プライドを傷つけられたシンは、再びケンシロウに襲いかかる。
シンは南斗孤鷲拳の高速の連続突きを繰り出すが、真の北斗神拳伝承者となったケンシロウに完全に見切られ、かわされてしまう。
そればかりか一瞬のうちにケンシロウに自らの背後を取られてしまった。
それは拳法家としての負けを意味する。
それにしても空白の一年間でケンシロウは大きく成長した。
拳の技量ではない。
哀しみを怒りに変え、甘さを断ち切ったのである。
「シン きさまの技はすべて見切っている きさまの負けだ!!」
「おれさまを見下したようなセリフははかせん!!」
シンの高速の突きを見切り、簡単にかわすケンシロウ
ケンシロウに背後を取られたことにたじろぐシン
(「北斗の拳」原作より抜粋)