学年末テストが終了し、生徒にとっては実質春休み期間に入りました。
さぁいよいよ!と思ったらグラウンドはこんな状況です。
そんなもんです。
夏の大会前なんかも梅雨と重なるので、こんな状況に陥りがちです。
ただ、強いチームは、大会の1週間前であろうが、1年前であろうが、(メニューは違えど)同じ意識で練習していると思います。
目標達成への時間としては、どちらも同じ貴重な1日です。
その1日1日を大切に、最善の練習を積み重ねていれば直前で焦ることはありません。
しかし、そううまく頑張れないのが人間です。
だから高校野球は人間力が試されるスポーツだと思っています。
人間力ってアバウトな言い方で、勝手に色んな要素を総称しているのですが、今回は「重要」と「緊急」にしっかり優先順位をつけられる人のことを指しています。
これから書く内容は、とある研修で学んだことなのですが、実際の生徒たちを見ているとすごくしっくりくる内容なので紹介したいと思います。
物事は、今すぐ必要な訳ではないけど「重要」なことと、とにかく今すぐ必要な「緊急」なことに分かれていて、うまくいく人ほど「重要」なタスクを優先すると言います。
例えば学校の宿題。
「重要」なこととして出される宿題ですが、すぐに取り掛からず、時間が経つと「緊急」なことになってしまいます。
おそらくその頃には、何か別の「重要」なことがあるはずなので、「緊急」なことに対応している間に成長のチャンスを逃してしまっています。
「重要」なうちにやっておけば自分の力になるものを、「緊急」にしてしまうことで優先順位がもうむちゃくちゃになります。
授業中に内職(別のこと)をしている生徒も同じですね。
高校生でアルバイトばかりしている生徒も同じです。
そう考えると、野球の試合における作戦ってのは、「緊急に見せかけて、重要なのは実はこっちでした〜(・ω<)てへぺろ 」みたいな、優先順位を狂わす物ばかりだなと感じます。
(大丈夫です、死後だと分かって使ってます笑)
それだけ優先順位が狂うと結果が伴わないってことですね。
本校は色々と誘惑が多いと思いますが、野球部には、今、本当にやっておくべき「重要」なことに目を向けてもらって、豊かな人生を歩んでもらいたいと思います。
話を戻しますが、大会までの期間が短くなって(緊急になって)から頑張ろうと思っても、もう手遅れです。
日々状況に合わせて、目標達成へ向けた「重要」な練習を積み重ねていきましょう。
今はグラウンドコンディションを見ながら、9月からの約半年間でどう成長し、何ができるようになったのかを計測中です。
それを阪南の宇野監督に報告し、戦い方を広げてもらおうと思います。
どんな選択肢が増えるのか、楽しみです!