映画「JUNK HEAD」ストップモーション・アニメーション | ほくとの気ままなブログ

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すごいぞこの作品!

ストップモーション・アニメーション

映画「JUNK HEAD」

 

 

 

劇場公開2021年 99分 配給ギャガ

 

<監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽・
絵コンテ・造形・アニメーター・効果音・VFX・声優・etc>

堀貴秀

 

<内容>

環境破壊が止まらず、もはや地上は住めないほど汚染された。人類は地下開発を目指し、その労働力として人工生命体マリガンを創造する。ところが、自我に目覚めたマリガンが人類に反乱、地下を乗っ取ってしまう。

 

それから1600年──遺伝子操作により永遠と言える命を得た人類は、その代償として生殖能力を失った。

 

そんな人類に新種のウイルスが襲いかかり、人口の30%が失われる。絶滅の危機に瀕した人類は、独自に進化していたマリガンの調査を開始。政府が募集した地下調査員に、生徒が激減したダンス講師の“主人公”が名乗りを上げる。

地下へと潜入し、〈死〉と隣り合わせになることで命を実感した主人公は、マリガンたちと協力して人類再生の道を探る。

 

今、広大な地下世界の迷宮で、クセ者ぞろいのマリガンとの奇想天外な冒険が始まる!

 

(公式サイト)

 

**********************

 

 

海外の映画祭で激賞された、長編SFストップモーション・アニメーション映画

 

いやぁ~~面白かった(楽しめました)。

 

 

この世界観やクオリティは独学で作ったと思えない程の出来栄え!

面白さで言えば、今年観た映画の中では1~2位を争うほどか?

愉快爽快SF冒険大活劇。

 

もう続編が待ち遠しくてしかたありません。

 

 

5月8日、映画「ノマドランド」を鑑賞後15分経過で、はしごして観てきました。

ノマドの余韻がぶっとびましたww

前にワイドショーでこの作品の事を取り上げていて、何しろ独学で堀監督ほぼほぼ一人で7年の歳月をかけて作った狂気の世界、ということで興味津々でした。

 

ストップモーション・アニメ『JUNK HEAD』(3月26日公開)の堀貴秀監督

 

まだ上映中ですので詳しくは説明しませんが、ストップモーションアニメの特徴であるコマ撮りなのですが、コマ撮りに見えないスムーズなキャラクターの動き。

 

 

そしてストーリー展開もハラハラドキドキもあったり、ちょっとウルウルシーンもあったり、またキモカワのキャラクターもなかなかよし。

一人でこの作品をコツコツつくった堀監督、

あんたはエライ!!

感動した!

 

 

 

 

 

監督のインタビュー記事を読みましたら、6分の1スケール。

自分の事業で工場を持っていて、そこで制作したようです。

全部で200坪くらいの土地でその半分くらいを使っているよう。

 

この監督、カルトSF映画の金字塔ソビエト映画「キン・ザ・ザ」の影響を受けているとのことで

 

 

「クゥ~!」(キン・ザ・ザを見た方はわかるこの言葉ですw)、

キャラクターの話す言語がおもしろい。

 

言語は色々な言語を混ぜ合わせて作ったようです。

だからでしょうか、時々どこぞの国の言葉の感じに聞こえたり、いい加減な日本語を混ぜ合わせたような言葉にも聴こえたりしました。

どうも言葉遊びしている感や、某有名遊園地のキャラクターを連呼している言葉もあるそうですよ(気が付きませんでしたが)。

 

それと、北斗の拳を愛する方々でしたら、まずわかると思う場面がありましたよ。

今作品のなかで、主人公が絶体絶命の危機になる場面。

そこで3バカ兄弟が・・・。

あれれ、このシーンはあのカサンドラ監獄の門番、ライガとフウガのあのシーンをパクったか?

 

 

いや、参考にしたかと思うほど似ているのです。

たぶん堀監督、北斗の拳は読んでいる観ているはずでしょう。

 

他にもそんな感じの場面がいくつかあったような気もしたのですが・・。

見つけるのも楽しみになりますよ。

 

とにかくこの独特の世界観にドンドン引きずり込ませてくれるので、もう時間が経過するのと同時に、癖になってくるのです。

 

そして、続編では次のようなことも語っています。

昔起きた事故のせいで、遺伝子が不安定になっていろんな因子が生まれている。

色々な設定があって、マリガンは元々60体ほどしか作られなかったのですが、ある事件が起こった。

続編は1000年前のその事件を描く予定だとのこと。

そして3部作の最後も絵コンテも既にできているようで、今作品があたれば製作できるような事を話されていました。

 

ぜひヒットして作ってもらいたいところです。

ただし、また7年と言わず早めにお願いしたいところですがw

次回作は、女の子ニコがキーになりそうな予感です。

 

 

5点満点中4.1

 

 

 

 

 

 

<キャラクター>

 

主人公/パートン

人類滅亡の危機を防ぐため、
未知の地下世界を調査する
任務に就いた一般市民。

 

 

3バカ兄弟

博士によってひとつのマリガン種子を3分割して作られたチョット頭の悪い兄弟。

 

女の子/ニコ

ニコは、マリガン生命システムの生命の木として生まれた女形マリガン。

 

ニコの従者/ホクロ

ニコが拾われた頃から一緒に育つ異形種。

 

博士/ドクター・ルーチー

脳を強化されたマリガンで知能指数は650。

 

助手佐藤(男型)

 

助手アダチ(女形

 

IQ-P

 

ミイラ/パンスマン

 

 

地上のダンス教室、女生徒

 

 

生命の樹になる母体(通称/ヨーグル)

マリガンを生み出す生命の木になる母体。一度死ぬことで樹状に変異し数百のマリガン種子を実らせる。カープバール都市に初めて変異した原始の樹があると言われている。

 

グローム

知能の低い野生動物。腕力だけは強い。

 

バルブ村の人たち

職長のペリオットは、決断力はあるがプライドが高い。部下のポルチーノは、職長のご機嫌取り。

 

女衆/マルギータ

筋肉強化女型マリガン。

 

バルブ村の子供達

地方政府に支給された種子から生まれたマリガン幼生体。

 

 

8番浄化装置管理人

 

暗闇にいる異形種

いつも飢えているが狂暴性は無い。

 

ラスボス/トリムテ

出生不明な異形生物。皮膚がダイラタント特性を持つため、高速な弾などは弾き返す(補足:ダイラタント流体=急激な変形に対しては固体的に振る舞い、 ゆっくりとした変形に対しては流動性を示す。水に溶いた片栗粉の上を走れる)。

 

 

以上、画像公式サイトからお借りしました

 

老マリガン

仲良しの3体。何の意味も無く座り込んでいる。

 

デスワーム

巣穴を作りその前に触手を張り巡らせ、獲物を待っている。

 

関西弁詐欺師/トゥリーキー

高級食材クノコを見て奪おうとするサギ師。

 

きのこ屋/ピルツィーノ

人間のクローンボディーに寄生させた子実体を高級食材クノコとして販売。

 

 

画像全てお借りしました。