皆様、ご無沙汰しております。

約一年ぶりのブログになりますが、いかがお過ごしでしょうか?

 

岐阜県では独自の緊急事態宣言の延長、

河川でのBBQの自粛など、まだまだ厳しい状況が続いています。

また、今年の夏は例年以上の酷暑となる予報が出ています。

熱中症への注意も必要です。

皆さんが安全で楽しい釣りが出来る事を願っています。

 

さて、今週末に解禁を迎えた郡上ですが、

現在の状況はこんな感じです。

ほぼ毎日吉田川を撮影されている郡上鮎の会さんの動画を拝借します。

凄い群れの数でした!!

 

ただ、この群れはすぐに上流に移動してしまい、

同じ場所にはあまり魚がついていませんでした。

 

ん~~、今年は川が出来上がるまでは辛抱が必要になるかもしれません。

とはいえ、魚は間違いなくいますから、時間次第でしょう!!

 

それでは今年の夏も、宜しくお願い致しますニコニコ

鮎の解禁も徐々に始まる夏本番。

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 

当クラブのホーム郡上では、解禁日はあいにくの雨でしたが、

翌週は天気も良く、良い釣果を多く聞くことがありました。

今年も皆様にとって、良い鮎釣りシーズンになる事を願っております!!

 

さて、今回久々にブログを書こうかなと思った事があったので、こうしてパソコンに向かっております。

 

【ライトスタイル、一大ブーム!!】

普段このブログを見てくださっている方や、鮎釣りエキスパートの皆さんは、

昨今鮎釣り業界で流行している『ライトスタイル』というのをご存知かと思います。

ご存知でない方は、五年前の記事になりますが、当ブログのリンクが分かりやすいと思います

鮎の友釣りxファッション

 

 

このライトスタイルですが、

今では各釣具メーカーさんやメディアが取り上げてくださったり、

直近では釣りキチ三平の外伝『バーサス魚紳さん!』の最終回に登場したりと、

ここ数年のトレンドになりつつあります。

『ライトスタイル』という名称は、私がこのブログで呼称していたのが始まりで、

それを鮎釣りマガジンさんが取材してくださり、鮎釣りマガジン2018でメディア初お披露目となったのが経緯です。

その後、各釣具メーカーさんがメディア等で展開してくださるようになりました。

 

ライトスタイルが世間に広まり、

川を見ると、ライトスタイルで釣りをされている方が多くなってきました。

そしてここ数ヶ月、このブログを更新していませんが(すみません…)

アクセス解析を見ると、

毎日のようにライトスタイル関連の記事が読まれています。ありがとうございます。

諦めずに書き続けて良かったと思っています。

【しかし一方で…】

しかし、しかしです。

そんなライトスタイルについてここ最近、否定的なご意見を聞いたり見たりすることが多くなりました。

中にはかなり過激な言葉を使ったものもありました。

ただこの事態、全く想定していなかったワケではなく、むしろ以前から想定していた事態でした。

こうなる事は、メーカーさんが名称を使い始めた頃から想定していました。

 

こういったご意見が出てきた大きな原因。

それはハッキリ申し上げると、

ライトスタイルという『名称だけを使って、全くの別物を展開している釣具メーカーさん』にあります。

正直、こういったセンシティブな内容を載せるのは、好きではないです。避けたいところです。

ですがこのままだと、せっかく生まれた新しい文化を、次代につなげる事ができなくなります。

なので、今回は正直な気持ちを、正直な言葉でぶっちゃけようと思います。

【同じ言葉でも意味が全く違う…!!】

まず、私とメーカーさんの謳い文句を簡単に書いてみます。
 
メーカーさん
『(ハーフパンツに肩掛けバッグを出して)コレがライトスタイル。暑い夏でも涼しいし手軽!』
 
私の場合

自身のスキルや好みに応じて、それぞれがスタイル選びを楽しむ。

そんな『選択する時代』になっていく事を願っています。 

鮎釣りマガジン2018から引用
 
そうです。明確に違うんです。
そもそも私は、ハーフパンツに肩掛けバッグこそがライトスタイルとは言っていません。
「カッコイイ、カワイイで判断する若者」にどうすれば抵抗なく鮎釣りを見てもらえるか。
「道具が高いと思っている人」にどうすれば始めるキッカケになってもらえるか。
その目的に対する『選択』として、鮎釣りマガジン2018ではあの格好を紹介しました。
 
鮎釣りマガジン2018以前から言っていますが、
寒ければタイツを履けば良いし、ベストが必要なら着れば良い。
自分だって、九頭竜川でタイツを履きます。首まで浸かります。
タイツを着るのは、それを『自分で選択』しているからです。
他人に『強制する』事をやめて、自分たちが自分達のしたいスタイルを『自由に楽しんでほしい』という事を伝えたつもりです。
それが何を間違ったのか、
『コレがライトスタイルだよ!』と世間に広まってしまい、
釣り人の皆さんから、
「あんな危険な格好をして、メーカーは何を考えているんだ!」
というご意見が、ライトスタイルがメディアに出れば出るほど噴出している状態です。
 
どんなご意見があるかと言うと、
・あんな薄いアンダーウェアで転んだら、大怪我じゃ済まない
・あの格好で立ち込むのは危険すぎる
・膝が冷えて釣りにならない
・そもそも釣具メーカーが全部ダサい
 
メーカーさんの謳い文句では、これらに答える事は出来ません。
展示会などで、こういったご意見聞いているのではないでしょうか。
実際どう答えているんでしょうか…?
 
私の『選択する自由』というテーマならば、
・あんな薄いアンダーウェアで転んだら、大怪我じゃ済まない
→タイツを履くか、膝プロテクターを自身の判断で装着しましょう。
・あの格好で立ち込むのは危険すぎる
→ではタイツを履きましょう。あと初心者をお連れの場合は、そもそもそこに連れて行くのはどうかと思いますよ。
・膝が冷えて釣りにならない
→ウェーダーを履いて快適に釣りをされた方が良いです。
・そもそも釣具メーカーが全部ダサい
→釣具メーカーにこだわらず、自由に選びましょう。
 
…というように、明確な返答をお伝えする事ができます。
 
「立ち込むのが危険。メーカーは責任取れるのか」
というご意見ですが、
それを言うなら、立ち込み自体禁止にした方が良いのではないでしょうか?
立ち込みによる死者は、毎年実数として出ているワケですから、ライトスタイルよりもよっぽど危険です。
タイツやウェーダーなら入る事が出来て、タイツ無しが入れないという理屈はよく分かりません。
そもそも、タイツは立ち込み用のアイテムではなく『保温と怪我防止』の為です。
サーフィンでも同じ用途で使われています。
タイツを履いているから流されて溺れても仕方なく、ライトスタイルならメーカーの責任でしょうか…?
立ち込む時は『自己責任』ではありませんか?ライトスタイルも同様です。
成人した真っ当な判断力を持っているならば、全て『自己責任』です。
自己責任が果たせないなら、そもそもアウトドアは全て危険な趣味になってしまいます。
私は釣り以外にもウインタースポーツ各種、コンタクトスポーツ、ランニング、ゲーム、他にも多様な趣味をしますが、服装から楽しみ方を含め、誰に決めつけられる事なく自己責任です。
立ちこみも鮎釣りの醍醐味ですから、全く否定しません。私もしますし、自己責任です。
 
あの格好は、
真面目に鮎釣りをやってきた方にとっては、鮎釣りを馬鹿にするなという気分になる方もいらっしゃるでしょう。
メーカーさんのあの展開の仕方では、そう思ってしまう方の気持ちはとても理解できます。
生みの親の私も違和感だらけなので。
ただ、コレは私が上手く伝えられなかったのもあります。本当にすみません。

【私の願いと今後】

そして何より残念なのは、
またしても釣具メーカーさんは『型にはめる』という同じ失敗を繰り返しています。
いつの間にか定着した『タイツにベストが鮎釣りの絶対条件』という半強制的な世界を、
『自由に選択する』願いをもって送り出したのがライトスタイルです。
それをまた同じように「コレとコレとコレを買ってね」と型にはめる。(しかも値段設定も高い)
それでは時代は前に進まないんですって。いい加減に気付きましょうよメーカーさん。
申し訳程度に「川に入る時はフェルトシューズを履いてください」と少しだけ触れる程度だから、
そりゃ真面目な釣り人は抵抗感持ちますよ。
 
本当に鮎釣りを変えていく覚悟があるなら、普及の為に採算度外視するくらいの覚悟がいるはずです。
私は大会に出る時それほどの覚悟で挑みましたし、今だって全力で考えて、常に新しい事を考えようと必死です。
「どうすれば○○は解決するのか」「どうすれば○○な人たちに興味を持ってもらえるか」
そんな事を常に考えて、鮎釣りと向き合っています。
物事の本質を確かめず、表層的な美味しい部分だけ持ち出して、
自分たちの目先の商売の事だけを考えて、それがどういった結果をもたらすのかを考えられない。
だからプロ制度やあれだけ華やかだった鮎釣りが、ここまで衰退したんです。
コレではライトスタイルがこれ以上進む事はないでしょう。
ちょっとしたブームで終わりです。
そして、鮎釣りはそのまま衰退して日本から姿を消すでしょう。
 
メーカーさんはこれからも『ライトスタイル』という名称を使い続けるでしょう。
そこに文句を言うつもりはありません。自由に使って頂いて結構です。
あの格好は鮎釣りが競技化する前からあったスタイルであって、シンプルに『追求したら原点回帰した』だけなので、私がオリジナルだとは思っていません。
私にとってライトスタイルは『願い』なので、名称にこだわりはありません。
ただ、私が一緒にされるのは非常に困るので、これからは別の名称で頑張っていこうかなとも考えています。
 
そのあたりを発売中の『鮎釣りマガジン2020』で取材して頂いているので、
お時間ある時に読んで頂けると幸いです。

【最後に──】

このブログを始めてそれなりの時間がたちましたが、
そもそもこのブログは、釣りクラブの活動ブログをたまたま担当した私が、ついでに書き始めたのがライトスタイルでした。
それがキッカケで、皆さんにライトスタイルが広まったのは有り難い話ですが、
やはりあくまでクラブのブログという側面上、クラブにも迷惑がかかる可能性があります。
なので、別の場所でライトスタイルを書くのが良いのかなと思い、今後は下記ブログにて、個人的なものを展開していこうと思っています。
 
もちろん、クラブの活動はこのブログで展開していくので、是非これからも楽しみにしていてくださいね。
とは言いつつも、最近ブログをサボリ気味で…すみません…。
 
ということで、
今回はいつもと違い、少し厳しい意見を書かせて頂きました。
いつも当ブログを読んでくださる皆様、応援してくださる皆様。本当にありがとうございます。
これからも皆さんにとって、意義のある楽しいブログにしていきますので、どうか宜しくお願い致します!!

 

今年からあゆパークさんで始まった、
初心者から一人前になる為の年間スクール『鮎塾』
 
先日無事に修了式を終える事が出来ました。
 
思えば色々な事がありました…(遠い目)
 
座学でみっちり理論から学び

 
竿の使い方や、川での所作について一つずつ学びました。
 
 
 
 
 
みなさん、回を重ねるごとに立派になって行きました。
 
 
 
そして最終日は『卒業検定試験』が行われました。
座学部門、実技部門と行いました。
 
そして無事、全員が修了する事が出来ました笑い泣き
 
 
 
第一期生という事で、
少人数にとても密度の濃い授業をする事が出来ました。
そして、鮎釣りはコレからが本番です。
まだまだ知るべき事はたくさんありますが、
これをキッカケに鮎釣りを好きになってくれる人が一人でも増える事が、
我々の何よりの願いです。
 
皆さん、お疲れ様でした!!!
 
そしてもちろん、
『鮎塾 第二期生』も決定しております!!
 
『鮎釣りってどんなの?』
『塩焼きを自分で好きなだけ釣りたい』
 
少しでもそう思った方、
是非来年はアナタが鮎釣りをはじめてみませんか?
 
詳細はあゆパークさんへニコニコ
今年もこの時期がやってまいりました!
 
『中高生鮎友釣り選手権』
 
今年から、名称を『.5(ファイブ)』と変更して、ナンバーシリーズにしていくとの事です。
その方が名称もスッキリするし、カッコいいですね!!
 
今年も北師会はお手伝いとして、座学講習、実技講習、大会と参加させてもらいました!!

 
 
 
 
 
 
今年は昨年、一昨年からの連続出場している選手が多く、
大会が認知されているのが分かりますね。
権威のある大会になってきている証拠だと思います。
大会当日は、
今年から『大会レフェリー』として、エリア内の監視をする仕事をさせてもらいました。
レフェリングは大切な仕事ですから、しっかり務めさせて頂きました。
 
そうそう、今年からポロシャツのデザインが一新されてました!
このロゴデザインは、運営している実行委員がデザインしたとの事です。カッコイイ!!
それにしても素晴らしい景色ですね。
10代の若者が真剣な眼差しで竿を並べる景色。将来が楽しみです。
 
 
そして今回のチャンピオンは高校三年生の髙橋選手!!
この髙橋選手、実は一昨年に第三位、昨年は準優勝と、毎年苦汁をなめる結果でした。
今年が選手権に出場出来る最後のチャンス。
実技講習の段階から、並々ならぬ決意を感じました。
 
こうやって、少しずつ歴史とストーリーが積み重なっていくんですねえ~。
色んなドラマが生まれる、暑い夏の青春物語。
そんな彼らの将来が楽しみです!!
 
また来年、彼らに会える事を楽しみにしています!!
 
 

祝!令和の鮎釣り解禁!!

今年も楽しんでいってください!!

早速良い釣果も聞かれてますので、一安心ですね😊
さて、我々は本日あゆパークにて鮎塾二時間目!!

これからいよいよ河川に入ります!!
あゆパークにて開催してますので、是非見学にいらしてくださいね!!