映画「サウンド・オブ・ミュージック」午前十時の映画祭10 | ほくとの気ままなブログ

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 明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

今年の正月は帰省した実家で姪っ子がインフルでダウン状態、また猫のミトちゃんと同部屋で寝たために、夜中叩きおこされて寝不足の日々ww定例の中学同級会などあったりであっというまに過ぎてしまいました。

さて、お正月気分もいずこへ、今年一回目の記事アップは、昨年鑑賞した映画になります。

 

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午前十時の映画祭10 

 

映画

「サウンド・オブ・ミュージック」 

 

1965年 アメリカ 174分

 

<監督>

ロバート・ワイズ(アカデミー賞監督賞受賞

 

<キャスト>

ジュリー・アンドリュース

クリストファー・プラマ、

エリノア・パーカー、

リチャード・ヘイドン、

マーニ・ニクソン、

シャーミアン・カー

 

<内容>

ロジャース&ハマースタイン・コンビの大ヒットしたブロードウェイ・ミュージカルの映画化。

1938年のオーストリア、院長の命により厳格なトラップ家へ家庭教師としてやって来た修道女マリア。

彼女の温かい人柄と音楽を用いた教育法で、七人の子供たちはマリアの事が好きになるが、父親であるトラップ大佐とマリアの衝突は絶え間なかった。だが、次第に大佐に惹かれている事に気づき悩むマリア。

やがて大佐の再婚話が持ち上がり彼女は傷心のまま修道院に戻るのだが……。(allcinema ONLINE)

 

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アカデミー賞5部門受賞

(作品賞、監督賞、編集賞、音楽賞、録音賞)

 

この作品はご存知の方は多いでしょう。

ですから詳しい内容はカットしますw

そしてまた観たことがないかたでも

「ドレミの歌♪」

 

 

「私のお気に入り♪」

 

 

など、この映画で使用された音楽は一度は聴いたことはあるのではないでしょうか。

TVCMにも使われたりもしていますしね。

 

午前十時の映画祭10で昨年12/21(土)に観てきましたが、最前列もすべて埋まっていたほどの盛況ぶり。

私はチケットの予約しないで当日購入でしたので、「もののけ姫」以来の前から2列目の端の方の席で鑑賞でした。

言わずと知れた

ミュージカル映画の名作中の名作!!

 

 

そして、土曜日ということもあったかもしれませんが、とにかく満員御礼とはすごかったですね。

私がチケット購入時では、前列1列目が4席くらい2列目が2席くらいの空きがあるのみで、ギリセーフでした。

観客は小学校低学年くらいに見える子供さんをつれて来ているかたもいましたし、幅広い年齢の方が鑑賞していました。

ただあまり小さい子供さんの場合は、字幕が辛いのではと思ったりもしましたが。

 

 

前にアップした、午前十時の映画祭で観た「ウエストサイド物語」もそうでしたが、今作品も空撮場面から始まります。

雄大なアルプスの山々そして高原、教会などの歴史と趣を感じさせる建物の数々が映し出される。

 

そしてカメラは画面を切り替えます。

高原の遥か彼方から一人の修道女マリア(ジュリー・アンドリュース)が、草原で歌うサウンドオブミュージックにあわせて画面狭しと登場します。

 

 

もう過去に映画館やTVなどで観ていますが、このシーンは何度観ても良い!彼女に輝きオーラーを感じます。

特に今回は午前十時の映画祭が来年3月で終了するので、この作品ももしかしたら映画館で観る最後かと思い、ひときわ気持ちが高ぶりました。

とにもかくにも、ジュリー・アンドリュースの歌声から至福のひと時を感じ、本編が始まりました。

名作とは、時を経てもまったく変わらない物です。

 

ただこの作品は純粋な毒のない作品かというと、実は子供向けではない一面を持った映画でしょう。

戦争という時代的背景、政治的な問題、国家ナショナリズムなど色々な要素が含まれています。

 

ただそいう難しいことを抜きにして観ると、子供から大人まで楽しめる作品ではありますよね。

 

修道女マリアがトラップ家に家庭教師として赴任して、子ども達そしてそこの主の心をつかむ。

平凡な日々で終わるかと思いきや、戦争という時代の波に飲み込まれ祖国が、他国へ併合されてしまう現実。

その動乱の中で一家は、最後には亡命への道を選んで行くまでの物語。

 

 

この作品は実在の人物、ファミリーをモデルにしている映画です。

映画でも出てくるトラップファミリーは、ザルツブルク音楽祭で本当に優勝したほどの実力だったようですね。

 

この映画のストーリーそして流れる音楽はほとんどわかっているつもりですが、それでも今回再度鑑賞してもやはりテンションは上がりそして感動の嵐でした。

 

劇中で歌われる歌、それぞれがとっても良いのです。

 

また最後ザルツブルクで行われた音楽祭。

逃亡することを監視する敵の目をごまかすために、トラップファミリーは全員参加します。

ファミリーが歌う歌ももちろん良いのですが、特に壇上でトラップ大佐がドイツに併合され消えゆく祖国のオーストリアを思い歌う、「エーデルワイス」のシーンはジーンときました。

途中から、会場の観客も大合唱する場面は鳥肌ものです

 

(エーデルワイス)

 

その他劇中で歌われる数々の歌は、どのシーンを切り取ってもそれぞれが素晴らしいです。

 

劇中での挿入歌!!

· 前奏曲〜サウンド・オブ・ミュージック(マリア)

· 序曲から前奏曲(オーケストラと修道女のコーラス)

· 朝の賛美歌〜ハレルヤ(修道女のコーラス)

· マリア(修道女のコーラス)

· 自信を持って

· もうすぐ17才

· 私のお気に入り

· すべての山に登れ

· ひとりぼっちの山羊飼い

· サウンド・オブ・ミュージック

· ド・レ・ミの歌(マリアと子供たち)

· 何かよいこと

· 行列聖歌とマリア

· エーデルワイス

· ↓さようなら、ごきげんよう

 

 

ぜひ色々な人に観てもらいたい、そして映画史に残る残すべき作品のひとつであろうと思います。

 

途中休憩入りましたけれど、あっというまの174分でした。

 

<おまけ>

ウィッキペディアなどを参考にして、少しアップしておきます

 

ジュリー・アンドリュースがトラップ邸を初めて訪れる直前に『自信を持って』を唄いながら街を歩く場面で、原作者のマリア・フォン・トラップ本人がワンシーンだけ通行人として映画に出演しています。

実物のマリア夫人が姿を見せるのは、ジューリー・アンドリュースがドームとレジデンツをつなぐアーチをくぐるショットの部分です。

後ろで民族衣装の女性3人が左から右に歩いています。

それがトラップ夫人(本物のマリア)と娘ロースマリー、孫娘バーバラであるとのこと。まぁ、ほとんどわからないと思いますがw

↑バックの3人

1:47くらいのカットででています。

 

ラストは家族がアルプスを歩いて山越えするシーンで終わりますが、実際は列車や船などを使って亡命したそうです。

 

映画の中では行動的で良き理解者のマリアですが、実物はけっこうな癇癪もちで、それをなだめていたのがゲオルク(ご主人トラップ大佐)のほうだったよう。トラップ大佐は一家を良くまとめていたとのこと。面白いですね。ただその通りだと映画としては面白くなかったと思いますが・・w

 

*最強のゴーストシンガーとして知られている、マーニ・ニクソン「王様と私」ではデボラ・カー、「ウエストサイド物語」ではナタリー・ウッド、「マイ・フェア・レディ」ではオードリー・ヘップバーンなどの歌の吹き替えを行っています

そのマーニ・ニクソンが本作品では、修道女のシスター・ソフィア役で登場しています。

「マリア (Maria)」の中でマリア役のジュリー・アンドリュースと競演するほか、終盤ではナチ憲兵隊の車からエンジン部品を秘かに取り外して亡命するトラップ一家の追走をできなくさせるなど、見せ場のある役どころを演じています。

 

実話ではトラップ少佐はマリアより24歳9ヶ月年上であったみたいです。随分若い奥さんをもらいましたね!

 

当時20世紀フォックス社は、巨費と歳月をかけた超大作『クレオパトラ』の失敗で倒産も囁かれていましたが、この映画の空前の大成功により経営を立て直すことができました。収入はアメリカだけでも7900万ドル、これは当時の配給収入記録の最高額であったようです。

 

マリア役にグレース・ケリーやドリス・ディなどの名前があがっていたが監督はメリー・ポピンズがまだ公開される前で無名のジュリー・アンドリューズを選んだようです。

 

 

シャーミアン・カーはトラップ家の長女で出演しました。オーデションに来たシャロン・テート、ミア・ファロー、ジェラルディン・チャップリンなどをおさえて長女役を手に入れています。なかなか激戦だった事がわかります。

 

子供たちのなかでけっこう自分のお気に入りは、アンジェラ・カートライト(ブリギッタ役)です。ある程度年配の方でしたらむかしTV放映していた「宇宙家族ロビンソン」に出演していたので記憶にあるかもしれませんね。

 

この映画は、オーストリアでの評価は低くヒットしなかった。サウンドオブミュージックはオーストラリアの当時の現実とは異なる点等があり、逆にトラップ家の物語を史実に近い形で制作されたものとしてはドイツ映画「菩提樹」という作品があります。オーストラリア国内またドイツ語圏ではその「菩提樹」のほうが評価され、ヒットしたようです

そしてオーストリアではザルツブルクを除いて、21世紀に入るまでこの映画は1度も上映されていなかったのにはびっくりです。どうもトラップ艦長はこの映画では英雄扱いされていますが、実際のところは全く違っていたようですので、そういうところも反感を買ったのでしょうか?。

 

 

 

やっぱり映画館の大画面で観ると感激も倍増しますね!!

 

5点満点中 4.5