映画「時をかける少女」 | ほくとの気ままなブログ

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原田知世による、

 原田知世のための、

  原田知世の作品

 

 映画「時をかける少女」

 

 

1983年 角川春樹事務所 104分

 

<監督>

大林宣彦

<原作>

筒井康隆

<主題歌>

原田知世:時をかける少女

 

<キャスト>

原田知世、

高柳良一、

尾身としのり、

岸部一徳、

根岸季衣、

上原謙、

入江たか子、

 

<内容:ネタバレあり

土曜日の放課後、掃除当番の芳山和子(原田知世)は実験室で不審な物音を聞きつけ、中に入ってみるが人の姿はなく、床に落ちたフラスコの中の液体が白い煙をたてていた。フラスコに手をのばした和子は不思議な香りに包まれて気を失ってしまう。

 

 

和子は、保健室で気がつき自分を運んでくれたクラスメイトの堀川吾朗(尾身としのり)や深町一夫(高柳良一)らと様子を見に行くが、実験室は何事もなかったように整然としていた。しかし、和子はあの不思議な香りだけは覚えていた。

 

それはラベンダーの香りだった。

 

 

この事件があってから、和子は時間の感覚がデタラメになったような奇妙な感じに襲われるようになっていた

ある夜、地震があり外に避難した和子は、吾朗の家の方で火の手があがっているのを見、あわてて駈けつける。幸い火事はボヤ程度で済んでおり、パジャマ姿で様子を見に来ていた一夫と和子は一緒に帰った。翌朝、寝坊をした和子は学校へ急いでいた。途中で吾朗と一緒になり地震のことを話していると突然、古い御堂の屋根瓦がくずれ落ちてきた。気がつくと和子は自分のベッドの中にいた。

夢だったのだ。

その朝、学校で和子が吾朗に地震のことを話すと、地震などなかったと言う。そして授業が始まり、和子は愕然とした。昨日と全く同じ内容なのである。やはりその夜、地震が起こり火事騒ぎがあった。和子は一夫に今まで起った不思議なことを打ち明けるが、一夫は一時的な超能力だと慰める。しかし、納得のいかない和子は、一夫を探していて、彼の家の温室でラベンダーの香りをかぎ、気を失った。

 

気がつくと和子は、一夫が植物採集をしている海辺の崖にテレポートしていた。そこで和子は不思議なことが起るきっかけとなった土曜日の実験室に戻りたいと言う。一夫は反対したが和子のひたむきさにうたれ、二人は強く念じた。

 

 

そして、時をかけた和子が実験室の扉を開けると、そこには一夫がいた。彼は自分が西暦二六六〇年の薬学博士で、植物を手に入れるためこの時代にやって来たこと、自分に関わりのある存在には、強い念波を相手に送って都合のいい記憶を持たせていたことを告白する。

 

そしてすべてを喋ってしまったのでお別れだと告げた。

和子は一緒に行きたいと言うが、彼は自分に対しての記憶も消さなくてはならないと言う。

和子は嫌がるが、ラベンダーの香りをかがされ床に崩れた。

 

 

 

十一年後、大学の薬学部研究室に勤めている和子は、実験室を訪ねてきた一夫とぶつかる。

二人はハッと思うがそのまま歩み去るのだった。

 

(MovieWalker、一部修正)

 

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先日、大林監督がお亡くなりになった追悼番組で、録画してあったものを鑑賞。

もう、若かりし頃に鑑賞して以来で久しぶりに観ました。

 

大林監督、尾道三部作第2弾(他の2作は「転校生」「さびしんぼう」)」

尾道三部作は好きな作品で、大林監督の人柄がそれぞれの作品を通して感じられます。

 

 

そしてこの作品は、原田知世の初主演映画です。

もう本当に初々しくて可愛らしいですね。

稚拙な演技もなんのその、そしていまでは撮影技術など突っ込みどころも色々とあるかもしれませんが、公開当時の若者はこの作品にどれだか酔いしれたことでしょうか。

私は原田知世さんについては、そんなに、好きでも嫌いでもありませんでしたがw

 

 

ちなみに、深町一夫演じる、高柳君にはあえて棒読みするように、演技指導が入っていたようです。

またこの作品は、角川さんが原田知世にぞっこんでほれ込んで、ヒットしなくてもいいからと彼女にプレゼント的に製作された作品。

しかし、そんな作品が、思いのほか当時の若者の心を掴んでしまいました。

 

放課後の実験室から全ては始まった!

モノクロからカラーに変わる冒頭シーン。

 

 

 

圧巻の白いブルマー姿に驚愕

 

だいぶ細かい部分を忘れてはいましたが、今回鑑賞して特に印象に残ったカットは、原田知世さんの・・・なっなんと白いブルマー姿ですw

 

原田知世主演映画「時をかける少女」(1983年)をHuluで見た感想 ...

 

 

あの当時の女子学生の体操着は、ブルマーが当たり前の時代。

自分の中学校や小学校時代は、女子が赤か紺だったと思うのですが、そんな色のブルマーをはいていた記憶があります。

ですが、白の記憶はなかったので驚愕しました。

実際、白いブルマーがあったのですかねぇ?

それとも映画用?

それが今回一番のヒットでしたw

 

今の若い子たちが見たら、考えられない光景なのかも?

 

 

それと深町一夫の祖父役で、上原謙さんと入江たか子さんが出演していました。

上原健さんは加山雄三さんの父親ということは知っていましたが、入江たか子さんは当時は全く知らず、映画のブログを書くようになってから知った次第。

過去に記事アップしていますが、サイレント映画「滝の白糸」などに出ていた方だったのです。

 

 

また松任谷正隆さんが、亡くなった深町一夫の父親として写真で登場していますよ。

 

あの時代、その時代、この時代に自分も時を経過しての鑑賞だからこそ、この作品の良さ、懐かしさ、初々しさを感じるのでしょうか。

 

昭和のノスタルジーの世界、いやいや大正ロマンチシズムの世界を、青春時代に時を巻き戻して堪能してみてはいかがでしょうか。

 

ある程度の年代の方が観ると、なぜか懐かしく甘酸っぱいものがこみ上げてくるのではないでしょうか?

 

 

 

 

映画「時をかける少女 」1983年 原田知世 主演 の感想 – inseki.info

 

そしてはやり、尾道の風景は良かったですね。

エンドロールまでしっかり観ましょう!

 

 (画像全てお借りしました)

 

5点満点中4.0