映画「プライドと偏見」 | ほくとの気ままなブログ

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映画「プライドと偏見」

 

2005年 イギリス、 127分 

 

<監督>

ジョー・ライト

<原作>

ジェーン・オースティン:高慢と偏見

 

<キャスト>

キーラ・ナイトレイ、

マシュー・マクファデイン、

ドナルド・サザーランド、

ブレンダ・ブレッシン、

ジュデイ・デンチ、

ルパード・フレンド、

ロザムンド・バイク

 

<内容>

18世紀末のイギリスの田舎町。

そこに暮らすベネット家の子どもは五人姉妹である。

女性に相続権がないこの時代、父親が死んだら家も土地も遠縁の男子が継ぎ、娘たちは路頭に迷ってしまうと、母親はなんとか娘たちを資産家と結婚させようと躍起になっていた。

そんなある日、近所に独身の大富豪ビングリーが引っ越して来る。

舞踏会の夜、美人の長女ジェーン(ロザムンド・バイク)はビングリーからダンスを申し込まれる。

しかしビングリーの親友ダーシー(マシュー・マクファデイン)は、ベネット家の娘たちに関心を示すどころか見下し、次女エリザベス(キーラ・ナイトレイ)は彼の口から侮辱の言葉を聞いてしまう。

 

彼女はダーシーの高慢な態度に強い反感を抱き、あらぬ誤解から彼への嫌悪感を募らせていく。

 

(ウィッキペディア、一部修正)

 

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「ブリジット・ジョーンズの日記」の基になった、ジェーン・オースティンの小説「高慢と偏見」を、美しい田園風景を背景に映画化したラブストーリー。

 

Netflixにて初鑑賞。

想いの勘違いからすれ違い、誤解が雪解けしていく男女の物語。

 

 

 

この時代のイギリスの社会制度や、家族そして男女の在り方をこの作品を通して垣間見ることができます。

 

やはり女性は嫁ぎ、夫に従順にしたがうのが幸せと考えるのは、昔はどの国にも当てはまっていたのでしょう。

 

 

内容は違うのですが、5人姉妹の色々なやりとりが、若草物語を思い出してしまいました。

 

原作を読んでいないので映画との比較はできませんが、古い価値観で縛られていた時代

その中で生きていく女性の在り方。

そしてその在り方に対して疑問を持ち、自分の気持に真っすぐに生きようとする主人公がしっかりと描かれています。

 

 

前にブログアップした、映画「ココ・シャネル」にも似たようなところがあるかも。

 

 

 

 

 

当時の女性の結婚事情と、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いの人間描写が、時にコミカルに、時に重く軽妙に描かれています。

 

また青く霞む遠い山々、緑茂る小高い草原などイギリスの田舎の風景がとても美しく彩られ、文学作品としての風合いを色濃く出していました。

 

けっこう評価が高い作品のようですが、個人的にはまぁまぁという感じ。

 

 

自分の中では怪演者に位置する、ドナルド・サザーランドが、今作品ではおとなしめでした。

 

 

愛を認め合う男女のなかでは、時として「ブライと偏見」が邪魔をしてしまうものなのです。

もっと光を!

ではなく、

もっと素直に!

でしょうか。

 

5点満点中3.6 

 (画像全てお借りしました)