映画「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」 | ほくとの気ままなブログ

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映画「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」

 

 

 

2010年 アメリカ 123分

 

<監督>

ランダル・ウォレス

<キャスト>

ダイアン・レイン、

ジョン・マルコヴィッチ、

ジェームズ・クロムウエル、

スコット・グレン

 

<内容>

アメリカ合衆国・バージニア州にある競走馬生産牧場「メドウ・ステーブル」のオーナーであるクリスは病に倒れた。

その牧場の経営も赤字続きだったことから、クリスの息子たちは牧場の売却を模索する。

そんな中、18年前に結婚し専業主婦となっていた娘・ペニーはこれに反対し、その経営権を父から譲り受けて牧場の経営に乗り出した。

牧場経営に関しては素人同然のペニーだったが、調教師のルシアンとの出会いなどもあって徐々にそれを身につけていく。やがて牧場では1頭の仔馬が生まれた。

その馬こそ、後に「アメリカ競馬史上最強馬」とも称される名馬・セクレタリアトであった。(ウィッキペディアより抜粋)

 

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ウォルト・ディズニーの映画ですが、残念なことに日本未公開

 

この作品は、以前「大人の遠足」などで交流のある、北の大地の帝王がセクレタリアトの話題を上げたことがあり、また少し前ですがテリー伊藤さんもお勧めの映画で紹介されていました。

今回初鑑賞。

 

この物語はアメリカ史上最強の競走馬と言われる「セクレタリアト」と、その名馬を生産した実在の牧場主「ヘレン・チェナリー」の実話に基いた物語です。

 

 

男性社会の競馬会で、素人同然の主婦であるペニーが牧場主になっての奮闘が見どころであり、その後に生まれた名馬セクレタリアトの疾走に感動を覚えること間違いなし。

 

競走馬セクレタリアトといわれても、まず知らないでしょうね。

アメリカの競馬フアンならば、まず知っているでしょうが、日本の競馬フアンの方でも知っている人は少ないのではないかと思います。

比較はできませんが、日本の馬で言えばダート版の、ディープインパクト、オルフェーブルのような破格の強さをもった馬ですかね。

といっても、競馬を知らない方はまったくわからないですよねw

 

<セクレタリアト>

 

1973年のアメリカクラッシックレース(ケンタッキーダービー、ベルモントステークス、プリークネスステークス)の三冠馬

日本のクラシック3冠競でたとえると、皐月賞、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞ですね。

 

そして映画のクライマックスにもなる、伝説のG1のレース。

そのベルモントSでは2着の馬に31馬身の差をつけて優勝しました

距離にすると75Mくらいだといわれています。

G1レースでぶっちぎりです。

すごいですね!!

 

ちなみにセクレタリアトは心臓の重さが、通常の馬の2倍以上もあったとか。

持っているエンジンが違いました。

 

名前のセクレタリアトは「事務局」または「書記職」という意味で、牧場の事務係だったエリザベス・ハムに感謝しつけられたといわれています

 

映画の中でも出てきますが、この馬と他の馬が生まれて所有を争ったときのエピソードもおもしろい。

選ぶ馬をコイントスで決めるのですが、当然馬のプロである相手方は馬の血統などで長距離向きでないと判断して、この馬については希望していませんでした。

しかし、ペニーは、女の第六感なのか(彼女のなかの根拠はありましたが)長距離も絶対対応できるはずだと信じて選びます。

数年後、結果としては素人のペニーに軍配が上がります。

ですから人生とは本当にわからないものですね

 

またペニーの牧場が破産の危機に陥ったときに、少し実績がでてきたセクレタリアトをまわりからは売却することを進められます。

しかしペニーは売却には反対します。

牧場を何とか維持するために、まだタイトル獲得はしていませんがセクレタリアトの将来性を売りにして、種付け料の前倒しのような独自のアイディアで、何とか危機を乗り切ったりのドラマもあります。

 

 

エピソードのどれもが実話に基づいているのがすごい。

 

競馬の事を知らなくても、けっこう楽しめるドラマにしあがっていますしまた、サラブレッドの競争シーンを観るだけでも価値があるかも。

レース映像、馬の荒い息遣い、蹄の音など競馬場で観戦しているがごとくの演出、このシーンを映画館で観たら相当迫力あっただろうなと思った次第です。

 

傾きかけた牧場を立て直すきっかけとなった父親に言われた言葉が印象的です 

Don’t let them fool you
It’s not whether they think we won
It’s whether we think we won
周囲に惑わされるな
勝てそうかどうか周りがどう見てるかを気にしないで
自分自身が勝とうと思うこと

 

 

大人から子供さんまで安心して観る事のできる、安定のwディズニー映画でした。

セクレタリアトが成長し、三冠馬になるまでの物語。

クライマックスの伝説のレースは見ごたえはありますが、しいていえば、もう少しドラマチックな演出などがあっても良かったのかも・・。

 

5点満点中3.5