この週末は2回戦・3回戦の連戦・・
2回戦を勝利しても連戦で第1シードと当たる山場となる日程でした。
6月1日(土)、2回戦は高槻シニアさんとの対戦でした。
思い返せば、新チーム発足間もない8月の大阪鶴見大会で戦かった相手。
その日は強風の池田シニアグランドでした・・。
9月の秋季西部ブロック予選に向け、まだ手探りの状況ではあったものの、まさかのコールド負けを喫しました。
しかしあの敗戦後に、チーム全員で考える機会を得て、秋季大会に臨むことができました。
あの敗戦がなかったら現レギュラーチームの現状はないでしょう。
敗戦後、ホームグランドに帰って練習する選手の眼と姿勢を見て、私は「このチームは強くなる」と確信したのも事実。
しかし、4月末には練習試合もした、やりにくい嫌な相手でした。
結果的には8-1の5回コールド勝ちで終えましたが、
1回戦に続き気の抜けない一戦でした。
少しバタついた回もあり、エースの球数も50球(予定では40球がベストと考えていましたが)。
翌日の投手起用に少し課題を残した一戦となりました。
6月2日(日)、3回戦は第1シードの岡山シニアさんとの対戦でした。
春季関西大会で準優勝をおさめた勢いに乗るチームです。
春季関西大会の上位チームは日本選手権で苦戦するここ数年の傾向があります。
原因に確たる保証はないですが、春季関西大会と日本選手権の日程に約1か月もないことにも私は原因があると思っています。
その間の喜怒哀楽にまだ成長期にある中学生の心身状態がついていけるのか・・。
鼻が伸びてしまうこともあるでしょうし、頂点が見えた状態で悔しい敗戦があると、ここからの盛り返しに1か月という時間は少ない気がしてなりません。
その間、泥にまみれてひたすら練習しているチームに分があるのは明らかだと思います。
既に第1シードが数チーム敗退している状況もあり、選手権独特の空気感をいかに味方につけるか・・も考えていました。
しかし岡山シニアさんは想像以上に攻守ともにレベルは高く、非常にやりにくい相手でした。
我がチームは先発した2番手投手が、奮起したことが勝因。
もともと大一番に強く、少年野球時代から県大会でも結果を残す等、経験値が豊富な投手。
私自身、序盤の2失点まではokと考えていましたが、4回を1失点で乗り切ってくれました。
攻撃も四球から作ったチャンスに確実に得点でき、4-1の5回からエースを投入!
結果的に4-2で第1シードを撃破し、これでベスト16。
この試合は、チーム全員がチームの為に動くことのできた試合だったと思います。
日本選手権は「俺が!俺が!」という個人本位の姿勢で勝てる大会ではありません。
one for teamの精神こそが不可欠だと思っています。
来週も連戦(4回戦・準々決勝)になります。
奇しくも2年前、神宮を初めて勝ち取った年と同じ、組合せです。
2年前は、第1シードの岡山シニアさんに勝利し、王者神戸中央シニアさんに惜敗した後に敗者復活戦の勝利で神宮を勝ち取りました。しかしその年は記念大会で出場チーム数も多かった年。
今年の神宮枠は5チームのみ。
2年前のリベンジを含めて、次戦が非常に重要となります。
選手の心身の状態は絶頂に達しています!
私は、選手を信じるのみです!
この代の練習量の多さと野球への想いの強さ、勝利に対する欲望と執念はここ数年で突出しています。
さあ!見せてみろ!
自分たちの野球をやりきる姿を!
いつもどおり、グランドを駆け巡れ!