんですよね。
約1ケ月後に続編が上映されるのは願ったりかなったりです。
で大勢の方が楽しみに館内を訪れているかと思いきや、館内はけっこうガラガラでした。
この作品はチョーラ王朝の壮大な歴史絵巻。
前作品のなぜ長兄アーディタに対し復讐に燃える女性との関係性また謎の老婆など、謎めいていたことの伏線が回収されていきます。
冒頭は前作の続きからかと思たのですが、その復讐に燃えるナンディニと長兄のアーディタの若かりし頃の映像が映し出される。
そこには仲睦まじく想いを寄せる二人の姿だったのです。
また謎の老婆は誰だったのかなど、絡み合った糸が今作品で明らかにされていきました。
なかなか迫力ある映像でしたが、どうにもシナリオが良くないのでしょうかね?
なんだかストーリー展開にメリハリが感じられない。
最終的には今作は次男アルンモリ王子、のちにチョーラ王朝の英雄と称えられたラージャラージャ1世の物語なのですが、どうにもこうにも群像劇にしているためなのか、彼の存在がもうひとつ輝くところが少なかったように思えました。
PS1から見ていて多少今回の方では人物の相関関係などは理解できたのですが、もうひとつ盛り上げりにかけて気がするのです。
血沸き肉躍るように、私の細胞の一つ一つが喜ぶことはなかったのでありました。
どうしてもこの手の作品は同じインド映画「バーフバリ」や「RRR]を観ているだけに、比べてしまうので仕方ないのですが・・・。
5点満点中3.5