今週末に北師会のホームグラウンド長良川、吉田川も鮎が解禁となります。
また今年も長い長い夏が始まりますね!

今年は吉田川にて、鮎の友釣りでは全国初の試みが実施されるので、
情報が確定次第またコチラで報告をさせてもらいます!


さて、今回のテーマは「鮎の友釣りとファッション」です。


私がブログでお伝えしたい事は二つあります。

一つは「鮎釣りの楽しさとスポーツ性

そしてもう一つに「ファッション性」があります。


恐らく、今鮎の友釣りをされている方で、
ファッションに拘っている方というのはあまり多くないのではないでしょうか。
とりあえずメーカーのハイクラス品を買えば良いと思っていると思います。
「釣りにファッションなんて関係あるか」
そう思う方もいらっしゃると思います。

しかし、よく考えてみてください。

鮎の友釣りというのは、非常に多くのウェアを装着します。
上から
①帽子
②サングラス
③シャツ
④アンダーウェア
⑤鮎ベスト
⑥鮎ベルト
⑦鮎タイツ
⑧インナータイツ
⑨靴下
⑩シューズもしくは足袋


まず、着用するアイテムでこれだけのアイテムが存在します。
そして鮎釣りには、囮の鮎や釣った鮎を携行するために腰に付ける、
⑪引き船

そして、釣った鮎をキャッチする、
⑫タモ

更に、大前提の、
⑬鮎竿


という様に、これだけの多様なアイテムを組み合わせる事になります。


しかしながら、これだけのアイテムが組み合わせる事が出来る状態なのに、
ほとんどの人はこれらを意識していません。
そもそも、鮎の友釣りに「ファッション」を考える人の方が少ないと思います。

私はよく中学生、高校生の子供達と話す機会がありますが、
彼らに鮎の友釣りの写真を見せてみました。

この格好、正直にどう思う?

と問いかけると彼らはすぐに、

カッコ悪い

と答えました。

そして次に「じゃあ、コレ着てみたい?

と聞いたところ、

……。

そう言って苦笑いをされてしまいました。

それほどまでに、我々が普通だと思っているスタイルというのは、
特殊で異様な光景に見えるのでしょう。


では何故そう見えるか。
一番の理由はおそらく「タイツ」でしょう。
確かに、少し大げさな感じに見えると思います。
しかし、タイツは体温の低下を防いだり、川の中で怪我をしない為に必要です。
このタイツは鮎の友釣りをしている方でもかっこわるいと思う人はいると思います。

しかし、よくよく考えると「タイツ」を着用するスポーツって多いのです。
その中でも「サーフィン」なんてのは、
全身をスーツで覆うスタイルです。
しかし「サーフィン」は「カッコイイ」という認識があります。
それこそ鮎の友釣りと同じ老若男女、様々な人がしているスポーツです。
この違いは、
恐らくやられている方の意識の問題だと思います。
そしてウェアを作るメーカーさんの意識の問題です。



正直、私自身も鮎の友釣りをしていながら、
一生懸命デザインをされて、
企画してくれているメーカーの方には非常に失礼ですが、
コレを着てみたい!
と思えるウェアは一つもありません。

そして、鮎の友釣りをされている方でも、
「おおおーカッコイイ!」
と思った方は一人もいません。

誤解の無いように言っておきますが、
「釣りの技術」において感動させられる事はたくさんあります。
またその人の「オーラ」を感じて「カッコイイ」と思う事もあります。

しかし、格好を見て「真似したい」と思った事はただの一度もありません。

もうぶっちゃけて言いますが、
正直「ダサイ」です。

これは私個人の意見ではありません。
たくさん出会ってきた私達の後に続く「次世代」の子どもたちがそう言っています。
これを我々現役世代は真摯に受け止めなければなりません。


みなさん、鮎の友釣りをもっと広めたいでしょう?
みなさんに鮎の友釣りの楽しさを知ってもらいたいでしょう?
みなさんが思っている以上に、
鮎の友釣りという世界は狭く、入りづらい世界です。

その窓口を広げるのは「ファッション」だと確信しています。

現代のスポーツほぼ全てに言えることですが、
人気に火がつく為には、

①若い世代が「この人の真似をしたい!」と思うこと
(特に鮎の友釣りをした事がない若者)

②ファッションとの融合

③メディアが取り上げること



これが必要不可欠です。

それらを満たした「ゴルフの石川遼君」「フィギュアスケートの羽生結弦君」「テニスの錦織圭君」達の活躍を見ればよく分かるでしょう。
彼ら三人の苗字を、試しにスマホでもいいので打ち込んでみてください。
予測変換にすぐ出てくるはずです。

テレビの影響というのはとてつもなく大きいです。
テレビで紹介されたお店のホームページがパンクするくらいアクセスが殺到したり、
その事柄に興味を持つ人が一気に押し寄せます。

そこで①と②を併せ持ったスポーツが、ブームを引き起こすのです。

これらは今、空前のブームです。
テニススクールは現在、会員が急激に増えているそうです。
フィギュアスケートは以前はお金持ちのスポーツと言われていましたが、
今は一般の方にも興味を持ってもらっています。
ゴルフは一昔前は「オジサンの趣味」という認識でしたが、
今は若者が気軽に始めるスポーツとして人気です。
そこにも必ず「ファッション」が絡んできます。

それほど「ファッション」というのは、
その業界を押し上げる為に必要な要素なのです。



私は現在、
なるべく釣りメーカーのウェアを着ない事にしています。
それは決してメーカーを嫌っているワケではありませんし、
貶めるワケではありません。

私は新しいスタイル、新しいカタチを提唱していきたいからです。
それは鮎釣りを初めてまだ日が浅く、まだ完全に鮎釣り師になりきれていない私だからこそ出来る事だと思っています。

鮎の友釣りを知らない人達に対してももちろんですが、
まずは鮎の友釣りをしている人達にも提唱していきたい。

そして若い世代が「かっこいい!」と思ってくれるまで、色々なスタイルを提唱していき、発信するつもりです。

鮎の友釣りのファッションは、もっと多様化していいはずです!