兵庫北摂リトルシニア総監督のつぶやき

兵庫北摂リトルシニア総監督のつぶやき

兵庫県篠山市で活動しています兵庫北摂リトルシニアの総監督です。
この”つぶやき”は総監督の独断と偏見によるものです。頑張っている選手の様子を総監督の目線でつぶやきます!

兵庫北摂リトルシニアの総監督です。

この「つぶやき」は私の独断と偏見によるものです。チーム総意の「つぶやき」ではありません。

ご理解の程、宜しくお願いします。

兵庫北摂リトルシニア総監督


本日ベスト8をかけた4回戦は2-2からのタイブレーク。

残念ながら2-3で惜敗しました。

 

声を張り上げて応援してくださった応援団長を始めとする保護者の皆様、そして8名の1年生・・

応援本当にありがとうございました。

気迫ある応援が選手に力をくれました。

感謝しかありません。

 

「たられば」を言えばキリがないですが、

勝負というのはこういうものです。

 

負けに不思議な負けなし・・

 

そして最後は勝利への執念が王者神戸中央シニアさんに及ばなかったということでしょう。

3年生には一生忘れられない敗戦になったと思いますが、

今日私が話したように、この敗戦を絶対に今後の野球人生の糧にしてほしいと願っています。

今日この一戦を振り返り、なぜ勝てなかったか、なぜ自分に結果が出なかったか、よく考えて欲しいと思います。

勝敗は平日の”全て”の行動を含めて、”全て”がつながっています。

野球以外のことも含めて私生活の行動に甘さがないか・・自分の行動に胸を張れるか・・よく振り返って見てください。

 

悔しい敗戦の後にこそ、自分を省みることが大事です。

多くの気づきが得られたなら、今の中学時代を預かる立場として私自身はこの敗戦をokとしたい・・・

(今は複雑な気持ちが頭の中に蔓延してうまく言葉にできません・・申し訳ありません・・)

 

とはいえ、まだ兵庫北摂の中学野球は終わったわけではありません。

全国につながる大会として、1か月後にはジャイアンツカップの兵庫予選も控えます。

 

明日朝、選手がどんな表情を見せてくれるか・・

期待してグランドに向かうつもりです。

 

兵庫北摂25期生!

まだまだ終われない・・

でっかい花を咲かせてみろ!

この週末は2回戦・3回戦の連戦・・

2回戦を勝利しても連戦で第1シードと当たる山場となる日程でした。

 

6月1日(土)、2回戦は高槻シニアさんとの対戦でした。

思い返せば、新チーム発足間もない8月の大阪鶴見大会で戦かった相手。

その日は強風の池田シニアグランドでした・・。

9月の秋季西部ブロック予選に向け、まだ手探りの状況ではあったものの、まさかのコールド負けを喫しました。

しかしあの敗戦後に、チーム全員で考える機会を得て、秋季大会に臨むことができました。

あの敗戦がなかったら現レギュラーチームの現状はないでしょう。

敗戦後、ホームグランドに帰って練習する選手の眼と姿勢を見て、私は「このチームは強くなる」と確信したのも事実。

 

しかし、4月末には練習試合もした、やりにくい嫌な相手でした。

結果的には8-1の5回コールド勝ちで終えましたが、

1回戦に続き気の抜けない一戦でした。

少しバタついた回もあり、エースの球数も50球(予定では40球がベストと考えていましたが)。

翌日の投手起用に少し課題を残した一戦となりました。

 

6月2日(日)、3回戦は第1シードの岡山シニアさんとの対戦でした。

春季関西大会で準優勝をおさめた勢いに乗るチームです。

春季関西大会の上位チームは日本選手権で苦戦するここ数年の傾向があります。

原因に確たる保証はないですが、春季関西大会と日本選手権の日程に約1か月もないことにも私は原因があると思っています。

その間の喜怒哀楽にまだ成長期にある中学生の心身状態がついていけるのか・・。

鼻が伸びてしまうこともあるでしょうし、頂点が見えた状態で悔しい敗戦があると、ここからの盛り返しに1か月という時間は少ない気がしてなりません。

その間、泥にまみれてひたすら練習しているチームに分があるのは明らかだと思います。

既に第1シードが数チーム敗退している状況もあり、選手権独特の空気感をいかに味方につけるか・・も考えていました。

しかし岡山シニアさんは想像以上に攻守ともにレベルは高く、非常にやりにくい相手でした。

我がチームは先発した2番手投手が、奮起したことが勝因。

もともと大一番に強く、少年野球時代から県大会でも結果を残す等、経験値が豊富な投手。

私自身、序盤の2失点まではokと考えていましたが、4回を1失点で乗り切ってくれました。

攻撃も四球から作ったチャンスに確実に得点でき、4-1の5回からエースを投入!

結果的に4-2で第1シードを撃破し、これでベスト16

この試合は、チーム全員がチームの為に動くことのできた試合だったと思います。

日本選手権は「俺が!俺が!」という個人本位の姿勢で勝てる大会ではありません。

one for teamの精神こそが不可欠だと思っています。

 

来週も連戦(4回戦・準々決勝)になります。

奇しくも2年前、神宮を初めて勝ち取った年と同じ、組合せです。

2年前は、第1シードの岡山シニアさんに勝利し、王者神戸中央シニアさんに惜敗した後に敗者復活戦の勝利で神宮を勝ち取りました。しかしその年は記念大会で出場チーム数も多かった年。

今年の神宮枠は5チームのみ。

2年前のリベンジを含めて、次戦が非常に重要となります。

 

選手の心身の状態は絶頂に達しています!

私は、選手を信じるのみです!

 

この代の練習量の多さと野球への想いの強さ、勝利に対する欲望と執念はここ数年で突出しています。

さあ!見せてみろ!

自分たちの野球をやりきる姿を!

いつもどおり、グランドを駆け巡れ!

 

春季関西大会2回戦で最終回3-1から、まさかのサヨナラ負け。

ジャイアンツカップ兵庫県予選の出場権をかけたGWの西部ブロック大会はベスト4以上を目標とし、

その目標は達成したものの、準決勝でタイブレーク、表に6点を奪いながらも、その裏7失点でサヨナラ負け・・・。

私自身はベスト4をゴールとした投手起用をしましたので準決勝での敗戦は全く問題ありませんでしたが、

それでも悔しい敗戦を経て、チーム内に蔓延する負のオーラに頭を悩ませていたのは事実です。

もちろんこれまで公式戦で結果を出してない投手の踏ん張りがあったこその惜敗でしたが、

負のオーラがあると一瞬にしてチームの成長・勢いは途絶えてしまいます。

 

目標は何なのか?

チームはどこを見ているのか?

決して指導者がぶれるわけにはいきません。

その間、勝敗を問わず、最大の目標であった投手陣の底上げがある程度できたこと、

目先の1勝よりも、チームの目標を見失うことなく、チーム力の向上に徹してきました。

 

そして過日の徳島県知事杯は全投手陣の頑張りで見事優勝を成し遂げました。

4人の投手陣が自らの責任を全うした優勝!

何よりもこれが一番の収穫。

日本選手権の予選に大きな勢いをつける大会となりました。

 

しかし、私自身、春季大会以降、やるべきことはできたと思いつつも、

最大の目標、日本選手権の予選には並々ならぬ緊張感がありました。

 

日本選手権の予選は、応援含め、”負けたら終わり”の独特の空気感があります。

各チーム、指導者・選手・・・そして保護者の想いを背負った戦いとなります。

私は毎回「いつもどおり!」を選手に徹底しますが、選手もチームに関わる関係者もこの大会にかける想いは強く、

「いつもどおり」が一番難しい・・のが事実。

 

1回戦の相手は名門・大和高田シニアさんでした。

伝統ある強豪!

今回の抽選結果は一戦も気が抜けない相手ばかり。

だからこそ、選手のこれまでの成長の過程が重要であり、それが生きる試合になります。

厳しい練習を乗り越えた選手の精神力こそが大一番に勝利への礎になります。

 

私には選手を信じる他ありません。

 

試合が始まり、やはりなかなか歯車が噛み合わないことを実感。

大和高田シニアさんにもかなりの気迫を感じました。

 

しかしこの試合は、少なかったチャンスにしっかり打線が機能しました。

2-0でリードながらもエースの球数も気になり始めた5回。

2死満塁。

ここで4番打者が、フルカウントから走者一掃の長打!

完璧な当たりでした。

これで勝負を決めました!

 

エースも投げにくそうにしながらも要所でギアを上げ、無失点。

 

終わってみれば6-0の完勝!

まずは一番難しい初戦を無失点で乗り切ったことはチームにとって非常に大きいです・・

また今後につながるプレーも随所にあり、

選手はこの1か月でさらに心身共に強くなっていることを実感することができました。

 

来週は土日の連戦となりますが、

とにかく一戦必勝!

選手は失敗を恐れずこれまで取り組んできた”兵庫北摂野球”をやりきるのみです!

 

そして今日受け取った大和高田シニアさんの想いのこもった鶴の重みも背負って躍進しよう!

勝者の宿命は、試合に勝ち続ける度に重く、そして大きくなります。

それが野球道です!

 

兵庫北摂はベースボールでなく、野球道です!

礼に始まり、礼に終わる、今も野球の試合に残るこの伝統の意味を良く考えよう!

 

関わる全ての人々の気持ち、そして敗者の気持ち・想い、

何よりも野球ができる感謝の気持ちを背負って

これまで積み重ねてきた野球を全て出し切ろう!

やりきるのみです!

 

必ず道は開ける!